東京から南へ約1,000kmの小笠原諸島。空路は無く、唯一の交通手段は東京から父島へ片道25時間30分の船旅となる、はるか遠い南の島です。しかも通常期の船便は、概ね1週間に1便の運航で、旅行日程は東京発着の6日間が基本となります。 社会人には、少しハードルの高い旅先ですが、そのすばらしさは訪れる価値が充分にある島です。魅力は多岐にわたりますが、今回は美しい小笠原・父島の青い海を中心に紹介します。 東京を出航した定期船おがさわら丸が、太平洋を南下すること20時間以上、小笠原諸島の最北端聟島(むこじま)列島の島影が見えてくるといよいよあこがれの小笠原エリアに入り、胸が高鳴ります。船がさらに進むにつれて、父島の島影が次第に近づき、午前11時30分に父島の二見港に着岸。いよいよ小笠原諸島・父島へ上陸です。(2013年3月15日現在のスケジュール) 船の入港時、岸壁には出迎えの島民の方々と、到着した