割と顔見知りや知人が多いのは仕事柄人と会うことがとても多いからと、私がかなり人の顔と名前を覚えるのが得意だからだと思うんですが、町内会の行事やマンシャンの管理組合で「おや」と思う属性持ちの人がいます。 一番気になるのは「よく分からないクレームを言ってくる人」です。 マンション保有の雨樋が壊れて玄関前が水浸しになりそうだったので、管理会社通じて補修をしてもらう工事を手配したのですが、施工業者の人に区分所有の住民が「なぜ無断で工事しているのか」と詰め寄っている現場を目撃したときは目眩がしました。馬鹿なのかな。 理由を聞いてもなんだか良く分からないので、お前の言っていることは何だか良く分からないと伝えたうえで、その場を離れて工事の邪魔をしないように伝えました。 なぜ説明するかというと、こういう人たちは心のどこかで、工事の邪魔をすると誰かが地元対策費とか迷惑料などで現金を包んでもらえると彼らは期待
東京電力福島第一原子力発電所にたまる処理水の放出が進められています。国は安全だとしていますが、SNSではさまざまな声が出ています。 その中で、多くの投稿があるのが「処理水に含まれるトリチウムが生物の体内で濃縮される、生物濃縮が起きるのではないか」という疑問です。 生物濃縮はしないとされていますが、どういう理由でしないのか。 トリチウムの取り扱いを研究してきた専門家や放射線の影響に詳しい専門家などに取材してまとめました。 Q.生物濃縮って? そもそも「生物濃縮」ってどのようなことなのか? 「環境中の特定の物質が生体内に濃縮・蓄積されること。食物連鎖を経て、濃縮率が数十万倍以上に達することもある」(「広辞苑」より) 海の生物の場合、プランクトンを小さな魚が食べ、その魚をさらに大きな魚が食べるという食物連鎖を経て、ある物質がより大きな魚にたまっていくという現象です。
6月30日、国際エネルギー機関は、各国政府が輸入化石燃料への依存度を減らそうとする中、実質排出ゼロ目標を達成し、エネルギー安全保障を確保するためには、今世紀半ばまでに世界の原子力発電設備容量を2倍にする必要があるとの報告書を公表した。写真は4月、スイス・ライプシュタット近郊にある原子力発電所で撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann) [ロンドン 30日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は30日、各国政府が輸入化石燃料への依存度を減らそうとする中、実質排出ゼロ目標を達成し、エネルギー安全保障を確保するためには、今世紀半ばまでに世界の原子力発電設備容量を2倍にする必要があるとの報告書を公表した。
トリチウムを含む処理水の排出が、社会的関心を呼んでいます。復興庁が作成したゆるキャラをつかった動画やチラシが非難され、公開中止に追い込まれました。中国や韓国が、日本の対応を非難しており、国際問題にも発展しかねない雰囲気です(韓国はトーンダウンしたようですね)。日本の水産業にも関わる重要な問題ですので、科学的な事実に重点を置きながら、トリチウムを海洋に排出することの問題点について整理してみました。 トリチウムは重たい水素ですトリチウムは水素の一種です。水素には、普通の水素と、重たい水素あり、重たい水素の一種がトリチウムです。トリチウムは、普通の水素と比較すると中性子が二つ多いので三重水素とも呼ばれています。普通の水素とほぼ同じ性質を持ちます。 トリチウム(三重水素)は、余計な中性子をもつ、重たい水素です。 トリチウムはトリチウム水として存在するトリチウムは単独で存在するのではなく、トリチウム
