はじめに Dockerの開発元であるDocker社が、Docker EE(Enterprise Edition)に関するビジネスをMirantis社に売却しました。 Mirantis社はかつてはOpenStackをメインにビジネスを展開していましたが、ここ数年はマルチプラットフォームなKubernetesとしてMirantis KaaSを展開しています。 TL; DR Docker社は今後、Dockerのエコシステムを開発者体験、プラットフォームとしての親和性の向上に努めていく Moby projectをDockerの名前に戻そうという提案が出ている Dockerの父が、DockerとMobyの明確な違いについて語ってくれた Dockerのはじまり Dockerは、かつてdotCloud社が同じ名前でPaaSを提供していたときの「基盤」をOSSとして公開したものがはじまりです。 公開当時は
この記事を読んだらできること Mobyをビルドしてruncとcontainerdを動かせます。 runcとcontainerdを使ってコンテナを動かすことでなんとなくコンテナの理解が深まります。 夏休みの自由研究にコンテナを動かす仕組みを自分で深く調べたくなります(たぶん)。 記事の背景 Dockerを使い、なるべく小さい薄いコンテナを作っていく中でDockerの中身を詳細に知りたいと思ったので、DockerのソースコードであるMobyをビルドしてコンテナ実行のコアの基盤ソフトであるrunc、containerdを動かしてみました。 1. コンテナのアーキテクチャと用語解説 まずMobyを動かす前にコンテナのアーキテクチャと用語を理解しておく必要があります Docker Desktop(mac版)を俯瞰した図が上記となります。実際はDocker DesktopはKubernetes(k8s
2017年4月、Dockerは「Moby Project」と呼ばれる、Dockerのコア部分をコンポーネント化する試みを発表した。オープンソース版のDocker(Docker Community Edition、Docker CE)」もこのMobyをベースとしたものとしてリリースされるようになり、2017年6月にはMobyベースのDockerとなる「Docker 17.06 Community Edition(CE)」がリリースされている。本記事ではこういったDockerの開発体制の変化や、最近Dockerに導入された新機能などを紹介する。 Dockerは有償サポート付き版とオープンソース版の2つがリリースされる状況に 2017年3月、Dockerを開発するDocker社は「サポート付きの商用版」という位置付けの「Docker Enterprise Edition」を発表した。同時に、無償
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