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歴史に関するmmsuzukiのブックマーク (60)

  • 証言・中東現代史:歴史的なオスロ合意 あの「握手」の舞台裏 | 毎日新聞

    パレスチナ暫定自治で合意し、握手するイスラエルのラビン首相(左)とパレスチナ解放機構のアラファト議長(右)。中央はクリントン米大統領=米ワシントンで1993年9月13日、ロイター 田嶌徳弘(カイロ支局=1992~96年) イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)は1993年に入ると極秘の和平交渉を開始する。後に両者の協定が「オスロ合意」と呼ばれたのは、ノルウェーの仲介で交渉が主にオスロで行われたためである。 秘密交渉は各国の特派員も全く知らなかった。同年8月30日、イスラエルのラビン首相がPLOと占領地の暫定自治に関する合意が成立したと突如発表し、世界中がひっくり返ったのである。 混迷の度合いを深める中東情勢の源流を、毎日新聞の歴代特派員の証言で振り返ります。この記事は連載の第4回です。 過去の記事はこちらから。 そもそもイスラエル建国(48年)以来、PLOはイスラエルを国家として認めてい

    証言・中東現代史:歴史的なオスロ合意 あの「握手」の舞台裏 | 毎日新聞
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2024/06/12
    “もし、アラファト氏がキスをしようとしたら、それをどう防ぐか、クリントン氏は側近をアラファト氏に見立てて、実際に練習までした。”
  • ‘We’re in 1938 now’: Putin’s war in Ukraine and lessons from history

  • 何が「正しい」歴史なのか、それを誰が決めるのか 宇野重規さん:朝日新聞デジタル

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    何が「正しい」歴史なのか、それを誰が決めるのか 宇野重規さん:朝日新聞デジタル
  • 【はじめに】ニッポンの世界史:日本人にとって世界史とはなにか?|みんなの世界史

    2010年代の世界史ブーム—疫病・戦争・生成AI まもなく22世紀を迎える2100年の人々が21世紀初頭の世界をふりかえったとしよう。そこではどのような出来事がとりあげられるだろう? 「まもなく終わる21世紀」の幕開けにふさわしい出来事として選ばれるのは、いったい何になるのだろうか? 疫病の流行、大国による戦争、それとも生成AIに代表されるイノベーションか。あるいは気候変動、難民危機、持続可能な開発目標、新興国の台頭、あるいは権威主義やポピュリズムの拡大か—。 こうしたキーワードが並ぶかもしれないし、そうでないかもしれない。 そもそも70年後の人々が果たして、安穏と世界史を振り返るなどという営みをしているかどうか、知る由もない。 だが、彼らがもし、21世紀初頭の日を知ろうとしたとき、格好の資料となるであろうものがある。それは「日人から見た世界史」だ。 *** たとえば、国立国会図書館

    【はじめに】ニッポンの世界史:日本人にとって世界史とはなにか?|みんなの世界史
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2024/05/04
    “国外での出来事や変動が、日本にとっての転換点、あるいは危機やリスクをはらむものとして感じられたとき、日本人は決まって「世界」とその成り立ち(=「世界」の成り立ち)について考えてきた”
  • Amazon.co.jp: 世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史: 茂木誠: 本

    Amazon.co.jp: 世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史: 茂木誠: 本
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2024/05/04
    “世界史とつなげて学べ 超日本史 日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史 単行本 – 2018/2/16”
  • 『学習まんが 世界の歴史』22年ぶりに全面一新 全18巻の表紙絵は『ジョジョ』『ヒロアカ』作者ら16人担当

    集英社は23日、歴史を楽しみながら学べる漫画『学習まんが 世界の歴史』全18巻を、22年ぶりに全面リニューアルすると発表した。全18巻の表紙イラストは、『ジョジョの奇妙な冒険』作者・荒木飛呂彦、『キングダム』原泰久、『僕のヒーローアカデミア』堀越耕平ら16人の人気漫画家たちが描き、10月4日に発売される。

    『学習まんが 世界の歴史』22年ぶりに全面一新 全18巻の表紙絵は『ジョジョ』『ヒロアカ』作者ら16人担当
  • 【ニッポンの世界史】#33 地政学化する世界史:キッシンジャー・『悪の論理』・高坂正堯|みんなの世界史

