30年間、なるべく働かず遊んで暮らしていたら、時代の最先端になってた人たちがいる。 それは「だめ連」。 今から32年前の1992年、当時20代だった神長恒一さんとぺぺ長谷川さんによって結成された。 世の中がまだまだバブルに浮かれていた中、当時は当たり前と思われていた就職や結婚をせずに生きていく道を模索したムーブメントで、モテない、職がない、なんの取り柄もないなど「だめ」な人たちが、「だめ」をこじらせないための場として機能してきた。 主な活動は「交流」。「うだつ問題」(どうやってうだつを上げるかにこだわることなど)や「ハク問題」(箔をつけることにこだわること)などが大いに議論されてきた。 そんなだめ連、90年代から2000年代にかけてテレビや雑誌などでも大きく取り上げられたので40代以上の中には覚えている人も多いだろう。 が、気がつけば日本は「格差社会」などと言われるようになり、それまで当た