野坂昭如さんが亡くなったようだ。 まだ第一報が届いたばかりで、実感がわかないのだが、新聞社のウェブサイトがそう書いている以上、そういうことなのであろう。そんなわけなので、今回は、野坂さんについて個人的に思うところを書いておくことにする。 この数年、中高生の頃に仰ぎ見ていた人の訃報に接する機会が急速に増えた。 こっちがトシをとっている以上、若い時代にあこがれていた年長の人間が一足先にトシをとって行くのは理の当然であって、ものの順序からして、先に生まれた人間が先に死ぬことは、いたしかたのない展開ではある。おそらく、これから先は、より身近な人間や、同年輩の友人の葬儀に参列せねばならない機会が増えるのだろう。それもこれも自分が最後まで生きていられればの話ではあるが。 野坂さんの作品は、高校の頃にまとめて読んだ。それ以前も以後も、読んでいないと思う。 野坂さんに限らず、当時の小説家については、ほとん
関連トピックス参議院選挙団藤重光さん 死刑廃止論者として知られ、最高裁判事も務めた東京大学名誉教授の団藤重光(だんどう・しげみつ)さんが、25日午前、老衰のため死去した。98歳だった。 刑事法学界の重鎮でリベラル派として知られる。刑事訴訟法など数多くの立案にかかわった。東大法学部長を経て1974〜83年に最高裁判事を務めた。 判事時代には、再審の門戸を広げたとされる「白鳥決定」を推進したほか、大阪空港騒音訴訟などで反対意見を展開。衆院、参院の各定数訴訟では違憲論を唱えた。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料登録で気軽にお試し! サービスのご紹介は こちら
宇宿允人さん76歳(うすき・まさと=指揮者)5日、腎臓がんのため死去。密葬は親族で済ませた。喪主は長女由賀里(ゆかり)さん。 大阪フィルハーモニー交響楽団専任指揮者などを経てフロイデ・フィルハーモニーを結成、「宇宿允人の世界」と題した定期公演を29年にわたり計186回開催した。
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