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映画に関するhharunagaのブックマーク (748)

  • OUTSIDE IN TOKYO / ダーレン・アロノフスキー 『ブラック・スワン』レビュー

    悪魔の呪いによって白鳥に姿を変えられたお姫様は、王子の真実の愛によってのみ救われるという「白鳥の湖」のストーリーとドストエフスキーの「分身」で描かれたドッペルペンガーをベースにし、芸術上の達成と欲望、そのために支払う代償を描いた『赤い』(48)の禍々しさを出発点に、バレエ・ダンサーの超人的変身願望へのオブセッションを黒という唯一無比の色に集約してみせた『ブラック・スワン』は、名作イギリス映画では"ロンドンの胃袋"コヴェント・ガーデンに息づいていた猥雑さを、やさぐれた21世紀の魔都ニューヨークへと舞台を移し、バレエ・カンパニーに君臨する芸術監督ルロイ(ヴァンサン・カッセル)が、優等生バレエ・ダンサー、ニナ(ナタリー・ポートマン)を性的放埒と退廃的誘惑の道へと心身ともに追い込んでいく、デモリッシュな刺激に満ちたサイコ・スリラーである。 ダーレン・アロノフスキー監督にしてみれば、主人公を精神錯

    hharunaga
    hharunaga 2024/04/30
    「ダンス…の撮影では、ナタリー(・ポートマン)本人が踊るシーンと彼女のダブル…が踊るシーンの両方があるが、この入れ替えの場面を、ジョン・ウエインとスタントマンが入れ替わる西部劇を参照して"ウエスタン"と
  • ピピンのフィルム・ノワール論 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    ロバート・B・ピピンという哲学者がいる。ヘーゲル研究で有名だが、実は映画をたくさん書いている。私はフィルム・ノワールが好きなので、ピピンがフィルム・ノワール論を書いているのを知り、さっそく読んでみた。とりあえず一章まで読んだので紹介する。 Fatalism in American Film Noir: Some Cinematic Philosophy (Page-Barbour Lectures) (English Edition) 作者:Pippin, Robert B.University of Virginia PressAmazon ピピンの基的なアプローチは映画を哲学の実践として読むというもので、『他の手段による哲学Philosophy by Other Means』という方法論のも書いている。要するに映画映画という「他の手段」を用いた哲学であるということらしい。雰囲

    ピピンのフィルム・ノワール論 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/26
    “タイトルにある「宿命論fatalism」が重要なキーワード…。フィルム・ノワールの主人公は「ショーを仕掛ける側〔running the show〕」に回ることができず、他人のショーに踊らされる存在である”
  • ヴァンパイヤ | IVC

    吸血鬼『ヴァンパイヤ』これね、デンマークの、カール・ドライヤー。あの監督の作品ですから、一癖も二癖もあるのね~。この監督は、非常~に、目で見せて、怖がらす作品を作りますね~。 『ヴァンパイヤ』、この時に、初めて私たちは、映画で吸血鬼と言うのを知りました。 この映画は、人の首にかみついて、血を吸うようなヴァンパイヤじゃないの。吸血鬼が、確かにこの村に来た!!みんなで、大騒ぎ。探すんです。吸血鬼が逃げ回るんです。えらい映画ですね。吸血鬼が逃げ回るの。 それで、吸血鬼がね、あの~農夫の、この道具のある、この~農具のいっぱいある所に、逃げ込むのね。で、じ~っと隠れているとね、ランプでね、壁にね、クワとか、それから、車輪とか、色んなの映ってるのね。その壁に映ってる車輪、あるいは、クワ、、なんかそんなもんがね、キラキラキラ動くのね。ヴァンパイヤ、じっ~っと隠れてるのに、影だけがうごくのね。それだけが何

    ヴァンパイヤ | IVC
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/24
    カール・Th・ドライヤーの映画『吸血鬼』の淀川長治の解説。見たことがない人を見たくさせる名調子だが、実は登場人物を誤認しているし、話の順序や展開も実際とは違っている。昔はビデオ化されたものも少なかったか
  • 『暗殺の森【4K修復版】 UHD+Blu-ray』封入ブックレットより解説原稿の前半を特別公開:YouTube初無料公開記念|シネフィルWOWOW プラス

