JR東日本と日本郵政は5日、「ゆうパック」の荷物を新幹線で運ぶ実証実験を始めると発表した。駅への出荷や戸別配達を日本郵便が手がけ、地域間の輸送は新幹線が担う。物流業界ではトラック運転手が不足する「2024年問題」が深刻になっている。速達性や定時運行を強みとする新幹線で人手のかかる長距離輸送を補完する。実験では東北新幹線「やまびこ」を使い、福島県産の桃を運ぶ。収穫した桃を郵便局に集め、日本郵便を
宇都宮市と栃木県芳賀町を結ぶ次世代型路面電車、芳賀・宇都宮LRT(宇都宮LRT、ライトライン)の運行会社、宇都宮ライトレール(宇都宮市)は、開業初年度である2024年3月期に経常黒字を確保した。2023年8月26日の開業以来、利用者が想定を2割程度上回って推移するなど好調な運賃収入が黒字確保に寄与した。一般企業の売上
熊本県内で路線バスや鉄道を運行する5つの事業者が、運賃の決済手段のうち全国交通系ICカードを年内にも廃止し、今年度中にクレジットカードなどのタッチ決済を導入する方針を決めました。 これは27日、県内で路線バスや鉄道を運行する九州産交バス、産交バス、熊本電鉄と熊本バス、それに熊本都市バスの5つの事業者でつくる「共同経営推進室」が会見で発表しました。 それによりますと、運賃の支払いに使われる全国交通系ICカードに対応する機器の更新時期が迫り、検討を進めた結果、更新にかかるコストが大きいことなどから、年内にも廃止することを決めたということです。 コストが半分程度に抑えられるとして、今年度中にクレジットカードなどのタッチ決済に対応する機器を導入する方針だとしています。 一方、現金での支払いや地域限定型の交通系ICカード「くまモンのICカード」は、継続して利用できるということです。 共同経営推進室に
品川駅はJR東日本の4路線、JR東海の東海道新幹線、京急本線が発着する大ターミナルだ。しかし周辺はなんとなく落ち着いていて、渋谷、新宿、池袋のようにJRと私鉄が接続するターミナルのにぎわいに欠ける。 私は東京都大田区の京急沿線に10年以上住んでいたけれど、沿線の若い人々が遊びに行くところは主に川崎と聞いて意外だった。次いで有楽町、銀座だ。 品川駅周辺は高層オフィスとホテルが多く、主要産業として港南口に東京都中央卸売市場食肉市場がある。市場を見学したい場合、平日のみ開館する「お肉の情報館」か毎年10月に開かれる「食肉市場まつり」がある。高輪口にはシネコンと水族館もあるけれど、ここもオフィスやホテルに滞在する人向けという印象を受ける。 そこをなんとかしたいという意味も含めて、現在は高輪口の再開発計画が進んでいる。京急電鉄は高架のプラットホームを地平に移して、JR品川駅から続く自由通路を延長し国
長野県の第三セクター「しなの鉄道」は来年度中にすべての駅で交通系ICカード「Suica」を使えるようにする方針を固めました。相互乗り入れしているJR東日本は県内で「Suica」が使える駅を来年春ごろから拡大する予定で、これによって利用客の増加につなげるねらいがあります。 北陸新幹線の開業に伴い全国初の並行在来線として開業した「しなの鉄道」は、JRの信越本線に乗り入れる形で、軽井沢駅から長野駅と、長野駅と妙高高原駅とを結ぶ2つの路線を運行しています。 関係者によりますと来年春ごろからJR東日本が「Suica」が使える長野県内の駅を拡大することに伴い、「しなの鉄道」でも来年度中にすべての駅で使えるようにする方針を固めました。 交通系ICカードの導入には大きなコストがかかるため「しなの鉄道」はこれまで見送ってきましたが、沿線の人口が減少する中、利便性を向上することでインバウンドや首都圏からの利用
回答者に具体的な影響を募ったところ、「通常の帰宅時間が30分遅くなった。朝夕とも混雑がひどくなった」(誉田駅利用・50代女性)、「都内から帰宅が遅くなることで予定を早めに切り上げたり、会議自体をキャンセルすることも増えた」(稲毛海岸駅利用・20代男性)など、通勤時間が長くなったことによる不便を訴える声が多く上がった。 また、「介護認定を受けている親が居るので、この先仕事との両立ができるか不安」(鎌取駅利用・40代女性)、「退社後の保育園の時間が間に合わなくなった」(海浜幕張駅利用・30代男性)など、家庭の事情への影響を挙げる声も目立った。 肯定的な意見も上がっており、「乗れる電車の本数が増えた」(葛西臨海公園駅利用・40代女性)、「通勤快速がなくなり、混雑が平準化したと感じる」(海浜幕張駅利用・50代男性)といった声が見られた。 望ましい変化、1位は「快速の増便」 望ましい変化について尋ね
