本日、JRタワーにて、シネマ歌舞伎「三人吉三」を見てきました。あらすじが入り組んでいますが、夜鷹のおとせと一夜を共にした十三郎は勤務先の商店からの預り金100両を落としてしまい、身投げしようとするが、見回りで巡回していたおとせの父親伝吉が発見し、「100両なら娘が預かっている」と安心させるが、おとせは、そのお金を、振袖姿のお嬢様に奪われ、川に突き落とされる。 その振袖姿のお嬢様は「お嬢吉三」という男性の盗賊、100両せしめて「こいつは春から縁起が良いわい」と笑う。 その大川端の庚申塚あたりで、通りかかった和尚吉三、お坊吉三が三人で、兄弟の契を結ぶ。お坊吉三はもともとはある家の長男で、その家に預かっていたその名も庚申丸という刀を盗まれたことで、家は断絶、長男は盗賊になった。 先ほどの100両は、その庚申丸という刀が巡り巡って売買されたお金だった。お坊吉三の家から刀を盗んだのは、実は、和尚吉三