    『暗殺の森【4K修復版】 UHD+Blu-ray』封入ブックレットより解説原稿の前半を特別公開:YouTube初無料公開記念 暗殺の森     小野里 徹 *稿は『暗殺の森【4K修復版】 UHD+Blu-ray』(発売元:WOWOWプラス 販売元:TCエンタテインメント)封入のブックレットの解説原稿の前半部分を、筆者の了解を得て、WEB上で公開するものです。 ■革命前夜ベルナルド・ベルトルッチが『暗殺の森』(1970)の製作に着手したのは二十八歳の時だった。 師であるピエル・パオロ・パゾリーニ原案の『殺し』(1962)でデビュー。故郷パルマを舞台にした自伝的作品『革命前夜』(1964)、もう一人の師であったジャン=リュック・ゴダールへの憧憬がはじけた『ベルトルッチの分身』(原題「Partner.」、1968)を経て、イタリア国営放送=RAI製作の長編四作目『暗殺のオペラ』(1970)でヴ

    『暗殺の森【4K修復版】 UHD+Blu-ray』封入ブックレットより解説原稿の前半を特別公開:YouTube初無料公開記念|シネフィルWOWOW プラス
    hharunaga
    hharunaga 2024/04/10
    ベルトルッチの同作品の解説前半も期間限定公開。なお、“前作『暗殺のオペラ』(原題は「Strategia Del Rango(蜘蛛の戦略)」)”とあるが、正しくはRagno。
  • <書評>『おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像』前田啓介 著:東京新聞 TOKYO Web

    映画『ああ爆弾』や『江分利満(えぶりまん)氏の優雅な生活』は、公開から約60年を経た今も、愕然(がくぜん)とするほど面白い。 監督の岡喜八(1924~2005年)は、しばしば豊橋陸軍予備士官学校で爆撃を受けた経験を語った。手足を吹き飛ばされたり、頸(けい)動脈から血を噴き出したりする者のなか、生存者はわずか3人。ここで強烈に死を意識したことが、数々の戦争映画を手がける原点になったという。 書は、21歳で敗戦を迎えるまでの喜八の経歴をたどり、その経験や心情が、後の監督作品にいかに反映されたかを読み解く。徴兵検査が11月末日の満年齢を基準に実施されたために、2月生まれの喜八は、多くの同級生よりも入営が遅れた。沖縄やフィリピンで多くの戦死者を出した世代と、土決戦要員とされて戦死者が比較的少なかった世代とが、ここで分かれた。生死は紙一重だという意識が、『肉弾』や『日のいちばん長い日』などで

    <書評>『おかしゅうて、やがてかなしき 映画監督・岡本喜八と戦中派の肖像』前田啓介 著:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/31
    “戦争の恐怖や非人間性をくり返し描いた一方で、中国の戦場を舞台に西部劇のような娯楽作『独立愚連隊』を撮り…。「戦中派」にとって、…反戦も好戦も、心情的にはどちらも真なのだ”
  • 「原爆の父」の映画 被爆国でどう受け止める? 米アカデミー賞7冠「オッペンハイマー」 あす日本公開:東京新聞 TOKYO Web

    「原爆の父」と呼ばれた物理学者の生涯を描き、米アカデミー賞で作品賞など7冠に輝いた映画「オッペンハイマー」が、全米公開から8カ月遅れて29日に日でも公開される。原爆被害の描写などを巡って議論を呼んできた作品。原爆投下を経験した日でどう受け止めれば良いか、映画評論家の関口裕子さんと考えた。(石原真樹) 作品に、被爆地を撮影した映像をオッペンハイマーが見ているシーンはあるが、被爆者の姿や市街の描写は出てこない。彼が自責の念にかられ反核に転じていく姿から、クリストファー・ノーラン監督が原爆を肯定していないことは分かるが「一瞬でも被爆地の惨状が挿入されていれば多くの人に原爆の悲惨さを知ってもらえたのに…」というのが記者の率直な感想だ。 「ノーラン監督はインタビューなどで『原爆は否』と言っている。作品でオッペンハイマーは、研究に夢中なマッドサイエンティストにも上昇志向の強い人間にも見え、研究に対

