子ども・ベビー用品を扱う西松屋が成長を続けている。少子化なのになぜ儲かるのか。流通アナリストの中井彰人さんは「西松屋は驚くほど『売らなくていい』店の作り方をしている。これこそが西松屋が見出した縮小市場で生き残り、成長していくための必勝法なのだ」という――。 人口減少のなかでも店舗を増やすチェーンストア 2023年は、最後まで人口が増加していた沖縄県が減少に転じたことで、全都道府県で人口減少となった、という節目であったらしい。我が国の人口は、2009年に既にマイナスに転じていたのだが、地域によってその進行スピードが異なっており、これで全国共通の事象となった。地方ではかなり早くから減少していた地域があり、減少県の数でみると、1981年だと0県だったのが、1991年15県、2001年27県、2011年39県というペースで増えてきた。 こうした環境下でも、チェーンストアは店舗を増やして成長するとい
2024年04月18日10:00 カテゴリ起業経営 物価高の中、事業投資で生き残る術 私の友人がカナダで新規の事業投資を行っています。彼に「資金はどうしたの」と聞けば銀行から借りたと。この時勢、銀行から借りられるだけでも大した信用力ですが、借入金利を考えるとぞっとする位高いコストになってしまいます。それだけのコストを覚悟してでも、新規事業に投資をする価値があるのか考えてみたいと思います。 私はこの5年間で新規投資額が日本とカナダ合わせて8億円超となっています。個人事業としては大きい金額かもしれません。案件の数は4つでちょうどその投資が一段落し、投資の回収期に入っていますので、次の投資に向け、準備を進めているのが私の状況です。幸いにして銀行借入金がないので、高金利でも事業は進められますが、物価高である点を考えると果たしてコストが上昇し続ける中で投資を継続することでリスクが大きくならないかとい
ビジネスを立ち上げたら、売上を気にしない人はまずいないと思います。 本屋のビジネス書コーナーやyoutubeのビジネス系動画のサムネを見ていても、こぞって「売上アップ」「売上○万円を目指す」などと書いてあります。 「売上」という指標を掲げることが一番わかりやすいからそうするのかもしれません。 でも実際にビジネスを執り行う場合は、ここに囚われ過ぎると思わぬ落とし穴にハマってしまうので注意が必要なんです。 売上アップを目標にしてしまうと
「適当にやってくれる?」 夫と飲食店を経営していたとき、常連さんからときどきこんなオーダーを受けることがありました。 「適当に」とはどういうことかと言うと、お金のことはまぁ気にしないから、俺好みの料理を、いつも食べるぐらいの量でいい感じに持ってきて、という意味です。 いちいちメニューを見ながら注文するのが煩わしいお客さま。 店側は常連さんであるその人の好みを大体わかっているので、全部丸投げしてもらうのです。 こういうオーダーをされると、通常お店側はメニューの中でもとくに高い料理を提供します。 なぜなら、お金に糸目をつけないのならより高い料理(=素材がいい or 手間がかかっている)を食べてほしいし、安い料理を出して「お任せでこれなの?」と不満に思われてはいけないからです。 ビジネスを営んでいる多くの人は、このような太っ腹な人をお客さまにできたらどんなにいいだろうかと思いますよね。 もしも上
野本響子さんが興味深い記事をアップしていました。日本はいつの間にか頭脳労働の国から、肉体労働の国になってしまったという話です。 最近、日本の経常収支は20兆6295億円と、2年ぶりに20兆円台に回復しました。ただ内訳を見てみると、黒字を支えているのは肉体・感情労働である観光産業で、頭脳労働によって生み出されるデジタルサービスは大赤字なんだそうです。つまり、日本は肉体労働で外貨を稼ぎ、頭脳労働に外貨を払っている構図というわけです。 このことについては特に驚きはないのですが……. ※このマガジンでは、読者の皆さまの役に立つ視点の提供を心掛け、シリコンバレー、フィリピン、日本の3拠点で生活や仕事をする中で得た気づきを書き綴っています。この記事は単品で300円ですが、月1000円で定期購読すると、1ヶ月20本くらい読むことができます。
