今回のテーマは「女性の発達障害」です。 子どものころから忘れものや遅刻が多く、社会人になっても、うっかりミスで仕事がうまくできない・・・ 長年、生きづらさを抱えてきたその理由は「発達障害」にあったという人が多いといいます。 厚生労働省の調査によると、発達障害と診断された人の数を男女別でみると、男性の割合が68.8%、女性の割合が29.9%と、女性よりも男性に多いとみられています。 なぜ、女性の診断数が少ないのか? YouTubeで心の発達や病気の解説を行う、早稲田メンタルクリニックの精神科医、益田裕介さんは、「女性の発達障害の特性は目立ちにくく、医師も、親も、周囲も、気づくのが困難という背景がある」と話します。 さらに「女性の発達障害」には特有の困りごとがあるといい、そのなかには”性被害”や“女性に嫌われる”といったこともあり、自分の価値を認められず、自尊心が傷ついてしまうこともある