親事業者の立場を利用して、下請け事業者の利益を不当に害した疑いがあるとして、公正取引委員会が、中古車販売大手ビッグモーター(東京都港区)に対し、下請け法違反容疑で調査に乗り出したことが判明した。関係者が明らかにした。公取委は違反行為が確認でき次第、下請け代金の支払いや被害回復をビッグモーターに勧告する方針とみられる。 下請け法は、親事業者と下請け事業者の公正な取引を図り、下請け事業者の利益を守る法律。親事業者と下請け事業者の資本金の違いに基づき、両者の優劣関係を自動的に判断する特徴がある。個別事情を加味して「優越的地位の乱用」を厳格に認定し、課徴金の納付命令を出せる独占禁止法に比べて適用が容易で、早期の被害救済につながりやすい。
東京都内のビッグモーター9店舗で、除草剤の成分が検出された問題。 17日、東京都の小池百合子知事は「今後、被害届、警察と相談すること。どのような形で原状回復していくのかなどを詰めていきたい。人為的に枯らすということは、あってはならないこと」と述べた。 会社ぐるみでの除草剤使用が明らかになりつつある、ビッグモーター。 その背景には、兼重宏一前副社長が主導した過剰な「環境整備点検」の存在があったと指摘されている。 FNNは、社内でトップクラスのセールスを誇り、仕事以外でも宏一前副社長と交流があったという、元社員のA氏に話を聞くことができた。 元社員Aさん「報道の通りだと思いますよ。僕も宏一氏が原因で辞めたので。機嫌が悪いと、本当に大変です。宏一氏が社長になったら、とんでもないことになると思い、僕も辞めた」 そしてA氏は、環境整備以外にも、宏一氏が主導してきた“ある問題”を指摘。 それは、客が車
「Google Mapからビッグモーターが消えた」とネット騒然!地図上から全店舗が忽然と姿消す異常事態 社会・政治 投稿日:2023.07.31 20:50FLASH編集部 保険金の水増し請求問題で揺れるビッグモーター。7月25日に前社長が会見を開き、副社長である息子とともに辞任する旨を発表した。社員へのパワハラや契約捏造などさまざまな疑惑が噴出し、窮地に陥っている同社だが、特に疑念を抱かれているのが「街路樹問題」だ。 「ビッグモーターの一部店舗前で、公道の街路樹が枯れたり、伐採されていることが判明したんです。当初、ビッグモーターは過去の除草剤使用を認めつつ、組織的関与は否定していましたが、28日、除草剤等による影響で枯れた可能性が高いとして、ホームページ上で謝罪しました。 【関連記事:有名人の豪邸を勝手に見に行く(1)ソフトバンク孫正義邸】 また、同日、斉藤鉄夫国交大臣が、国道で除草剤の
滋賀県草津市にある「ビッグモーター」の店舗の前の街路樹が枯れていたことについて、店の担当者が県の聞き取りに対し、「本社からの指示で除草剤をまいていた」と回答していたことが県の関係者への取材でわかりました。県は今後、詳しい状況を調べることにしています。 滋賀県南部土木事務所によりますと、2023年5月、「ビッグモーター草津店」の前の県道沿いに街路樹として植えられていたくすのき6本が枯れていることが確認され、県は6月倒木などの危険があるとして枯れた街路樹を伐採したということです。 これについて3日前の7月28日、県が店舗に聞き取りを行ったところ、店の担当者が「定期的な清掃の際に、環境整備として、本社からの指示で除草剤をまいていた」などと回答していたことが県の関係者への取材で新たにわかりました。 「ビッグモーター」の店舗の前の街路樹が枯れている問題は各地で確認されていて、会社はホームページ上で「
Published 2023/07/30 21:08 (JST) Updated 2023/07/31 13:04 (JST) 中古車販売ビッグモーターが保険代理店としての立場を悪用し、虚偽の自動車保険契約を結んでいた疑いがあることが30日、分かった。関係者の話を総合すると、個人が所有していない車両を対象とした保険契約が昨年、福井県の店舗で複数確認され、捏造に当たると判断された。全国で横行していた自動車保険金の水増し請求に続き、保険業法違反の恐れがある不正が新たに判明した。 金融庁は31日にも同社に報告徴求命令を出し、代理店業務の実態を詳しく調べる。関東財務局も既に同社役員を呼んで任意の聴取を行った。問題が認められれば業務改善命令などの処分を出す。一定期間の業務停止や保険代理店の登録取り消しといった厳しい措置に踏み切る可能性もある。 同社は損害保険各社から委託を受け、中古車を買った客に任意
