プレデター(捕食者)――。米作家のマイケル・ルイス氏は著書『フラッシュ・ボーイズ』(2014年)で米国株市場を席巻するHFT(ハイ・フリークエンシー・トレーディング)業者をこう呼んだ。かたや今の日本株市場。SBI証券の新しい注文執行の仕組みを利用して利益をあげていたHFT業者も、取引スピードで大きく劣る個人投資家を狙っていたようにも映る。そんなモンスターが幅をきかす裏には、プレーヤーの過当競争と
2017年05月22日10:00 カテゴリ経営自己啓発 孫正義氏に学ぶこと 孫正義氏のことを嫌いな人は徹底して嫌いでしょう。但し、会ったこともない人を風評で判断するのもどうかと思います。(もちろん、その逆も言えますが。)彼に苦手意識を持っている人はその出自とかビジネスの戦い方が日本的ではないと考えるのでしょう。ならば欧米にいる数々の名経営者なら「すごい」と手放しになれるのも論理的ではない気がします。 私は彼を好きか嫌いかというバリアを一旦除去して彼のビジネス戦略を見ることに価値があるとみています。彼の投資に対する先見性は常人の何倍も先を見抜ける力を持っています。また、問題が発生しても絶対にあきらめず、解決していく粘り強さに時として感嘆してしまうのです。 原発事故の直後、孫氏は再生可能エネルギー事業に巨額の資金を投じました。ITの人がなぜ、と思ったのですが、それは彼の独特のひらめきだったので
前回の続き。ようやく日本の話。とりあえず、目先はかなり心配、でも長期的にはほんのり楽観、というところだろうか。 日本のレバレッジ経済 日本がある程度米国のお付き合いをしなければならないのは前々回に述べた通り。米国債が安泰だと考えることはもはや困難だし、ニュース目白押しで忘れがちだが、日本のあちこちの金庫に債券が眠っているフレディー・マックとファニー・メイはどうなるの?という話である。 繰り返すが、ファンダメンタルは、今となっては先進国随一だと思う。ファイナンスがヘタで、何も出来ずに指をくわえつつ、目の前の仕事をまじめにコツコツ積み上げてきたのが奏功しているということだろう。動きが鈍かったがゆえにバブル崩壊の被害が少なかった三菱銀行、みたいな話に近く、結果的に被害は比較的小さい。 しかしいくつか懸念事項はある。ファイナンス下手の日本だって、どっこいレバレッジ経済の考え方を一部に導入している。
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