現行の健康保険証を2年後に廃止し、マイナンバーカードに一体化する政府方針を受け、自治体には取得方法などの問い合わせが相次いでいる。新たなカード取得者に最大2万円分のポイントを付与するキャンペーンも追い風となり、カードの取得率は今月、人口の5割を超えた。一部の自治体では窓口の待ち時間が5時間超になったり、子供の本人確認に手間取るなど、取得の「壁」も現れている。 【イラスト】マイナポイントを手に入れる方法は ■再び待ち時間拡大 大阪市ではカードの普及促進策として導入された「マイナポイント」を申請するための特設ブースが混雑している。市内で最も人口が多い平野区の区役所では25日午前、3つのブースに約70人が待機し、待ち時間が5時間を超えた。 政府は最大2万円分のマイナポイントが受けられる普及促進策「マイナポイント第2弾」について当初、カード取得の申請期限を9月末に設定。取得後にポイントを得るための