主将として新チームをけん引する須藤悟選手 針の穴を通すようなパス、激しいコンタクトが魅力の「氷上の格闘技」、アイススレッジホッケー。下肢に障害を持つ人が、二本の刃が付いたスレッジと呼ばれる専用のソリに乗り行なう競技で、基本的なルールはアイスホッケーとほぼ同じだ。 日本代表は2010年バンクーバーパラリンピックで、団体種目として夏冬通じて最高の銀メダルを獲得している(当時)。しかし、昨年の世界ランキング上位国によるAプールの世界選手権で深刻な不振に陥ると、8チーム中7位に終わり、今期から下位グループにあたるBプールに降格してしまった。1996年の世界選手権に初出場して6位となって以来、長年Aプールで闘ってきた日本の陥落に、ライバル国も驚きを隠さなかった。 そのアイススレッジホッケー世界選手権Bプールが3月10日から16日までの日程で長野市のビッグハットで行なわれ、ドイツが優勝、日本が2位に入