世界初となる食べることを目的としたロボット「こんにちは。今日、私はあなたと会話できることを楽しみにしてました」。音声とともに両手を振り、左右に揺れる全長約7センチの薄黄色の物体。つぶらな瞳もある。リンゴ味のグミだが、実はロボット。電気通信大の仲田佳弘准教授(ロボット工学)らのチームが、世界初となる食べることを目的としたロボットの開発に成功した。 ロボットはゼラチンでできた可食部と金属部分からなる。ゼラチンには空気穴が通り、ぷるぷると揺れる仕組みだ。音声はロボットに接続したスピーカーから出る。 このロボットで一体何を行うのか。仲田さんが目指すのは「新たな食体験の創出」。そのヒントとして挙げたのが、国民的キャラクターのアンパンマンだ。「アンパンマンが顔をちぎり誰かに与えると、通常以上のおいしさを感じて元気が出る様子が描写されますよね」。食べ物との交流で、人の味覚に変化が起こるかもしれないと考え
イーロン・マスク氏が創業した脳インプラント企業「Neuralink」は、2024年1月に最初のヒト臨床試験を実施しました。この臨床試験で脳インプラント手術を受けたノーランド・アーバー氏の術後100日レポートが2024年5月8日(水)に公開されました。 PRIME Study Progress Update — User Experience | Blog | Neuralink https://neuralink.com/blog/prime-study-progress-update-user-experience/ Neuralinkは「神経信号を受信して体外にワイヤレス送信する脳コンピューティングインターフェース(BCI)」を開発する企業で、マヒ患者の脳にデバイスを埋め込むことで患者の独立性を回復し生活を改善することを目指しています。 アーバー氏は、2024年1月にNeuralink
こんにちは。GitHub Copilotを先日初めて触って、感銘を受けたMNTSQ代表の板谷です。MNTSQの代表をしておりますが、現役の弁護士でもあります。 なぜ私が、GitHub Copilotに感銘を受けたかというと、「プログラミングの LLM による進化」は、契約という言語をコーディングするためにもドンピシャで使えそうだと感じたからです。 例えば、GitHub Copilot では、自分の過去のコードを参照して、最適なコードをサジェストしてくれます。 これは、契約に関わるすべてのビジネスパーソンが求めていたものです!契約の 99.9%が過去のコードの使い回しであるにもかかわらず、毎回ゼロからコーディングするのが本当に苦痛だからです。ちなみに、前回契約と理由なく diff があると取引先に怒られます。笑 しかし、GitHub Copilot 的なものがプログラミング言語だけでなく契約
2000年代の日本を騒がせた実話。映画「Winny」から,ネットを席巻したP2Pファイル交換ソフトの歴史を辿る 編集部:huan 広く使われていたファイル共有ソフト「Winny」を開発した故・金子勇氏が,著作権法違反ほう助の容疑で逮捕され,裁判に長い月日をかけ……。2000年代の日本を騒がせた衝撃の事件を描いた映画「Winny」が,2023年3月10日から公開されている。 © 2023映画「WINNY」製作委員会 いまから20年前の事件になるが,4Gamerの読者にはリアルタイムで追っていた人も多いだろうし,実際に自分もWinnyを使っていたという人も少なからずいるだろう。また知らない人であっても,一連の事件を描いた今回の映画で,その顛末をあますところなく把握できるようになっている。 映画というものはその特性から,数時間という短い枠でさまざまな事象を見せて,ストーリーをすっきりと起承転結で
※スネカミコーナー コロコロキャラや漫画内の変なところや気になるところにツッコミを入れるコーナー。コーナー名の由来は骨川スネ夫の髪型。その立体構造を予想したハガキが1987年1月号に掲載されたことを切っ掛けに、数か月に渡る大論争がファンクラブ内で勃発。同年9月号にて正式にコーナー化された。 リンク Wikipedia 月刊コロコロコミック 『月刊コロコロコミック』(げっかんコロコロコミック)は、小学館が発行している小学生向けの月刊漫画雑誌。1977年5月15日創刊。漫画の他に、様々なキャラクターや玩具、ゲームなどを扱っている。『月刊コロコロコミック』と『別冊コロコロコミック』と『コロコロイチバン!』は、「コロコロ3兄弟」と呼ばれる。 少年漫画雑誌の読者層が上がっている中で、小学生が読むための漫画雑誌として創刊。学年誌より一回り小さいサイズとすることにより余った紙を厚さにまわし、この手にした
