官民協働で運営する刑務所「喜連川(きつれがわ)社会復帰促進センター」(栃木県さくら市)で、男性受刑者と女性受刑者が共同で職業訓練を受けている。男女を分けて服役するのが通例の中で、世界的に見ても珍しい取り組み。日本の刑務所で、なぜ新たな一歩を踏み出せたのか。センターと交渉を重ね、東京新聞「こちら特報部」がメディア初潜入した。(木原育子)
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東京拘置所(2018年12月10日撮影、本文とは関係ありません)。(c)Toshifumi KITAMURA / AFP 【11月15日 AFP】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は14日、日本の女性刑務所での人権侵害を記録した調査報告書を公表し、日本の女性受刑者は妊娠中も拘束具を使用されたり、出産した子どもと引き離されたりするなどの深刻な人権侵害を受けていると指摘した。また、高齢の受刑者は十分なケアを受けられていないという。 HRWは、60人近い元女性受刑者へのインタビューに基づき報告書をまとめた。この中で、陣痛時や出産直後も手錠をかけられたとする事例を挙げている。 法務省は人権侵害疑惑の一部を否定。HRWの質問状に対し、「授乳や抱っこ、沐浴(もくよく)、おむつ交換などで子と接している間は、原則として手錠等の使用はしていない」「適切な医療上の措置を講じている」などと回答し
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