『大盗賊』(だいとうぞく)は1963年(昭和38年)10月26日に公開された日本の時代劇映画[3]。製作は東宝撮影所。配給は東宝。カラー、東宝スコープ[3]。 概要[編集] 戦国時代の貿易商人菜屋助左衛門を題材とするが、史実よりもアクションを重視した魔法や仙術も登場する破天荒な冒険活劇となっている[8][9][4][6]。脚本は、特撮作品などを多く手掛けていた木村武(馬淵薫)と関沢新一が共同執筆を行った[8][9]。助左衛門の豪放磊落なキャラクターは、演じる三船敏郎のイメージが反映されている[6]。 同年に映画『マタンゴ』で導入されたオックスベリー社の最新光学合成撮影機「オプチカルプリンター1900シリーズ」が本格的に用いられた[10]。魔法や仙術の描写に合成が多用されたほか、大凧のシーンでも三船をミニチュアセットに合成している[8][4][6]。 船舶の多くは、ミニチュア特撮で表現された