    「原爆の父」の映画 被爆国でどう受け止める? 米アカデミー賞7冠「オッペンハイマー」 あす日本公開:東京新聞 TOKYO Web
    hharunaga
    hharunaga 2024/03/30
    “被爆地の描写の欠如に加え、人類史上初の核実験「トリニティ実験」の…放射能への危機感や防護装備は描かれない” ←良心的米国人?の「お気持ち」だけ描いたのかな?…。
  • なぜ少年は誘拐されたのか、マルコ・ベロッキオの新作「エドガルド・モルターラ」予告

    史実「エドガルド・モルターラ誘拐事件」に迫った作は、ユダヤ人街で家族と暮らしていた7歳を迎える男児エドガルドが、「何者かに洗礼を授かった」という情報により教会に連れ去られてしまうことから物語が展開される。エドガルドにエネア・サラが扮したほか、パオロ・ピエロボン、ファウスト・ルッソ・アレジ、バルバラ・ロンキ、レオナルド・マルテーゼがキャストに名を連ねた。 予告編には、両親のもとから強引に連れ去られるエドガルドの姿や、息子の返還を求めてモルターラ夫が教会と闘う様子が収められた。「なぜ、僕だったの?」というテロップも確認できる。 「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」は4月26日より東京・YEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町、ほか全国で公開。 「エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命」予告編

    なぜ少年は誘拐されたのか、マルコ・ベロッキオの新作「エドガルド・モルターラ」予告
    hharunaga
    hharunaga 2024/02/29
    これは楽しみなのだが、予告編にもポスターにも「『シチリアーノ 裏切りの美学』マルコ・ベロッキオ監督」とあるが、代表作を1つなら『夜よ、こんにちは』の方がいいような…。
  • Film Analysis

    発売日 2014年10月22日 体価格 2,400円+税 判型 A5判・並製 頁数 256頁 ISBN 978-4-8459-1439-5 Cコード C0074 刷数 7刷 その他のネット書店から購入 映画を多元的に読む── ワールド・スタンダードな「映画学の教科書」決定版 これまで映画の見方を指南するは、技法の詳説に偏ったものや、高踏すぎる難解なものが多いのが現状でした。書では、実際の映画作品を用いて「技法」と「批評」の両面から分析するテキストで構成されており、映画をトータルかつ客観的な視点から学習することができます。 第一部では、物理的な対象(カメラ、音、美術など)の「何を見ればいいのか」が語られ、第二部では、意味上の対象(歴史政治、科学、思想など)を「どう見ればいいのか」が述べられており、豊富なスチルがそれらをさらに分かりやすく伝えます。 「映画を批評的に見るためには、どこか

    Film Analysis
    hharunaga
    hharunaga 2024/01/30
    マイケル・ライアン+メリッサ・レノス=著。マイケル・ライアンは『デリダとマルクス』(勁草書房)の著者と同一人物ですね。プロフィールや「訳者あとがき」では触れられていないけど。
  • XユーザーのLetterboxdさん: 「Four Favorites with Ryusuke Hamaguchi 🎥🇯🇵 #Japanuary https://t.co/V5HRAWQ9Ut」 / X

    hharunaga
    hharunaga 2024/01/24
    濱口竜介の「人生の映画4本」は、ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』、ジョン・カサヴェテス『チャイニーズブッキーを殺した男』、ダグラス・サーク『風と共に散る』、小津安二郎『東京物語』だという。
  • Kyoto University Research Information Repository: <論文>アンドレイ・タルコフスキー『鏡』試論 --一人称の映画を目指して--

