再選を決め、支持者らと万歳をする渡具知武豊氏(前列中央)=23日午後10時6分、名護市宮里の選挙事務所(大城直也撮影) 任期満了に伴う名護市長選が23日に投開票され、現職の渡具知武豊氏(60)=自民、公明推薦=が1万9524票を獲得し、1万4439票を得た前市議の岸本洋平氏(49)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし、れいわ推薦=に5085票差をつけ、2期目の当選を果たした。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を推進する政権与党が支援する渡具知氏の再選を受け、政府は辺野古移設の強硬姿勢を維持することが確実視される。移設阻止を掲げる玉城デニー知事ら「オール沖縄」勢力は、同日選となった名護、南城の両市長選で敗北する厳しい結果となり、知事選に向けた態勢の立て直しを突き付けられた。 【動画】渡具知氏の当選の弁「辺野古は推移を見守る」 新型コロナウイルスの感染急拡大で「まん延防止等重点措置」適用下で