米Googleは5月15日(現地時間)、次期Android OS「Android 15」の「beta 2」をリリースしたと発表した。その中で、中国語、日本語、韓国語の表示で使用しているフォント「NotoSansCJK」がバリアブルフォントになるという。 新たに搭載するフォントは「CJK Variable Font」と呼ばれ、Googleは「日中韓言語におけるクリエイティブなタイポグラフィの新たな可能性を開き、デザイナーはより幅広いスタイルを模索し、以前は困難または不可能であった視覚的に印象的なレイアウトを作成できる」と説明している。 また、変体仮名のフォントファイルがデフォルトで組み込まれる。Googleは2月に、ChromeOSやAndroidでの日本語環境改善の一環として「Noto Serif 変体仮名」をリリースしており、アートワークやデザインだけでなく、古文書の正確な伝達と理解の維
Android 15にアプリの存在を隠す新機能、日本での「Googleメッセージ」対応も発表 基調講演からは漏れてしまったものの、会期2日目にはAndroidの新機能が多数発表された。Android 15の新機能として導入されるのが「private space」。これは、ロックをかけてアプリそのものの存在を隠すことができる仕組みで、指紋認証などをしない限り、それを呼び出せないようにできる。private space用に、別の認証を設定することも可能だという。 「Theft Detection Lock(盗難検知ロック)」も、2024年後半に登場する新機能の1つで、ここにもAIが活用されている。ユーザーの手から奪い取られたデバイスが車などに乗せられたリ、走って持ち去られたりしようとしていることを検知し、これが有効になるとすぐに端末にロックがかかる。これとは別に、オンデバイスのAIを使い、詐欺
Google I/Oで明かされたAndroidの進化 日本で「Googleメッセージ」開始、RCS対応でKDDIと連携(1/2 ページ) Googleは、5月14日から15日(現地時間)に渡り、米カリフォルニア州マウンテンビューで、開発者向けイベントの「Google I/O」を開催している。14日の基調講演では、同社CEOのスンダー・ピチャイ氏ら幹部が登壇。生成AIモデルGeminiの最新版である「Gemini 1.5 Pro」や、高速版の「Gemini 1.5 Flash」を発表するとともに、Google DeepMindが開発中のAIエージェント「Project Astra(アストラ)」を披露した。
Googleに聞く「Google メッセージ」日本展開の意義 AppleのRCS対応は「非常に楽しみにしている」(1/2 ページ) Googleは、5月14日、15日(現地時間)にかけて開催したGoogle I/Oで、「Googleメッセージ」の日本展開を発表した。Googleメッセージは、RCS(Rich Communication Services)を活用したメッセージアプリ。既にサービス自体は始めていたが、同アプリが標準搭載されている端末はPixelシリーズなどの一部にとどまっていた。今後は、KDDIが販売する端末にGoogleメッセージをプリインストールし、日本での普及を加速させていく構えだ。 そのGoogleメッセージの製品管理チームを率いるAndroid and Business Communications Directorのヤン・イェンドレヨヴィッチ氏が、日本の報道陣のグル
KDDIが5月16日、Googleが提供するメッセージサービス「Google メッセージ」を、Android端末の標準アプリとして追加採用することを発表した。Googleが表明しているグローバル標準のRCSの取り組みに賛同し、AI技術なども活用しながらユーザー体験向上を目指すとしている。Android端末への採用時期は、あらためて告知する。 Google メッセージは、従来のSMSを拡張したRCS(Rich Communication Services)に準じており、電話番号ベースで写真や動画を送受信できる。RCSはGSMAで標準化されており、全世界で採用キャリアや対応機種が拡大している。 KDDIは、国内では同じくRCSに準拠したメッセージサービス「+メッセージ」を提供しているが、ここにGoogle メッセージが加わることになる。同社は、これまでのメッセージサービスで培ってきたアセットや
米Googleは1月9日(現地時間)、Android、ChromeOS、Windowsでコンテンツを共有する機能「Nearby Share(日本では「ニアバイシェア」)」と、韓国SamsungがGalaxy端末で提供しているコンテンツ共有機能「Quick Share(日本では「クイック共有」)を統合し、「Quick Share」という名称にすると発表した(日本で「クイック共有」になるかどうかはまだ不明)。Androidユーザーには2月からロールアウトしていく計画だ。 ニアバイシェアは、Googleが2020年に提供を開始したコンテンツ共有機能。米AppleのAirDropのように、物理的に近くにある対応端末とファイルやアプリを共有できる機能だ。クイック共有も同様の機能だが、Galaxyのみが対象だ。いずれも「Bluetooth Low Energy」と「Wi-Fi Direct」を採用して
NTTドコモは、12月5日に「Galaxy S23 SC-51D」「Galaxy S23 Ultra SC-52D」をAndroid 14へアップデートした。 Android 14では、壁紙やロック画面などのカスタマイズ方法を追加。自分のスタイルに最も合うフォントの種類、ウィジェット、色、構成を選択でき、AI を使用して状況に応じて画面を調整する。 Android 13でのハイダイナミックレンジ(HDR)動画のサポートに続き、Ultra HDRでのHDR画像をサポートする。 アプリごとに分離されている健康に関するデータを1つに保存し、プライバシーを一元管理するヘルスコネクトを追加。各種ヘルス&フィットネスアプリに接続して同期すれば利用できる。位置情報などの情報へのアクセスをアプリに許可するよう求められた場合、アプリが位置データを第三者と共有している際に通知が表示されるようになった。 視覚/