2023年3月22日に行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で、大谷翔平選手の投打に渡る大活躍などにより、日本は米国を下して優勝を飾った。前日に行われた準決勝のメキシコ戦のサヨナラ勝ちに続いて、手に汗握る決勝戦に(EE Times Japanの記事を書くのも忘れるほど→スミマセン)、狂喜乱舞した。 筆者は、3月10日から始まったWBCの日本戦をPCのAmazon Prime Videoで見ながら、もう1台のPCで仕事をしていた(全然仕事が手につかなかったが)。日本代表の栗山監督が「野球ってすごいな」とインタビューで答えていたが、本当にすごいものを見せてもらったと思った。 しかし、PCでWBCを見て「やったあ」などと叫んでいた反面、「このPC市場とそれに使われる半導体が大変なことになっているんだよな、それを記事にするんだよな」と憂鬱な思いに悩まされていた。 日本のWBC優勝に水
もっとソフトウェアを重視すべきだったのか、多機能化よりデザインを洗練させるべきだったのか、この時代もそもそも先端技術では無かったのか…意見は様々
サンフランシスコの、肌寒いある土曜日の午後、筆者は友人たちとパティオヒーターを囲んでいた。その時、誰かが記念写真を撮ろうと言い出したのだが、予想外の展開がそれに続いた。その友人は、スマートフォンではなく、コンパクトデジタルカメラを取り出したのである。「おいおい。コンデジはスマホのせいで何年も前に絶滅したじゃないか。なんで彼は『iPhone』を使わないんだろう」。筆者はそう思った。といっても、友人のカメラはソニーのハイエンドモデル「RX100 VII」で、コンパクトカメラの傑作、今も生産されている数少ないコンデジの1つだったのだが。 50ミリのニコンレンズを搭載したiPhone 14 Pro。 Appleのプロ用カメラが登場する可能性はあるだろうか。 提供:Patrick Holland/CNET Appleやサムスン、Googleのスマートフォンには、市場トップクラスのスマートフォン用カメ
機械学習を用いた顔認識システムは地下鉄の運賃や食堂の支払いを自動で行うといったシステムのほか、政府による監視網や犯罪の捜査に用いられています。一方で、顔認識システムの正確性やプライバシー面での是非も議論されており、イタリア規制当局が一部の犯罪捜査・抑止目的以外には利用を禁止したり、アメリカの大都市が相次いで当局による使用を禁止したりしています。特に有色人種の認識で誤認を起こしやすいことが確認されており、2022年末ごろに無実の黒人男性が顔認識システムの間違いにより不当に逮捕されたケースを弁護士が発表しています。 JPSO used facial recognition to arrest a man. It was wrong. | Crime/Police | nola.com https://www.nola.com/news/crime_police/jpso-used-facial
Tencent wants you to pay with your palm. What could go wrong? テンセントが密かに進める 「手のひら」決済、 QR、顔に続く標準になるか ウィーチャット・ペイ(WeChat Pay)を展開するテンセントが、中国の一部の都市で掌紋認識を利用した決済の実証実験を進めている。中国ですでに普及しているQRコードや顔認識を利用した決済に続く手段となるか。 by Zeyi Yang2022.12.01 5 11 1セントと引き換えに炭酸水のペットボトルをもらえるとしたら、あなたは受け取るだろうか? この質問に「はい」と答える前に、落とし穴があるのに注意してほしい。ペットボトルを受け取るには、手のひらをスキャンして、その情報を中国の巨大テック企業と共有する必要があるのだ。 これは先日、実際にテンセント(Tencnet)が中国の一部消費者に向けて
ゲームの中で「レイトレーシング」はどう使われる? 実例を見てみよう:レイトレーシングが変えるゲームグラフィックス(第2回)(1/3 ページ) PC向けGPU(グラフィックスカード)はもちろん、家庭用ゲーム機でも一般的になりつつある「リアルタイムレイトレーシング(RT)」。前回は、レイトレーシングという技術のそもそも論と、Microsoftがレイトレーシングパイプラインを統合した「DirectX Raytracing(DXR)」をリリースしたことがゲームグラフィックスに与えうる影響について解説した。 →最近よく聞く「レイトレーシング」 一体ナニモノ? 今回は、RTを使うことによってゲームグラフィックスがどのように変わっていくのかを考察していく。 「ハイブリッドレンダリング法」という発想の提唱 2018年のDXRの発表とほぼ同時に、ゲームエンジン「Unreal Engine」を手がける米Epi