東日本大震災による福島第1原発事故から10年。先進諸国では原発の利用が縮小を続けている。しかし気候変動対策は急務であり、脱炭素化のために原発は欠かせない。中国とロシアは輸出を続ける。福島の事故が残した教訓は、原子力発電を避けることではなく、賢く利用せよということだ。 日本で最も人口の多い島、本州北部の太平洋岸が津波で壊滅的な被害を受けた震災から10年がたった。この津波は、この地域の記録に残る過去最大の海底地震が引き起こしたものだ。この地震と津波は2万人近い住民の命を奪った。10万戸以上の家屋を全壊させ、数千万人の暮らしを先の見えない混乱の中に投げ込んだ。 直接的な経済損失は2000億ドルを超えるとみられる。自然災害がもたらした経済損失としては世界でも過去に例を見ない額だ。 だが、世界の多くの人々がこの災害を記憶しているのはその規模ゆえではない。ただ1つの出来事、すなわち地震後に福島第1原子
福島事故。畑村洋太郎・元政府事故調委員長に聞く 「原発は外国から持ってきた技術、生みの苦しみを通っていない」 竹内敬二 元朝日新聞編集委員 エネルギー戦略研究所シニアフェロー 東京電力・福島第一原発の事故から4年、畑村洋太郎・元政府事故調査委員長が朝日新聞のインタビューに応じた。畑村氏は、事故の背景として「形だけ、紙の上の安全確認だった」「日本人社会は危ないと想定すること自体がタブーだった」などを指摘し、原発の技術論にとどまらず、日本的な文化土壌からも事故の原因、分析を語った。畑村氏の言葉は、福島事故の本質を浮き彫りにすると同時に、「それらの問題はどこまで解決されたのか」という問いを突きつけている。原発の再稼働、避難計画の実効性など、私たちの目の前にある課題を考える指標になる。 畑村氏は、「失敗学」の研究経験を生かし、「調書は非公開にする」の方針で関係者を聴取し、未曽有の大事故に迫った。た
東京都小平市の三田医院は、震災以降、我が子を守ろうとするお母さんたちの駆け込み寺のような状況になっています。 院長の三田茂医師は、休憩時間もなし、休みさえ返上し、診療時間が終わった後も誠意を尽くして放射能被曝に関する検査を行ってきた医師です。 都内では、内部被曝を心配しているお母さん方から一番信頼をおかれている医師です。 ご自身にもお子さんがいるので、これ以上東京におれないと、年度末(3月いっぱい)で病院を閉院し、岡山へ転居することになっています。 医師は、最後の最後まで、関東の人たちに検査を受けるよう勧めていますが、予約殺到で今からでは予約は取れないでしょう。 岡山でも人救いのために、超多忙の生活を送ることであろうことは容易に想像がつきます。 アメリカ、カナダなど数ヵ所にサテライトを持つvice.comが、数日前に三田茂医師にインタビューしました。 日本の医師が東京から避難するよう勧めて
(英エコノミスト誌 2012年11月10日号) 日本の原子力の未来に関する政府のごまかしは、いまだに説得力を欠いている。 青森県の北東部沿岸にある人里離れたこの村は、北朝鮮やイランのスパイを大喜びさせるだろう。 ここが起伏に富んだ田園地帯だからではなく、ウラン濃縮施設と、使用済みのウランとプルトニウムを再処理して核燃料を作る試験を行っている工場があり、日本が保有する9トン超の分離プルトニウム――専門家によると、1000発以上の核弾頭を作るのに十分な量――の大部分の隠し場所だからだ。 六ヶ所再処理工場は、核兵器を持たないと誓い、54基の原子炉のうち2基を除いてすべてが停止している国では異常な存在に思える。 国の原子力政策を無意味にするような矛盾 だが、2030年代末までに原子力を段階的に廃止したいと言っている当の政府は、日本の原子力発電所が2050年代までフル稼働するための燃料を供給するのに
印刷 関連トピックス原子力発電所中部電力 静岡県牧之原市議会は26日、隣接する御前崎市にある中部電力浜岡原子力発電所について「確実な安全・安心が将来にわたって担保されない限り、永久停止にすべきである」とする決議案を賛成多数で可決した。西原茂樹市長も決議を支持する態度を表明する見通し。 牧之原市は浜岡原発から10キロ圏にあり、中部電と安全協定を締結している。同協定を結ぶ地元4市(御前崎、掛川、菊川、牧之原)で「永久停止」を求めるのは牧之原市議会が初めて。 続きは朝日新聞デジタルでご覧いただけます関連記事中部電、関電に電力緊急融通 浜岡原発停止後初めて(8/2)浜岡原発停止要請「大英断」 黒岩知事が評価(5/11)知事、浜岡原発停止要請に「適切な対応といえるのか」(5/8)市長会、静岡・浜岡原発の安全性に憂慮 政府へ要望(4/4)静岡・浜岡原発の停止求め署名送る 高山の団体が中電に(4/4