はじめに 34 歳のとき、勤めていた会社の経営が傾き早期退職を促されたのを契機に独立しました。その後、41 歳で Authleteオースリート 社を設立しました。諸般の事情で現在も Authlete 社の代表取締役という肩書きを持っていますが、経営者的な仕事は他の人に任せ (参照: シリコンバレーのプロフェッショナル CEO を迎えて米国市場に挑戦する日本のスタートアップの話)、50 歳目前の現在もプログラマとしてコードを書き続けています。 Authlete 社設立 (2015 年 9 月) から 8 年半弱経過したものの、まだまだ小さな会社で道半ばであるため、起業家として何か語るのは時期尚早ではあるものの、軽い体調不良が長引く中、『自分のエンジニアとしてキャリアを振り返ろう!』という記事投稿キャンペーンを見かけ、生きているうちに子供世代のエンジニアの方々に何か書き残しておこうと思い、文章
先日は「大衆の金銭感覚とはいかなるものか」についてお話ししました。 今日は逆に、値段も見ずに買うような人って何を考えているのか?ということについて掘り下げていきたいと思います。 私のようなケチんぼ寄りの方は、値段も見ずにホイホイ買ってしまうタイプの人たち (ぜひともこういう人をお客さまにしたい!!) が、一体どんな価値観でお金を使っているかを知ると、ビジネスに役立つかもしれないですよ! ちなみに以前の記事でご紹介したのはこちらのつぶやきですね。 飲食店を2ヶ月経営してみての感想 →庶民との金銭感覚の違いを痛感した 庶民は一回の会計が3000円から4000円に変わるだけで全く違った印象になる。 数百円のドリンクが一杯無料になるだけでGoogleのクチコミを書く。 →俺からすると考えられなかったが、実際は結構皆やる… — ろじん (@BuzzLogicCEO) January 4, 2024
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「鉄道ファンの聖地」や「プロレスの聖地」と言われる神保町の書泉グランデ 東京都は神保町・秋葉原に店舗を構える中規模書店、「書泉」が元気だ。 経営は赤字続きの状態ながら、2023年3月に1冊の書籍を「書泉グループ独占販売」で復刊させ、結果的にシリーズ3作で累計約3万部も売り上げたのだ。3万冊もの拡販につながったのは、「書泉グランデ(神保町)」に勤めるひとりの書店員の発案によるものだった。 出版業界全体で売り上げの落ち込みが続く中、都心部で本を売り続ける「書泉」の内情とはいったいどんなものなのか。約1年前に代表取締役に就任した手林大輔氏に話をうかがった。 ■転職先は「赤字書店の社長」――書泉の社長に就いたきっかけを教えてください。 「普通に転職サイトで見つけたからです(笑)。ミドル用の転職サイトサービスに登録して、ある日サイトを眺めていたら『へぇ~、社長の公募とかあるんだ』と思って。前職は教育
丸山 恭右 / TSUYOSHI 連載中 @maruccckey 編集目線のコラムですが、漫画家こそ読んだ方がいい内容だと思いました。 結論、「今後、漫画家の億万長者が増える!! この波に乗れ!」 しかし韓国強いなぁ。 2023-09-12 13:53:56 石橋和章 | Zoo | 漫画編集者&原作者&経営者🎨 @mikunikko ほぼ漫画業界コラム22 回顧録11【LINEマンガ】 【LinkーU】 そのスタートアップ企業はLink-Uと言った。今ではプライム上場もしている大きな会社だ。 当時の代表は三重野将大氏という若者だった。ちなみに僕はスタートアップ企業という存在を理解していなかった。要は生まれたての会社の事をそういうのだと思っていた。ベンチャー企業と同じだと思っていた。この誤解が僕の失敗の一要因だ。物を知らないと損をする。ググレカスとはよく言うものだ。その一手間を惜しみ何か
自分のコンテンツで収益を上げたい人いませんか。 AIが生成した画像で収益を上げるにはKindlで出版する方法がありますし、動画で収益を上げるには、YouTubeに投稿して広告収益を得る方法が頭に浮かびます。 でも、チャンネル登録者数の壁や、競合との競争に悩む人も多いのではないでしょうか。 解決策の一つとして注目されているのが、自分をプランド化すること。 つまりファンクラブのようなものを作ってファンに支えてもらう「推し活」のしくみを作ることです。 誰でも簡単にファンクラブが作れるサービス、Patreon(パトロン)をご紹介します。 YouTubeには広告を掲載することなく収益を得られるサービス「YouTubeのメンバーシップ」があります。 しかしYouTubeのメンバーシップは条件があります。収益の対象となる動画はYouTubeに投稿されたものに限定されます。TikTokなどで投稿した動画に
