UFOや超能力、怪奇現象をあしらった「オカルトかるた」が評判だ。ファッションやテレビ番組でもオカルトが受けている。1970年代にあった熱気の再来だろうか。 「あ」から「ん」まで46枚の絵札には、言葉はない。読み札の文章から連想して取る仕組みだ。その世界観は独特だ。 【し】縄文時代の宇宙飛行士→遮光器土偶 【せ】世界統一をたくらむ秘密結社→イルミナティ 【と】時をかける伯爵→サン・ジェルマン伯爵 【に】2本の角があるネス湖の怪獣→ネッシー オカルト雑誌の草分けとして知られる、月刊誌・ムー(学研パブリッシング発行)の「公認かるた」だ。79年に「異星人は敵か、味方か?」という総力特集で創刊して以来、ムーは「世界の謎と不思議」に挑み続け、現在も月6万部以上発行。絵札も、誌面に使われた秘蔵の写真やイラストが使われている。 仲間とかるたを楽しんだ神奈川県相模原市の男性会社員(35)は「読み札を聞いても