「国の電気ですから、私的とか、仕事上かもしれないけど、自前の電気でやってください。そのように各地の裁判所でもしています」 【写真あり】2019年、高野弁護士の事務所を出るゴーン元会長 9月27日、横浜地方裁判所。パソコンを法廷内のコンセントにつなごうとした高野隆弁護士に、横浜地裁の景山太郎裁判長はそう言い放った(景山裁判長の発言内容は、高野弁護士のブログより)。 「高野弁護士は、日本で三本の指に入るといわれる刑事事件のエキスパートで、日産自動車のカルロス・ゴーン元会長の弁護人を務めたことで知られます。スタジオジブリの宮崎駿監督に似た風貌も、ネットでしばしば話題になります」(裁判ウォッチャー) 景山裁判長の冒頭の発言は、覚醒剤密輸事件の4回めの公判前整理手続きでのこと。高野弁護士は、景山裁判長の発言が裁判所の正式な処分であることをその場で確認し、すぐに異議を申し立てたが棄却されたため、東京高