(2020年9月26日の記事を加筆、修正しました) 脂肪酸4分画の検査を行っています。(要採血、保険適応外で3670円) オメガ3、オメガ6のバランスを知ることが出来ます。 必須脂肪酸は、植物油に含まれるリノール酸や畜産系の動物、卵、乳製品に含まれるアラキドン酸(AA)を代表とするオメガ6系と、アマニ油やエゴマ油に含まれるα-リノレン酸や多脂魚に含まれるEPAとDHAを代表とするオメガ3系に大別できます。 魚脂中に含まれるn-3系のEPAやDHA は抗血栓、抗動脈硬化作用のあることが明らかにされています。 EPAは炎症抑制性のメディエーターを産生して炎症を抑制します。一方、アラキドン酸(AA)は炎症促進性のメディエーターを産生して炎症を促進します。そのため、この両者の量的バランスを示すEPA/AA比は動脈硬化などの慢性炎症性疾患の指標として注目されています。 子供の脳の成長にはDHAが重要