    hharunaga
    hharunaga 2024/01/09
    「タルコフスキーの作品は『鏡』を転換点として、一人称的な映画から三人称的な映画へと変容している」。文:山口宗忠。
  • 蓮實重彦の初監督作「ジョン・フォードと『投げること』完結編」に映し出された“未知の情動” - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    東京大学総長を務め、仏文学者や小説家としても活躍し、そして「日で一番著名な映画評論家」として知られる蓮實重彦。1936年生まれの彼が、2022年に完成させた初監督作が「ジョン・フォードと『投げること』完結編」(共同監督:三宅唱)だ。 これまで限定的にしか上映されてこなかった同作が、2023年12月19日、同志社大学今出川キャンパスの『映画監督ジョン・フォード没後50年特集』で特別上映された。 この上映を現地で目にしたライターの相田冬二が、その特別な映画体験をレポートする。 「日で一番著名な映画評論家」としての蓮實重彦 蓮實重彦。彼をどのように紹介すればいいのだろうか。 ある人にとっては、1997年から2001年まで(つまり足かけ2世紀にわたって!)東京大学総長を務めた人物。ある人にとっては、2016年、『伯爵夫人』で三島由紀夫賞を受賞した小説家。また、ある人にとっては(東京大学文学部仏

    蓮實重彦の初監督作「ジョン・フォードと『投げること』完結編」に映し出された“未知の情動” - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ
    hharunaga
    hharunaga 2024/01/04
    “ジョン・フォード映画群から「投げること」だけを抜粋して編集しているだけにすぎないこのフィルムは、なぜか蓮實重彦を読むという体験にとてもよく似ている”(相田冬二)
  • ジャン=リュック・ゴダール最後の作品「ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争」2月23日公開 : 映画ニュース - 映画.com

    ジャン=リュック・ゴダール最後の作品「ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争」2月23日公開 2023年12月19日 13:00 日版ポスター(C)SAINT LAURENT - VIXENS - L'ATELIER – 2022 2022年9月に死去したジャン=リュック・ゴダール監督が手掛けた最後の作品「ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争」が、24年2月23日から公開される。 ゴダール自身をして「最高傑作だ」と言わしめた作は手書きの文字、絵、写真そして映像がコラージュされ、音楽やナレーションがひとつになった、比類なき独創性とインパクトを持つ、ゴダールの芸術の集大成とも言える20分の短編作品だ。作の撮影、編集を手掛け、ゴダールに最も近いスタッフだったファブリス・アラーニョは「ジャン=リュックは紙に付箋を付けて映画のリズムをイメージし、映像と音を指示していたのです。私の

    ジャン=リュック・ゴダール最後の作品「ジャン=リュック・ゴダール 遺言 奇妙な戦争」2月23日公開 : 映画ニュース - 映画.com
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    hharunaga 2023/12/19
    “ゴダール自身をして「最高傑作だ」と言わしめた本作は手書きの文字、絵、写真そして映像がコラージュされ、音楽やナレーションがひとつになった、比類なき独創性とインパクトを持つ、…20分の短編作品だ”
  • 『オマールの壁』パレスチナ人俳優アダム・バクリが語る「個人が世界を変えるんです」 - webDICE

    分離壁については50年後イスラエルで「俺たちは21世紀にもなって、なんてバカなことをしたんだろう!」と笑い話にできればいい 映画『オマールの壁』主演のアダム・バクリ 写真:荒牧耕司 パレスチナの今を生き抜く若者たちの姿をスリリングに描いた映画『オマールの壁』が公開中。主演俳優アダム・バクリが、映画公開に合わせて初来日を果たした。作は、分離壁で囲まれた危険と背中合わせのパレスチナを背景に、命懸けで生きる若者たちの姿をリアルかつスリリングに活写した衝撃のサスペンンス・ドラマ。カンヌ国際映画祭をはじめ、多数の映画祭で絶賛され、パレスチナ代表としてアカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品に選出された。イスラエル・ヤッファ生まれのパレスチナ人であるアダムは、何を思い、何を感じ、作の撮影に臨んだのか。劇中、丸刈りだった髪を伸ばし、端正なマスクから時折笑顔をのぞかせる27歳の青年がリアルな心情を語った

    『オマールの壁』パレスチナ人俳優アダム・バクリが語る「個人が世界を変えるんです」 - webDICE
    hharunaga
    hharunaga 2023/12/03
    「視界からは空が見えなくなり、太陽が隠れてしまう大きさには本当に驚きました」
  • 〔映画評〕オルガの死は、どの程度ナナの死の反復なのか/J・L・ゴダール『アワーミュージック』|furuyatoshihiro

