<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年06月11日 (水)アジアを読む 「トルコ・ギュル大統領訪日」 【冒頭映像】 国民の99%がイスラム教徒のトルコ。 イスラムの教えでは、女性は髪の毛を覆い隠すことが求められます。 しかし、建国以来、公の場から宗教を排除する 「世俗主義」を国の大原則としてきたトルコでは、 これまで、公の場でのスカーフの着用は禁止されてきました。 そのトルコで、去年、 イスラム色の強い与党・公正発展党から、 アブドラ・ギュル氏が大統領に就任しました。 政府・与党は、今年2月、 大学でのスカーフ着用を認める憲法改正を行いました。 しかし、先週、トルコの憲法裁判所は、 「世俗主義」に反するとして、 憲法改正を無効とする判決を出しました。 ギュル大統領が日本を公式訪問しているさなかのことでした。 (ギュル大統領) 「トルコは世俗主義の国です。 イ