    ようするに必ずしも「世界史」と銘打っていなくても、地政学という「学問」のアプローチを用いて、国家間の派遣争いを説明しようとすれば、結局は一定の歴史観にもとづいた「世界史」的な内容を含みもつことになります。 したがって筆者が「地政学的な世界史」と呼ぶ一般書は、必ずしも「地政学でわかる世界史」といったタイトルをとるわけではないということです。 2010年代以降に刊行された「地政学」をタイトルにもつ書籍の一部 こうした一般書やインターネットなどを通して流通される大衆的な「地政学」の問題性については、たとえばこれらの記事が的確に整理しているところです。 これに対し、近年では地政学を単純にタブー視、あるいは政治化させることなく冷静に学問として発展させていこうとする動向もあります(とくに庄司潤一郎・石津朋之『地政学原論』日経済新聞出版、2023年はバランスのとれた良いガイドです。なお批判的地政学の影

    【ニッポンの世界史】#33 地政学化する世界史:キッシンジャー・『悪の論理』・高坂正堯|みんなの世界史
  • マット・リドレー「未来を悲観して子供を持たない若者が心配だ」 | 「合理的楽観主義の第一人者」が語る

    英国の貴族であり、科学ジャーナリストとして多数の著書を出してきたマット・リドレー。「合理的楽観主義者」とされる彼は、必要以上に未来を悲観することはないと考えている。スペイン紙「エル・ムンド」が、コロナ禍を経た現在の情勢を踏まえて取材した。 悲惨に思える現在も「前向き」でいられるか マット・リドレーはその好奇心から、性の進化を研究し、さらにヒトゲノム、そして徳の起源も研究した。彼の一番人気の著書『繁栄──明日を切り拓くための人類10万年史』は、30ヵ国語に翻訳され、100万部を売り上げている。 書のなかでリドレーは、今世紀、私たちは物質的進歩、環境的進歩の両方を享受するだろうと述べた。長い時間をかけ、人々の相互交流と専門化が進むことにより、人類のあいだに集団的思考が形成され、結果として生活の質が向上するのだという。 だが、グローバリゼーションの評価は現在、書が出版された当時より悪い。人類

    マット・リドレー「未来を悲観して子供を持たない若者が心配だ」 | 「合理的楽観主義の第一人者」が語る
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2024/04/11
    “15世紀、欧州にコーヒーが伝わった際には、その飲用に猛烈な反対の声があがりました。健康に有害で危険な飲み物だと考えられたのです。教会から迫害され、多くの国で禁止されました。”
  • 世界史授業の教材研究:手元にあると便利なもの|みんなの世界史

    "まじめ" に教材研究をするにあたって、「こんなものが手元にあると便利」というリストです。 もちろん、一見授業の組み立てとは関係のなさそうな "ふまじめ" なものも含めて、関心を広く払っておくことが大事であるというのが、正直なところではあります(往々にして"ふまじめ" と "まじめ" は、それぞれの極北でピタッとくっつくものです)。歴史を学ぶ「意味」や「たのしさ」は、なるべく多面的にとらえたほうがよいですから。 ともかくこのリストは "まじめ"に、かつ、あんまり格好つけずに選んだものです。 リストアップされているのは「授業のアンチョコ」「知識のソース」「わかりやすい説明の方針」「おもしろエピソード」というよりは、歴史の授業で扱う内容について、何を用意し、どういう方針で ”調理” するのかという見立てに関する資料集(レファレンス)や読み物(主に資料の出所が明示されているもの)です。 多くの人

    世界史授業の教材研究:手元にあると便利なもの|みんなの世界史
  • 【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ|みんなの世界史

    「みんなの世界史」(世界史のまとめ/日史のまとめ) noteコンテンツの総目次です。 全部合わせると、100万字以上あると思いますが、全文無料です。 since 2018.10- 基コンセプト 昔と今を、今と未来をつなぐ。 世界の中の日、日の中の世界をつなぐ。 世界史を26ピースに「輪切り」にし、 深く、たのしく、わかりやすく”翻訳”する。 コンテンツの一覧【1】ゼロからはじめる世界史のまとめ(世界史×ゼロから) 【2】同時に学ぶ! 世界史と地理(世界史×地理) 【3】世界史のまとめ × SDGs(世界史×未来) 【4】"世界史のなかの" 日史のまとめ(世界史×日史) 【5】世界史の教科書を最初から最後まで(世界史×教科書) 【6】新科目「歴史総合」を読む(歴史総合) 【7】新科目「世界史探究」を読む(世界史探究) 【8】歴史の扉(歴史×モノ) 【9】歴史のことば(書評) 【1