    古谷利裕 時間の堆積はそれ自体で歴史となるわけではない。例えば文化の厚みは時間の堆積であっても歴史ではない。歴史とはむしろ、自然な土壌(連続性)である文化が変容し、破壊される時に(つまり切断される時に)刻まれる。例えばクロード・シモンやジョナス・メカス。基的に農耕的であり、土壌=文化の連続性に基盤を置く彼らの描き出すイメージは、土壌=文化歴史に接触して変貌してしまったことによって悲劇的な様相を帯び、彼らのイメージの幸福や輝きはその悲劇と不可分だ。 歴史とは、ある土壌=環境と、別の土壌=環境とが接する(それはしばしば一方が圧倒的に「強い」のだが)ことで、後戻り出来ない変容が生じる、という事柄の積み重ねとして表象される。 ゴダールは、そのような「変容」が既に起こってしまった後のサラエボに降り立つ。そこにあるのは、かつてそうであったであろう痕跡と、それが既に失われてしまった現在の姿であり、そ

    〔映画評〕オルガの死は、どの程度ナナの死の反復なのか/J・L・ゴダール『アワーミュージック』|furuyatoshihiro
    hharunaga
    hharunaga 2023/10/29
    “ゴダールにとって重要なのは「フィクションのユダヤ人とドキュメンタリーのパレスチナ人」といった非対称性であるよりも、ゴダールとオルガの視線の行き違いであり、出会い損ないの方であろう”(古谷利裕)
  • <書評>『仁義なきヤクザ映画史』伊藤彰彦 著:東京新聞 TOKYO Web

    hharunaga
    hharunaga 2023/10/08
    “例えば現実のヤクザ社会で高い構成比率を占める被差別部落や在日コリアンの人々を映画はどう描いてきたか。深作欣二や中島貞夫といった監督が「分かる人には分かるように」組み込んだ意図は…”。評:藤井克郎。
  • 知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい芸術と真摯な芸術~『奇蹟の処女』(The Miracle Woman) - wezzy|ウェジー

    2023.09.16 18:00 知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい芸術と真摯な芸術~『奇蹟の処女』(The Miracle Woman) フランク・キャプラといえば、最後のプレコード映画のうちの1であり、スクリューボールコメディが流行るきっかけとなった『或る夜の出来事』(It Happened One Night、1934)を撮った監督として有名です。今回の連載では、キャプラの非常にプレコード的な作品を紹介しようと思います。アメリカにおけるラジオ伝道とメガチャーチを批判したバーバラ・スタンウィック主演の『奇蹟の処女』(The Miracle Woman、1931)です。 プレコード宗教映画 ヒロインであるフローレンス・ファロン(バーバラ・スタンウィック)はプロテスタントの牧師の娘ですが、父親は長年教会に尽くしたにもかかわらず、若い牧師を求める教区から無一文で追い出されるこ

    知られざるプレコード映画の世界(10):嘘っぽい芸術と真摯な芸術~『奇蹟の処女』(The Miracle Woman) - wezzy|ウェジー
    hharunaga
    hharunaga 2023/09/19
    “ヘイズ・コードは宗教をバカにすることに対しては厳格でした。…プレコード期に頻繁に登場する「堕落した女」(fallen woman)の物語”。文:北村紗衣。
  • 【書評】千街晶之著『ミステリ映像の最前線』-週刊読書人

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    【書評】千街晶之著『ミステリ映像の最前線』-週刊読書人
    hharunaga
    hharunaga 2023/09/17
    “本書を読めば、ミステリの映像化を「原作通り」かどうかだけで評価するのがいかにつまらない行為かがよくわかる。そういう点でも本書はやはり…、秀逸なミステリガイドブックなのだ”。評:秦美香子。書肆侃侃房。
  • 【全起こし】松坂桃李「お尻の痙攣はアドリブじゃなくてリアルを追求した演出です!(笑)」『娼年』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載 | 映画がもっと面白くなる映画情報サイト「ムビッチ」

