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ブックマーク / rainafterfine.com (6)

  • 脂肪酸4分画〜オメガ3、オメガ6のバランスを見ます - 天王寺こいでクリニック 心療内科・神経内科・栄養療法

    (2020年9月26日の記事を加筆、修正しました) 脂肪酸4分画の検査を行っています。(要採血、保険適応外で3670円) オメガ3、オメガ6のバランスを知ることが出来ます。 必須脂肪酸は、植物油に含まれるリノール酸や畜産系の動物、卵、乳製品に含まれるアラキドン酸(AA)を代表とするオメガ6系と、アマニ油やエゴマ油に含まれるα-リノレン酸や多脂魚に含まれるEPAとDHAを代表とするオメガ3系に大別できます。 魚脂中に含まれるn-3系のEPAやDHA は抗血栓、抗動脈硬化作用のあることが明らかにされています。 EPAは炎症抑制性のメディエーターを産生して炎症を抑制します。一方、アラキドン酸(AA)は炎症促進性のメディエーターを産生して炎症を促進します。そのため、この両者の量的バランスを示すEPA/AA比は動脈硬化などの慢性炎症性疾患の指標として注目されています。 子供の脳の成長にはDHAが重要

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    cknbstr 2023/04/27
  • PPIの話 - 天王寺こいでクリニック 心療内科・神経内科・栄養療法

    PPI(プロトンポンプ阻害薬、Proton pump inhibitor)は、世界で最も広く販売されている医薬品の一つですが、長期使用による様々な問題が指摘されています。(2019, Novotny)(2009, Heidelbaugh)(2012, Moayyedi) 一般的なPPI長期使用のリスクとしては、肺炎、骨折、腸管感染症のリスクが懸念されています。 PPIによる慢性的な酸抑制は、胃および十二指腸の細菌のコロニー形成を促進して、小腸の細菌の過剰増殖に寄与し、その結果として、肺炎や腸管感染症が増えると考えられています。(2013, Lo) PPI の長期使用は、胃酸がビタミン B 12 の吸収に不可欠であるため、ビタミンB12欠乏症を起こすことが報告されています。(2013, Lam) PPIの長期使用によって骨折が起こりやすくなる原因は、胃酸抑制によるビタミンB12欠乏、カルシウ

    PPIの話 - 天王寺こいでクリニック 心療内科・神経内科・栄養療法
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    cknbstr 2023/02/08
  • 新型コロナはワクチン接種を繰り返すほど罹かりやすくなります - 天王寺こいでクリニック 心療内科・神経内科・栄養療法

    週刊新潮(1月19日)、ウォールストリートジャーナル(1月1日)で警告されています。 これまでに何度も取り上げてきたテーマです。(新型コロナ感染症、世界131カ国のワクチン接種率と感染率・死亡率の関係、新型コロナワクチン接種によるマイナスの有効性、超過死亡と新型コロナワクチン追加接種、超過死亡者数の推移と新型コロナワクチン、新型コロナと免疫不全) クリーブランドクリニックの従業員の51011人に対する調査で、ワクチン接種回数が多いほど、新型コロナ感染のリスクが上がることが報告されています。(2022, Shrestha) この報告では、ワクチン接種回数とCOVID-19感染のより高いリスクとの関連を指摘した唯一の研究ではありませんと考察されています。 世界で最もワクチン摂取率、ブースター接種率の高いシンガポールでは、XBBの感染爆発が起こっています。 ■新しいワクチンは新株よりも旧株の抗体

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    cknbstr 2023/01/22
  • 相貌失認 - 天王寺こいでクリニック 心療内科・神経内科・栄養療法

    相貌失認(Prosopagnosia)は、何度も会っている人の顔が識別できないという症状です。 頭部外傷や脳卒中に伴って発症する場合もありますが、脳の発達に伴って発症することもあり、これを発達性相貌失認(developmental prosopagnosia)と言います。 相貌失認と発達障害との関連については、これまでは文献的にはあまり注目されていません。(2018, Romani) 診断は、ウォリントン認識記憶テストやCambridge Face Memory Testで行います。以下のようなテストです。 相貌失認(Prosopagnosia)の責任病巣としては、紡錘状回(上図)および下縦筋束 (下図) に関連しています。 治療総論がまとめられていますが、確実な治療法は提示されていません。(2014, Degtis) 当院で実施しているニューロフィードバックは、頭皮から近い表面の脳波にア

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    cknbstr 2022/08/31
  • コエンザイムQ10 - 天王寺こいでクリニック 心療内科・神経内科・栄養療法

    まとめ:最近の研究では、生体内で酸化ストレスを軽減するためのコエンザイムQ10の有効性は証明出来ていません。 コエンザイムQ10は、最もよく研​​究されているミトコンドリア補酵素であり、低レベルのコエンザイムQ10 は一貫して疲労と関連していることが知られています。(2014, Filler) ミトコンドリアの電子伝達系において、電子伝達体として酸化還元反応に関与します。 ユビキノン、補酵素Q、かつてはビタミンQと呼ばれたこともありましたが、ヒト体内で合成することができるためビタミンではありません。 コエンザイムQ10は、抗酸化作用を期待されてのサプリメントとしての有効性については、相反する結果が出ています。(2018, Hernández-Camacho) コエンザイムQ10の最近の基礎研究でも、有効性が証明できていません。(2016, Wang)

    コエンザイムQ10 - 天王寺こいでクリニック 心療内科・神経内科・栄養療法
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    cknbstr 2022/08/26
    “最近の研究では、生体内で酸化ストレスを軽減するためのコエンザイムQ10の有効性は証明出来ていません。”
  • 農薬の無視できない問題 - 天王寺こいでクリニック 心療内科・神経内科・栄養療法

    まとめ:海外で禁止されている除草剤のパラコートは日では未だに使用されています。戦後に増えつつある神経変性疾患の原因のひとつです。 パラコートを含有する除草剤は、世界的には1962年、日では1965年から発売されています。(日中毒学会) ラットにおける長期パラコート投与によってドーパミン作動性中皮質ニューロンの変性および代償プロセスの活性化を介してパーキンソン病を誘発することが報告されています。(2006, Ossowska) パラコートは、2004年から行われてきた裁判の結果、2007年の判決によって、EUでの使用が禁止されています。英国では、ハダースフィールドにあるシンジェンタの工場でグラモクソンというブランド名で製造されており、米国、日、オーストラリアなどの国に輸出されています。輸出の5分の1は発展途上国に向けられています。(BBCニュース。2022年4月1日閲覧) 台湾では2

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    cknbstr 2022/08/18
    “海外で禁止されている除草剤のパラコートは日本では未だに使用されています。戦後に増えつつある神経変性疾患の原因のひとつです。”
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