ポルノ・ムービーの誕生から、倫理コードとの知られざる攻防、いつどこでどのように公的に認められ、映画史のなかで発展していったのか? 「視線」と「扇情」をキーワードにポルノ・ムービーの100年にわたる光芒史を体系化する野心作『ポルノ・ムービーの映像美学』がついに発売!エディソンからアンドリュー・ブレイクまで 視線と扇情の文化史 サエキ・けんぞう、中原昌也、ヴィヴィアン佐藤、各氏推薦(帯文)の表紙 本書は、これまでにファッション史、またカルチャー史に関わる本を書いてきた著者がポルノ映画100年の歴史を視覚文化としてひもといた画期的な映画史の本である。日活ロマン・ポルノなどに関する本は多々あるが、欧米のポルノ映画史、またその日本での受容などについて書かれた本は、かつてなかった。著者が「すべて観て書いた」という20世紀初頭のエロティック映画から100年間の膨大なポルノ映画を大量の資料図版とともに体系