    ホーム > コンテンツ > 会見全起こし > 【全起こし】松坂桃李「お尻の痙攣はアドリブじゃなくてリアルを追求した演出です!(笑)」『娼年』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載 2001年の直⽊賞候補になり、性の極限を描いたセンセーショナルな内容が話題を呼んだ⽯⽥⾐良の恋愛⼩説「娼年」が、2016年の舞台と同じ松坂桃李×三浦⼤輔のコンビで映画化され、4月6日に公開初日を迎えた。それを記念し、4月7日、作の豪華キャスト陣・監督による公開記念舞台挨拶がTOHOシネマズ 日比谷にて実施され、主演を務めた松坂桃李のほか、真飛聖、冨手麻妙、猪塚健太、桜井ユキ、⾺渕英⾥何らキャスト陣と、三浦大輔監督が登壇した。ここでは、イベントの模様を全文掲載でお届けする。 MC:日は、映画『娼年』公開記念舞台挨拶にお越しくださいまして、当にありがとうございます。今日は、この新しい映画館にお越しくださいまして、

    【全起こし】松坂桃李「お尻の痙攣はアドリブじゃなくてリアルを追求した演出です!(笑)」『娼年』公開記念舞台挨拶レポート 全文掲載 | 映画がもっと面白くなる映画情報サイト「ムビッチ」
    hharunaga
    hharunaga 2023/09/17
    松坂桃李の尻の動きは、『ラストタンゴ・イン・パリ』のマーロン・ブランドに匹敵しましたねw
  • 『熊座の淡き星影』に見るモノクロ映画のメイクアップの魔術 - Mizumizuのライフスタイル・ブログ:楽天ブログ

    2009.09.26 『熊座の淡き星影』に見るモノクロ映画のメイクアップの魔術 カテゴリ:Movie(ルキーノ・ヴィスコンティ) ジャンニは、アンドリューにヴォルテッラの町を案内して回る。廃屋となった修道院の残された、崩れたバルツェ(崖)も、もちろん出てくる。現実のバルツェはヴォルテッラから数キロ離れているが、映画では町はずれの丘が崩れていっているかのように、現実に少し色づけがされている。 「ヴォルテッラは死にゆく運命」と、ジャンニ。 ヴォルテッラの町に入ってすぐの通り。ここは今商店になっているが、通りや建物の風情はまったく変わっていない。 サンドラの夫・アンドリューはアメリカ人。彼のキャラクター付けは、ある意味、非常にステレオタイプのアングロ・サクソン。 今はサンドラの母の夫になっている弁護士に会い、サンドラ&ジャンニとの和解を仲介しようとするアンドリュー。 「話しあえばわかるハズ」みた

    『熊座の淡き星影』に見るモノクロ映画のメイクアップの魔術 - Mizumizuのライフスタイル・ブログ:楽天ブログ
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    hharunaga 2023/08/25
    「モノクロ映画は単に白と黒とその中間の灰色だけでなく、白と黒の間には無限の色合い(ニュアンス)がある」(アレクサンドル・マルキュス)。特にクラウディア・カルディナーレは、光る白目?が凄いしな…。
  • <書評>『映画監督放浪記』関本郁夫 著、伊藤彰彦・塚田泉 編:東京新聞 TOKYO Web

    著者が高校の建築科を卒業して東映京都撮影所に入社したのは一九六一年のこと。映画界は斜陽に入っていたが、大卒エリートに交じって助監督をこなしつつせっせとシナリオを書き続け、ポルノに任俠(にんきょう)ものにテレビドラマにと人気の職人監督にのし上がる。その一代記は、文章の切れといい個性的な登場人物といい、アクション映画のような面白さだ。 中でも諸先輩の言葉を胸に刻み、前向きに生きていった心構えが印象深い。助監督時代に名匠、加藤泰監督に諭された「映画監督ってのはネ、一年や二年映画撮らんでもびくともせん精神もたな…」は後の苦難の時代を乗り切る糧になったし、小沢茂弘監督の「監督って商売、人を信用しちゃいかん」は仕事に向かうときの心得として肝に銘じた。 ほかにも数多くの映画人にもまれながら、やがて「女性映画の関」と評判を得るようになる。その原点とも言える母の記述は人情味にあふれ、まるで映画を見るようだ

    <書評>『映画監督放浪記』関本郁夫 著、伊藤彰彦・塚田泉 編:東京新聞 TOKYO Web