    【全文無料】総目次 世界史/日本史のまとめ|みんなの世界史
  • 『東京見学地図』でGHQ占領下の東京を見る

    以前、当サイトで取材した野ばら社が出版していた『児童年鑑』。 子供向けの統計年鑑だが、そこに掲載されている絵地図がめちゃくちゃよいので、紹介したい。 『児童年鑑』の絵地図とは 野ばら社に限らず、戦前から戦後の一時期までは、各出版社が「年鑑」という書籍を毎年発行していた。 なかでも野ばら社の『児童年鑑』はかなりの人気があり、野ばら社の経営を支えたといわれる。 筆者所有の野ばら社の児童向け年鑑 その児童向け年鑑の中に、各地の特産品や名物名所などを書き込んだカラーベージの絵地図があるのだが、ぼくはこの絵地図が大好きで、以前も記事内でいくつか紹介した。 こんな感じの絵地図が地域ごとに掲載されている この、児童年鑑の絵地図だが、野ばら社は現在、絵地図の部分だけを復刻して印刷し、イベントや通販で販売している。 先日行われたイベントで、そのなかのいくつかを購入したのだが、どれもめちゃくちゃおもしろい

    『東京見学地図』でGHQ占領下の東京を見る
  • ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景 京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史 | 長周新聞

    京都大学で13日におこなわれた公開セミナー「人文学の死――ガザのジェノサイドと近代500年のヨーロッパの植民地主義」【既報】より、藤原辰史・京都大学人文科学研究所准教授の基調講演「ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景」の要旨を紹介する。 □      □ 今日の問題提起は、ドイツ現代史研究者の一員である自分にも矛先を向けたものでもある。 ドイツ現代史研究者は、パレスチナ難民やイスラエルの暴力をまったく無視しているかといえばそうではない。批判も多々してきているが、当事者意識が欠落している。たとえば、パレスチナ問題を「生成」した問題として扱い、きわめて「他人事」として起きている「かわいそうなこと」という倫理的問題として捉えがちである。その「上から目線」がパレスチナ問題を見る目を曇らせているように思う。 そして、パレスチナとともに中東欧や南欧へも関心が低すぎる。ド

    ドイツ現代史研究の取り返しのつかない過ち――パレスチナ問題軽視の背景 京都大学人文科学研究所准教授・藤原辰史 | 長周新聞
  • ロシア人が“専制君主”のほうがマシだと支持してしまう歴史的背景 | 世界の反ユダヤ主義を煽ったのはロシア

    ロシア人は「専制君主」のほうがマシだと考える ──ロシアでは、歴史上、政治的リベラリズムが根付くチャンスがまったくなかったのでしょうか。西欧化を進めたピョートル大帝でも、当時発達しはじめていた議会主義や自由拡大の流れを輸入しませんでした。 ロシア歴史を形作ってきたのは、専制支配の伝統です。その伝統を体現するのがイヴァン雷帝です。彼は「地上の神」とでもいえばいいのか、西欧の絶対君主すら圧倒する存在でした。想像を絶する暴力や残酷さを強いることもあり、叛乱を起こした都市ノヴゴロドは血の川にされました。彼の民兵は気晴らしに村を略奪できたほどです。 そんな君主は民衆に嫌われそうですが、そうでもありません。彼の死後、ロシアで「動乱の時代」が始まったからです。陰惨な後継者争いが始まり、大飢饉などのさまざまな災厄も重なりました。ロシアはポーランドに侵略されて弱体化したものの、民衆が奇跡的にポーランドを追

    ロシア人が“専制君主”のほうがマシだと支持してしまう歴史的背景 | 世界の反ユダヤ主義を煽ったのはロシア
  • プーチンは自分たちが「世界を救う存在」だと信じている | ウクライナ侵攻は人類のため?

    ロシアを特徴づける「膨張主義」 ──ロシア歴史が始まったのは1000年以上前です。かつては、現在のウクライナ周辺の公国の緩やかな連合でしたが、いまは1700万平方キロメートルもの広大な領土を持つ大国となっています。20世紀には領土が2200万平方キロメートルもありました。 ロシアの膨張主義を理解したいなら、まずは地図を見るべきです。ロシアの子供たちは地図を見ると、世界一大きな国であることを誇りに思う一方、不安にも駆られます。こんなに広大な領土はとても守りきれないのではないかと考えるのです。 ロシアでは、16世紀に領土を広げたイヴァン雷帝の時代から、「防衛的膨張主義」がよく見られます。同国には自分たちを守る山や海や大河がありません。だから領土を広げると、そこを守るために、さらにその先の土地も征服しなければならないと感じてしまうのです。 プーチンが2016年のロシア地理学協会のイベントで口に