最新のテクノロジーを備えたスマホのカメラは、景色を撮ったり、自撮りをする以外にも、隠しカメラを検出できることが明らかになった。 これを可能にするのは、最新のスマホに搭載されているToF(Time of Flight)センサーだ。ToFセンサーは、レーザーを物体に照射し、反射して戻ってきた反射光を分析することで撮影した画像の深度を計測し、カメラの設定を最適化している。アップルはiPhone12とiPhone13のProモデルにこのセンサーを搭載しており、サムスンはGalaxy S20+に搭載した。 シンガポール国立大学と韓国の延世大学の研究チームは先日、スマホのToFセンサーを用いて隠しカメラを発見するテクノロジーについての論文を発表した。レーザーがカメラのレンズに当たると、通常とは異なる反射が発生するが、研究者らはこの特性を利用し、隠しカメラを約90%の確率で検出する LAPD(Laser
Innovative Tech: このコーナーでは、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディア「Seamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、理化学研究所、北海道大学の研究チームは「頬動作を検出するマスク型デバイス」を開発した。マスクの内側に布型のセンサーを取り付け、頬を膨らませた際の接触を検出することで、頬の動きでクリック操作を行える。 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、ハンズフリーのユーザーインタフェースの重要性が高まっている。視線や音声といった主流な入力方法がある中で今回は、マスクを装着した状態で頬の動きを利用したユーザーインタフェースを提案する。 頬の動きを検出するために、マスクの内側に通気性を備えた布型の静電容量型センサーを貼り付けた。マスクの両端部分に取り付け、ユーザーが頬を
近年、義手に関する研究開発によって、痛みを感じられる義手や少ないトレーニングで本物の手のように動かせる義手などの高性能な義手が登場しています。そんな中、マサチューセッツ工科大学(MIT)と上海交通大学の合同研究チームが高い性能と低コストを両立した義手を開発しました。 A soft neuroprosthetic hand providing simultaneous myoelectric control and tactile feedback | Nature Biomedical Engineering https://www.nature.com/articles/s41551-021-00767-0 Inflatable robotic hand gives amputees real-time tactile control | MIT News | Massachusetts
フロントエンド連載の5記事目です。 HTML5が2021年の1月に廃止されました。 Webエンジニアとしてバリバリ活躍されてる方やエグゼクティブテックリードのような肩書きを持つ方にとっては「何をいまさら」という話題かと思います。 しかしながら、今年も新人さん入ってきてくださったので、プログラミングを学習中にHTML5という文字列に悩まされないように、そもそもHTML5とは何かや、廃止された経緯をまとめてみます。 HTML5とはWebサイトを作るときに必ず書くことになるHTML。Webサイトのコンテンツ、つまり中身や構造を作るために使うマークアップ言語です。 そして、その最近版として10年ほど前に登場したHTML5。当時は Webニュースなどで盛んに特集が組まれていましたが、このHTML5がついこないだ、2021年1月28日に廃止されました。 広義のHTML5 / 狭義のHTML5HTML5
溥氏は京都市内で花札製造会社としてスタートした任天堂を、世界的ゲーム機メーカーに押し上げた「中興の祖」として知られる。1949年に3代目社長に就任し、米大リーグ、シアトルマリナーズへの出資でも話題になった。2002年に社長を退任し、13年に85歳で死去した。 万丈氏は溥氏の養子で、血縁的には孫に当たる。18歳までを任天堂の本社がある京都で過ごし、大学入学を機に上京。卒業後は博報堂に勤めたが、19年に退社し、一族の支援を得てファミリーオフィスを立ち上げた。いとこや兄弟を差し置いて自分が養子となり、21歳で巨額の遺産を相続した意味を考える中で「山内家の理念を実践し、次代へ引き継いでいく組織を作ろうと思った」と説明する。 ゲームがことさら好きだったわけでもなく、溥氏の経営哲学も「正直、よく知らなかった」という万丈氏。ファミリーオフィス設立に当たり、溥氏の元部下らに話を聞くなどして理解を深めたとい
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