JR東日本は3月5日、「オフピーク定期券」のサービス拡充と値下げを発表した。現在は約10%の割引率が、10月からは約15%になる。ポイントサービスも拡充されるようで、通勤利用者には歓迎されるはずだ。実際に20万人の利用者がいる。しかし報道によると実績は予想を下回り、値下げでテコ入れするらしい。さらに値引きすれば売れるかというと、それは違うだろうと私は思う。売れ残り品の投げ売りとは違うからだ。 関連記事 定期代が上がる!? 鉄道の“変動運賃制度”が検討開始、利用者負担は 鉄道で「変動運賃制度」の検討が開始された。そもそも、通勤通学定期券によるボリュームディスカウントは必要だったのか。鉄道会社の費用と収益のバランスが、コロナ禍による乗客減少で崩れてしまったいま、改めて考えてみたい。 もはや東京郊外ではない!? 関東の鉄道新線は「県都」に向かう 東京都市圏も大阪都市圏も鉄道新線計画が多く、そのほ
このエリアから品川にかけては利用者の多い駅や人が集まる街が多くあり、それゆえに利用者は多い。並行する埼京線・湘南新宿ラインは本数が少ないため使い勝手がいまいちで、山手線に利用者が殺到するという構造もある。 そんな山手線も、いまでは平日昼間5分間隔、土休日昼間4分間隔で運行している。ラッシュ時の本数もコロナ禍前に比べると減っている。 しかし多くの人が戻り始め、インバウンドの観光客も再び日本に押し寄せるようになってきた。 新宿、渋谷、池袋あたりの東京西側主要駅は、いつも人でいっぱいだ。だが、このあたりのエリアは元から東京の中心だったわけではない。なぜ、混雑する駅になってしまったのか? そもそも東京の中心は? 新宿駅近くには、東京都の行政機関である「東京都庁舎」(以下、都庁)がある。しかし新宿に都庁ができたのは、1990年12月。業務開始は1991年4月だ。その前は別の場所に都庁があった。 都庁
中央快速線に令和6年度末以降に導入予定のグリーン車について、JR東日本は8日、朝や夕のラッシュ時に折り返す際の車内清掃などを想定した訓練を東京駅で報道陣に公開した。 訓練は、電車が東京駅に到着した想定で実施。乗客役がグリーン車を降りた後、清掃スタッフが車内のごみを取り除き、座席を自動で回転させるまでの手順を確認した。 ラッシュ時の場合、車内清掃に充てられるのは1分程度といい、JR東の担当者は「今後、乗務員との連携や、乗客の流動性を改善させていきたい」と語った。 JR東によると、中央快速線(東京―大月)と、直通運転する青梅線(立川―青梅)で導入を検討。現在の10両編成に2両(定員計180人)を増結する。
京葉線を東京駅から利用する人の多くが経験する、乗り換え距離がかなり長いという問題。少しでも短くするルートなどはあるのでしょうか。 同じ駅というのも納得いかない遠さ 「東京ディズニーランド」や「幕張メッセ」「ZOZOマリンスタジアム」などに鉄道でアクセスするためには欠かせないのがJR京葉線です。ただ、この路線を東京駅から利用する際、他の路線から乗り換えようとすると、途方もなく遠い通路を歩くケースが大半です。 拡大画像 東京駅内を長々歩いた後にある京葉線へと向かうロングストレート(斎藤雅道撮影) 京葉線ホームは、中央線や山手線などの在来他路線はもちろん、新幹線の乗降口からも遠く離れており、長々と東京駅内を歩きます。ようやく京葉線に向かうエスカレーターにたどり着いたと思ったら、そこで出てくる「あと350m」との表記に絶望感すら覚えるかもしれません。 降りた路線や駅構内の混雑にもよりますが、状況に
ゴールデンウィークがいよいよ始まります。 去年はまだコロナが明ける前でしたが、今年のゴールデンウィークは行動制限が解除されて迎えるため、各地で混雑が予想されています。 去年までと違うのは鉄道会社が各社揃って自由席をやめて全車指定席として走らせる列車が多くなってきていることだと思います。 東海道・山陽新幹線の「のぞみ」はすでに今日から全車指定席で運転されていますし、在来線でも会社別にみると、 「JR北海道」 ・北斗 札幌~函館 ・すずらん 札幌~東室蘭・室蘭 ・おおぞら 札幌~釧路 ・とかち 札幌~帯広 「JR東日本」 ・しおさい 東京~佐倉・成東・銚子 ・わかしお 東京~茂原・上総一ノ宮・勝浦・安房鴨川 ・さざなみ 東京~木更津・君津 「JR東海・西日本」 ・しらさぎ 名古屋~敦賀 「JR西日本」 ・やくも 岡山~出雲市 ・スーパーいなば 岡山~鳥取 ・スーパーはくと 京都~倉吉 ・サンダ
リモートワークが普及しているものの、鉄道利用者で依然として最大のボリュームを占めているのが、定期券(定期乗車券)の利用者です。かつて通勤・通学の主流は回数券でしたが、どういった経緯で定期券に置き換わっていったのでしょうか。 鉄道旅客で最大ボリュームを占める定期利用者 コロナ禍が鉄道に及ぼした影響のひとつが、リモートワークやフレックスなど自由度の高い働き方の普及による通勤客の減少です。国土交通省が毎年行っている混雑率調査によれば、2019年と比較して2022年の利用者は多くの路線で3割前後減少しており、車内混雑はかなり緩和されています。 これまで通勤者は、会社から支給される「通勤定期乗車券」を利用するのが当然でした。最も割引率が高いJRの6か月定期だと、月12日利用すれば元が取れます。毎日利用する前提なら非常にお得です。 拡大画像 駅に設置されている自動改札機(画像:写真AC)。 しかし月1
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