自民党の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」で発言する麻生太郎副総裁(中央)=同党本部で2024年4月19日午後4時1分、平田明浩撮影 自民党の「安定的な皇位継承の確保に関する懇談会」(会長・麻生太郎副総裁)は19日、党本部で第5回会合を開き、皇族数確保の取り組みとして、政府の有識者会議が2021年末の報告書で打ち出した①女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する②旧宮家出身の男系男子を養子縁組で皇族とする――の両案を大筋で了承した。麻生氏に対応を一任し、来週にも衆参両院の議長に報告する。5月の大型連休後に衆参正副議長の下、与野党協議が始まる見通しだ。 自民を除く各党は既に見解を示しており、①については全党がおおむね評価している。与野党がまとまり皇室典範が改正されれば、天皇、皇后両陛下の長女愛子さま(22)らが婚姻後も皇室に残ることができるようになる。 皇室典範は、女性皇族は婚姻により皇室