以下の文章は、電子フロンティア財団の「To Save the News, We Must Ban Surveillance Advertising」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation 本稿は全5回連載シリーズの第3回である。第1回のイントロダクションはこちら。アドテク企業の解体に関する第2回はこちら。アプリストアの開放に関する第4回はこちら。ソーシャルメディアにおける「エンドツーエンド」原則に関する第5回はこちら。このシリーズ全体は1つのPDFでダウンロードできる。 アドテク産業は、我々をスパイすることで毎年数千億ドルもの利益をあげている。こうした企業は、あらゆるウェブサイトで目を光らせているだけでなく、アプリやテレビ、車にまでその触手を伸ばしている。我々のデータへの彼らの貪欲さは留まるところを知らない。更に悪いことに、我々の購買
いい感じのオープンソース・ソフトウェアを書いて、それを元に起業することを考えてみたことがある人は結構いるようだ。実際に僕はここ1年半ほど、自作のオープンソース・ソフトウェアを元にビジネスを立ち上げようと試行錯誤してきた。その経験についてここでシェアしてみようと思う。 あらすじ薄々予期していたことではあったけれど、結論から言うと、そんなにはうまくいかなかった話ということになる。要点をまとめると次の通りだ。 「moldリンカ」というオープンソースのツールを開発して、それを元にビジネスを行おうとしていた そこそこ稼ぐことはできたものの、大きなリターンを得るのは難しかった ほとんどの企業はオープンソースを大々的に活用していても「無料のソフトウェア」にはお金を払うつもりはないし、払いたくても社内制度上できない 大きなリターンを得たいのならば、自作のオープンソース・ソフトウェアを元にサービスを立ち上げ
サービス業でも物販でもなんでもそうなんですけど、ビジネスをするにあたって、売りたいものを売るべきか、売れるものを売るべきかって多くの人が悩むと思うんですよね。 あまり儲からなくても、売りたいものを売ってやりがいを感じながら仕事をするのが幸せなんでしょうか。 それとも、売れるものを売ってたくさん稼いで、趣味や好きなことに使う方が得策なんでしょうか。 今日はこのことについて考えてみたいと思います。 自分の好きなものが世の中の需要とマッチしているとは限らない冒頭で「どちらが幸せか、得策か」と書きましたが、実のところ幸せの定義なんて人それぞれなので、各人が好きなようにしたらいいとは思うんです。 でも好きなようにできるからこそ悩んでしまうのが個人ビジネスというものですよね。 ではまず両者のメリット・デメリットから見ていきたいと思います。 売りたいものを売る場合のメリットは、先にも触れたように仕事をし
Airbnb創業者に学ぶ「イケてる事業計画書の書き方」。たった10ページ余で30億ドルを資金調達できた秘訣 ビジネスパーソンにとっては馴染みの深い「事業計画書」。新規事業の立ち上げの際に作成するのはもちろんですが、既存事業の中期事業計画を立案する際や、起業家が資金調達のプレゼンをする際にも、事業計画書は重要な役割を果たします。 それほど重要な資料であるにもかかわらず、私たちは意外なくらい、事業計画書の書き方についてきちんと学んだことがないと思いませんか? そのせいか、ビジネスの現場で目にする事業計画書の中には「イケてない」ものが少なからず存在しています。そもそもの事業目的が曖昧なもの、収益見通しが甘すぎるもの、事業を実行する組織体制に無理があるもの……などなど、例を挙げればきりがありません。 私は事業計画書を作成する側も、それを承認する側も、そしてその事業計画を執行する側の3つとも経験した
「【正体隠して稼げ1億円】起業チャレンジ!覆面ビリオネア」と題したこの動画は、アメリカのある大富豪が、自分の身分を隠して知らない街に移り住み、90日間で100万ドル規模の事業を作る挑戦を追ったドキュメント。 持ち物はたった100ドルと軽トラック1台、それに連絡先の入っていない携帯電話のみ。全く知らない土地に降り立ち、住まいも知り合いもいない、完全にゼロの状態から起業に挑みます。 全8回に渡って収録されているこの起業リアリティーショー、はっきり言って学びしかありません。ビジネスにおいて有用な考え方がギュッと濃縮されているんです。ぜひいちど見てみてほしい。 今日はとりあえず、エピソード(1)から「これは!」と思う部分をいくつか抜粋してシェアしたいと思います。 資金がなくても起業したいなら持ち合わせが100ドルしかない億万長者の主人公・グレンは、まずはとにかく手持ちのお金を増やすことを考えます。
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