今回は少し予定を変えて、パイオニア「KURO」シリーズの今後について話を進めたいと思う。 低価格・高スペックなテレビを望む人がいるのと同じように、高画質・高品質なテレビが買えなくなることを懸念する消費者もいる。そんな人たちにとって、パイオニアのプラズマ自社生産撤退は、大きな心配事として捉えられていた。 パイオニアのプラズマテレビは、単に高スペックなパネルを使ったテレビというだけでなく、さまざまなこだわりが詰まった驚くほど丁寧な製品だったからだ。筆者自身、現行製品の「PDP-6010HD」を使用しているが、不満といえば遅くて使いにくいEPGぐらいのもの。レコーダーでのタイムシフト視聴やパッケージソフト中心のユーザーならば、気になるところはない。 例えばKUROシリーズには、画素欠損がないという。これは実際にパイオニアの役員に伺った話だが、画素欠損のチェックを全数行っていたという。細かなところ