原子力の経済性について疑問視されている。核燃料廃棄物や今回の福島第一原発のような事故の賠償費用を考えれば、もっと高いのではないか、と思われているようだ。そこで今回は発電単価とその意味について考えてみたい。 出所: 経済産業省、エネルギー白書 2008年度 まず、基本的なことだが、当然だがこれらの発電単価の試算には核燃料廃棄物の処理や、将来の廃炉にかかる費用などは含まれている。それが過小評価されているのかどうか、というのは大切は視点ではあるが。電力会社の決算書などを見ればわかると思うが、核燃料廃棄物の処理や廃炉の費用は、会計的にも毎年計上されている。 また福島第一原発の事故は、多くの人が思っているほど巨額なものではない。政府試算によると4兆円程度とのことだが、これは10万人にひとり4000万円ずつであり、かなり多めの試算である、との印象を筆者は持っている。また福島県の農業産出額は年間2450
原発事故作業へ、経験生かして=「リタイア組」130人志願−元技術者が呼び掛け 原発事故作業へ、経験生かして=「リタイア組」130人志願−元技術者が呼び掛け 「僕たちリタイア組がやるしかない」。福島第1原発の事故対応の長期化が予想される中、元技術者の山田恭暉さん(72)が発起人となって、収束作業に当たる「行動隊」結成を呼び掛けている。建屋での作業も念頭に置いているが、既に約130人が参加を表明しているという。 山田さんは東大工学部を卒業後、住友金属工業で勤務し、プラント建設などに従事。原子力に関する知識もあり、事故が深刻な事態に至ることはすぐに分かったという。 「ロボットを遠隔操作しても、最後には人間の目と手でしかできない大事な仕事が残る。高い放射線量の中で若い人がやったら、子供ができなくなる危険性もある。被ばくの影響が比較的少なく、技術も分かる僕たちのような退役組こそ適任と考えた」と語
2011年05月05日18:13 カテゴリエネルギー 原子力の魅力はイノベーションがなかったこと ビル・ゲイツのWiredビジネス会議での発言が話題になっている。「福島事故があっても原発は火力より安全だ」という話が注目されているが、本題はエネルギー産業のイノベーションだ。彼は「原子力にはほとんどイノベーションがなかった。それがこの産業の魅力だ」という。 電力産業はこの数十年、地域独占と規制に守られて、古い技術がいまだに残っている。福島の悲劇は、40年前の「第2世代」の原子炉を延命していたことで、現在の主流である第3世代の原子炉では、受動的安全装置によって福島のような事故は(設計上は)起こりえない。第4世代が、彼の投資しているテラパワーなどの軽水炉と異なる設計思想である。まだ開発段階だが、主な技術として次のようなものがある:超高温ガス炉 超臨界圧軽水冷却炉 溶融塩炉 ガス冷却高速炉このような
2011年04月21日11:23 カテゴリエネルギー ビル・ゲイツ、原発を語る 以前の記事でもちょっと紹介した、ビル・ゲイツの投資している原発プロジェクト「テラパワー」について、彼がTEDで語っている(日本語字幕つき)。「2050年にCO2の排出量をゼロにする」という目標はユートピア的だが、その達成方法について語っている部分はビジネスマンらしいリアリズムでおもしろい。 再生可能エネルギーは燃料を必要としない点ではすぐれているが、こういった技術で収集できるエネルギー密度は発電所に比べ著しく低いため、普通の発電所の何千倍もの面積が必要。太陽や風のような不安定な供給源に頼るとすると、それを利用できない間エネルギーを得る別の手段を用意しなければならない。 エネルギー貯蔵の問題も重要だ。あらゆるタイプのバッテリーを検討したが、いま入手できるバッテリーをすべて集めてもエネルギーを10分間も供給できない
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