250回 アホすぎるビッグモーターの記者会見 ビッグモーターの不適切な保険請求の件に関する記者会見。会見を通知する書面に危機管理専門のPR会社の名前もあり、そこの指導のもと行われたらしいのだが、最近では稀にみる、ひどいものだった。 あの会見をみて「これはひどい。弁護士なりなんなり、専門家と打ち合わせてからやってないのかな?」と思った自分のような人も多くいると思うのだが、やったうえであれだったということで、PR会社の手が入ってもどうにもならない経営陣の底抜け具合の成果だと思う。 本来の保険の不正利用の話。諸悪の根源かのように語られる典型的に駄目な二代目である前副社長の話。続々告発されるパワハラの問題。「経営計画書」とか「環境整備点検」を進めていたコンサルの話。そういった問題は専門的な知識を持った人がちゃんと解説してくれるだろうから、自分は彼らのうんざりするような底抜け具合について感想を述べて
直近の報道だけ見てるとまるでBMだけが悪くて損保は被害者ポジションのように見えるけど、実際にはそんな単純な話でもない。 あの水増し請求ビジネスモデルは損保の協力なしには成り立ちにくかったはずだぞ。 査定がザルもらい事故を起こされて相手から賠償してもらう時、保険会社からさんざん値切られた経験ある人もいるでしょ? なのに今回、保険会社はBMが出してきた修理見積もりを言われるがままに支払っていた。そんなことある? 損保は事故処理のプロだから、整備士が工場内で稚拙に捏造した傷くらいならある程度は見抜いてしまうはずなんだよね。少なくとも、「違和感あるなあ、立会査定したほうがいいかも」くらいは考えてよかったはずだ。 そういう事例が続けば、内部告発なんかなくても「あそこはおかしいぞ」ってことになっていたはずだ。じゃあ過去の案件を精査してみよう、あれれ平均請求額おかしいね、作業内容にも妙な偏りがあるね、今
2023年7月18日、中古車販売大手「ビッグモーター」が、弁護士3名による調査委員会からの報告書を公開した。これによるとビッグモーターは、ユーザーから預かった修理車両に対して、店舗側でさらに傷を負わせて(靴下にゴルフボールを入れてボディへ叩きつけていた事例も記載)、割り増しした修理費を損害保険会社へ請求、さらに新品を購入したといって実際には安い中古交換部品を取り寄せて装着し、差額を着服していたという。 【画像ギャラリー】「ビッグモーター」のよくない噂は耳にしておりましたが…メディアも反省します、な画像一覧(3枚) クルマ好きにとっては話を聞くだに鳥肌が立つ事件だが、果たしてこれは、ビッグモーターだけの問題なのだろうか。中古車業界では「こういう話」がいまもそれなりに横行しているのか。中古車業界に造詣の深い自動車専門ライターに、報告書を熟読してもらいつつ、詳しく話を伺った。 文/萩原文博、写真
中古車販売大手ビッグモーター(東京)の兼重宏行社長が、保険金不正請求問題の報道を巡り、全店の店長に宛ててメディア批判を展開していることが20日、わかった。関係者が、兼重氏が19日に配信したLINEの文書を産経新聞に明らかにした。今回の不正請求問題の報道を「世間の関心を集めるため」などとして、強い不満を示している。 入手した文書によると兼重氏は「メディアの常として、全社員の2%に満たない一部のBP(板金塗装)社員の過去の不祥事でも、世間の関心を集めるために、会社全体の組織ぐるみだと決めつけて報道しています」と批判した。 さらに「特に、今回の件には一切関係ない、店舗とサービス工場の写真を使って、記事、動画を流しています」とメディアの報道のあり方にも踏み込んで憤りをつづっている。 ビッグモーターは18日にホームページ上で、外部専門家から構成される特別調査委員会による調査結果の全文を公表。不正を認
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