住民投票で反対票が多数を占めた新図書館建設計画について、愛知県小牧市の山下史守朗市長は6日、各地で注目されたレンタル大手TSUTAYA(ツタヤ)との連携取りやめの可能性を初めて明言した。 同市議選の当選証書付与式に出席した後、報道陣から質問を受けた山下市長は「現在進めている基本設計などの手続きは一時中断し、計画のどこが問題なのかを数か月間かけて丁寧に検証していきたい」と述べた。検証の結果によっては、指定管理者として予定していたツタヤを展開する「カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との連携を取りやめることもありえる」と話した。 検証の方法については、「市民の代表が参加する協議組織を開設し、建設費や指定管理者制度のあり方など、これまで指摘されてきた問題点を掘り下げていくことも考えている」と説明した。 開票直後の記者会見で山下市長は「必要に応じて見直しを考えていきたい」と言及していたが、