KDDI傘下のauペイメント(東京都港区)は1月18日、給与をモバイル決済サービス「au PAY」などで前払いできる企業向けサービスを5月に提供すると明らかにした。従業員は、給与の一部をau PAYや電子マネー「WebMoney」の残高として、給料日より前に受け取れる。企業が従業員に向けた福利厚生として導入することを見込む。 従業員の前払い申請は専用サイトで受け付ける。金額の上限は勤怠情報を基に、申請日までの労働日数から算出する。システムの開発には、給与の前払いサービス「FUKUPE」を提供するADVASA(東京都港区)が協力。ADVASAは前払いの金額に応じて企業から利用料を受け取る。 auペイメントによれば、給与の前払いは従業員の不必要な借金の防止や、コロナ禍により収入が減ったパート・アルバイトの生活費確保につながるという。企業側にも従業員の離職を抑えられるメリットがあるとしている。
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