はじめにこちらはmhidakaが建立したAdvent Calendar Day.3となります。 こんにちは、はじめまして、のなと申します。mhidakaさんのTweetを見つけて、初めてAdvent Calendarなるものを書いています。なにかお作法間違っていたら大目に見てください、よろしくお願いします。 軽く自己紹介をさせていただくと、普段はGoogleでAndroidのTextまわりの開発を行っており、DroidKaigiやShibuya APKで発表させていただいたりしています。最近はほぼ絵文字の話しかしてないので、絵文字おじさんと思われてそうですが、普段の仕事は絵文字に限らず、Androidの文字表示の部分は大抵面倒をみています。 今回この機会をいただいたので、どんな内容を書こうか迷ったのですが、やはり皆が読んで面白い内容というと、絵文字になるのかなぁ、ということで性懲りもなく絵
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 米Google Researchと米Google DeepMindに所属する研究者らが発表した論文「Android in the Wild: A Large-Scale Dataset for Android Device Control」は、Androidデバイスを自然言語で操作するための大規模な学習データセットを提案した研究報告である。このデータセットには、画面やアクションを含むデバイスのインタラクションの人間によるデモンストレーションと、それに対応する自然言語の指示が含まれている。データセットはこちらから入手できる。 自然言語コマンド
iPad一強になってしまっているタブレット どうしてこうなった? Googleから最近リリースされた「Pixel Tablet」、昨年サムスン電子からリリースされた「Galaxy Tab S8」シリーズなど、この頃Androidタブレットが賑やかだ。6月に日本参入したばかりのアメリカのスマホメーカーOrbic(オルビック)もローンチはスマホ以外に8型と10型のタブレットを投入してきた。XiaomiやOPPOなどの中国メーカーもミドルクラスのAndroidタブレットをリリースした。10万円以上のAndroidタブレットが日本で売れたのはここ数年で0台と言われるほど、iPadの1強が続いているにもかかわず、このリリースラッシュ。いったいどうなっているのだろうか。 2010年にAppleから登場したiPadは、それはもう革命的だった。タブレットPCというジャンルは2000年代前半からあったが、i
Samsungが2023年2月に発表したフラッグシップスマートフォン「Galaxy S23」シリーズについて、OSなどシステムファイルが用いる容量だけで60GB超を占めることが明らかになりました。 Bloatware pushes the Galaxy S23 Android OS to an incredible 60GB | Ars Technica https://arstechnica.com/gadgets/2023/02/the-samsung-galaxy-s23s-bloated-android-build-somehow-uses-60gb-of-storage/ Android向けクラウドプラットフォーム・EsperのシニアテクニカルエディターであるMishaal Rahman氏は自らのZenfone 9でシステムファイルが22GBを占めていたことから、他の端末ではどう
米国のスマートフォンシェアで、「Android」が10年以上ぶりに「iPhone」に抜かれ、2位に転落した。無料のオープンソースOSであるAndroidは、今でも世界の多数のスマートフォンに搭載されており、サムスンやMotorola、OnePlusのデバイスで採用されている。TCL、Nokia、BLUといった低価格ブランドのスマートフォンを足しても、Androidスマートフォンの米国におけるシェアはiPhoneに及ばない。 世界的に見ると、Appleがシェア1位を誇っている国は多くない。AppleのシェアがAndroidを上回っている国は、米国、カナダ、日本だけだ。それ以外のすべての国では、Androidがリードしており、多くの場合、Appleに大きな差を付けている。 Androidが首位から陥落したことは、Appleが「iPhone」シリーズを中心に名声を築き上げてきたことを証明している
iPhoneからPixelに乗り換えて手に入れたもの、失ったもの2022.12.13 20:00367,183 山田ちとら 新機一転。 個人的に使用しているスマートフォンを、アップルのiPhone 12 miniからグーグルのPixel 7 Proに換えました。 乗り換えた動機と、換えてから1ヶ月使ってみてどのような点がメリット、デメリットだと感じたのかをお伝えしていきます。 小さなスマホ派だったのに2020年11月に発売されたと同時に購入し、2年間愛用してきたiPhone 12 mini。仕事にもプライベートにも必要不可欠な、個人史上最高のスマートフォンでした。ミニサイズで軽量だからこそ持ちやすく、使いたい時にサッと出して使える機動性に優れていました。写真のクオリティも高く、2年間分の思い出を鮮やかに記録してくれました。 唯一の悩みはバッテリー寿命。ミニサイズならではの弱点です。一晩充電
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