    プーチンは自分たちが「世界を救う存在」だと信じている | ウクライナ侵攻は人類のため?
  • 最新世界史図説 タペストリー 二十二訂版|株式会社帝国書院

    ※定価が変わりました。 【2024年度版の改訂点】 1 巻頭の読み解き特集に問いを設定した「探究」ページを充実させました。 2 「時代のまとまりに対する『問い』を設定しよう」で世界史探究に対応しました。 3 巻頭特集「時代とともに変化する女性の役割」を新設しました。 【特色】 1 世界史の時間軸と空間軸を整理する全体構成になっています。 2 現代史ページは、同時代史と地域通史で整理して理解しやすくなっています。 3 テーマ史整理特集は、全53テーマと充実させています。 4 全93点の史料を収録した「別冊史料」と「別冊白地図作業帳」が付属しています。 【二十二訂版】 ・世紀・勢力範囲図「世界全図」 ・動画14点 ・読み解き演習①~⑤ 準拠ワークシート 生徒用/教師用(解答・解説) ・別冊史料93点 ・『別冊白地図作業帳』問題・解答 ・「白地図集」 ・「ヒストリーシアター」教師用解答・解説

    最新世界史図説 タペストリー 二十二訂版|株式会社帝国書院
  • https://www.amazon.co.jp/%E8%A9%B3%E8%AA%AC%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%8F%B2%E5%9B%B3%E9%8C%B2-%E7%AC%AC5%E7%89%88-%E4%B8%96%E6%8E%A2704%E6%BA%96%E6%8B%A0-%E6%9C%A8%E6%9D%91-%E9%9D%96%E4%BA%8C/dp/463404515X/

    mmsuzuki
    mmsuzuki 2024/02/08
    “詳説世界史図録 第5版: 世探704準拠 大型本 – 2023/5/1”
  • 【解説】 イスラエル・ガザ戦争 対立の歴史をさかのぼる - BBCニュース

    パレスチナのイスラム組織ハマスは7日朝、前例のない規模の攻撃をイスラエルに対して開始した。何百人もの戦闘員が、パレスチナ自治区ガザに近いイスラエル領内に侵入したのだ。 イスラエル政府によると、7日当日に殺害された約1200人をはじめ、これまでに少なくとも1300人の死亡が確認された。200人近い兵士や民間人(女性や子供を含む)が拉致され、人質にされてガザ地区へ連行された。

    【解説】 イスラエル・ガザ戦争 対立の歴史をさかのぼる - BBCニュース
  • 第3次大戦を防ぐ歴史の教訓 アジアが欧州に学ぶべきは 小原淳さん:朝日新聞デジタル

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    第3次大戦を防ぐ歴史の教訓 アジアが欧州に学ぶべきは 小原淳さん:朝日新聞デジタル
    mmsuzuki
    mmsuzuki 2023/10/22
    “彼らは欧州人であるという自覚を、民主主義や人権、法の支配、多民族・多文化の共生、寛容といった価値観と結びつけて考えています。ゆえに大戦のことを忘れず話し合い続けられる。”
  • 既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書

    万物の黎明 人類史を根からくつがえす (翻訳) 作者:デヴィッド・グレーバー,デヴィッド・ウェングロウ光文社Amazonこの『万物の黎明』は、世の中にはやってもやらなくてもいいようなクソどうでもいい仕事で溢れているのではないかと論を展開した『ブルシット・ジョブ』で知られるデヴィッド・グレーバーの最新作にして、遺作となった大作ノンフィクションである(単著ではなく、考古学の専門家デヴィッド・ウェングロウとの共著)。今回テーマになっているのは、サブタイトルに入っているように、「人類史」だ。 多くの(特に売れている)人類史には、環境要因に注目したジャレド・ダイアモンド『銃・病原菌・鉄』や「虚構」をテーマにしたユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史』のように「わかりやすい切り口」が存在するものだが、書(『万物の黎明』)の特徴の一つは、数多語られてきた「わかりやすい切り口」の「ビッグ・ヒストリ

    既存の「わかりやすい」人類史を現代の知識・研究でとらえなおす、『ブルシット・ジョブ』著者の遺作となった大作ノンフィクション──『万物の黎明 人類史を根本からくつがえす』 - 基本読書
  • 「世界史」の世界史(学術俯瞰講義)

    コーディネータ:羽田 正 ナビゲータ:後藤 春美 皆さんの多くは、高等学校で「世界史」を学習したはずです。大学入試の科目として「世界史」を選択した人も多いでしょう。ですから、ちょうど数学の定理や物理の法則のように、高校生が世界中で同じ世界史を学んでいるのだと信じているのではないでしょうか。しかし、実はそうではありません。 世界史という名前の科目は、日中国など東アジア諸国に特徴的にみられ、欧米や中東などでは単に「歴史」と呼ばれる科目しかありません。また、大筋は同じだとしても、国によって、教科書の内容は微妙に異なっています。世界史は、決して一つではないのです。なぜでしょう。 世界史の理解は、自分たちの生きる世界をどう認識するかということ、すなわち世界観と深くかかわっているからです。現代世界でも、人々の世界観は同じではありません。まして、過去においては、地域や時代によって様々な世界観があり、

    「世界史」の世界史(学術俯瞰講義)