フランスの週刊新聞社が何者かに襲われた。売り物の風刺漫画への「テロ行為」(オランド仏大統領)と見られる。表現の自由が攻撃の対象となったことに衝撃が広がっている。 仏メディアによると犯人らは、入り口に居合わせた風刺漫画家の一人にドアを開けるよう要求して事務所に侵入。「シャルリー・エブドはここか」と受付で確認して銃を放った。その後、編集会議をしている3階に上がって乱射したという。AP通信によると、犯人らはまっすぐに発行人のシャルボニエ氏の方に向かい、殺害したという。 仏紙ユマニテは、現場で殺害を目撃した漫画家の女性の証言として、事務所内の銃撃は5分ほど続き、犯人が流暢(りゅうちょう)なフランス語を話し、国際テロ組織アルカイダの者だと主張したと伝えた。 黒い目出し帽に黒い服を着て、予備の弾丸を運べるベストを身につけていたとされる。警察関係者によると、軍事的な訓練を受けているとみられるという。 現