この14世紀の剣は、長さ120cmで、重さはわずか1.5キロだった。(Photograph by Fr. Stanisław Staszic Museum) 600~700年前、ひとりの不運な騎士が泥炭地に落ちるか、そこで剣を落とすかしたようだ。ポーランド南東部、フルビェシュフ郡近郊の泥炭地で、信じられないほど保存状態のよい剣が発見されたことを受け、研究者らはそんな見解を示した。(参考記事:「沈没船41隻を発見、驚異の保存状態、黒海」) 建設作業員が掘削機を使って湿地の排水をしようとしていたところ、たまたまこの剣を発見、地元のスタニスワフ・スタシツ博物館に寄付された。13世紀末か14世紀中頃のものと見られ、柄以外はほぼ完全に残っている。 博物館の館長バルトロメイ・バルテツキ氏がポーランドの科学誌PAPに語ったところによると、両手で扱うこのタイプの剣は「この地域では珍しい発見」だが、当時は騎