起きる時間だよ とか トイレ片付けて とか ご飯の時間だよ とか けっこう猫に おこられる ごめんごめん
鼻水をかんだ後いつもの流れでゴミ箱へティッシュを投げようとした時、ゴミ箱の横には猫が居た。 いつの間にこの仕事部屋に入ってきたのか全然気づかず「あっ!」と声が出た時には既にティシュをリリースしていた。 ティシュは猫の顔に当たり、「ごめん!」とすぐに謝ったものの猫はそっぽを向き、無言で尻尾を激しく振った。 その後なんども謝り、何度目かで猫はようやくこちらをチラリとのぞき込むように顔を向け、それからゆっくり歩んでくると私の膝に頭を擦り付けた。 良かった許してもらえたんだ…と安堵したのもつかの間で猫はぴょんとジャンプしデスクの上に乗るとキーボートに足をのせて伸びをし、意味不明の文章をモニターに書き出した。 慌ててすぐに退かし、猫は恨めしそうにこちらを見つめるものの頭を撫でて再び謝った。 猫は少しずつ機嫌を直した様子で、今は膝の上で落ち着いて寝ています。 後でお詫びになにか上げようと思う。
我が家にはブチの雌猫「コマチ」がいる。もう10歳を超えた。人は怖くないが猫嫌いという性格で、例えば昔、私が子猫を保護して家で世話してるとたいそう威嚇する。 彼女自身も迷い猫だったのだが……。 さて、私が一家で引っ越して2ヶ月、コマチが新居に慣れきった頃。 広いフローリングの床掃除にうんざりしたため、私はAmazonのブラックフライデーでロボット掃除機を購入した。 驚くほど大きな箱に入ってきたそれを整理し、設置し、スマホアプリとの初期接続に四苦八苦した後、ようやく初稼働の準備が整う。 慣れ親しんでもらうため、母に名付けさせて曰く「ダイアナ」である。今日から掃除をよろしく、ダイアナ。 さて、コマチの前でダイアナを動かすと……案の定ビビる。 「何コイツ!?」と言わんばかりに目を丸くし、つま先立ちになり、遠巻きに監視する。 近づかないが、目を離すことはない。 ダイアナが離れればコマチは追いかけるし
毎日取ってあげている 大人しくしてるから 寝てる時に急に触っても嫌がらない えぇ取ってくださいって すました顔で 当然のようにしてるけど もしや権利を行使するために 自分でつけているのか 兄猫はひとりできれいにやってるので きみもちゃんと顔を洗うようにしてほしい 取ってあげても また寝るし
うちの猫が死んだ。 齢16だったので、おそらく寿命だろう。 彼のことは明朝、夫が発見した。 裏庭で大の字のように横たわっている姿を見かけ、声をかけても全く反応がない。 目を凝らすとお腹が全く動いていない。呼吸をしていない。 慌てて駆け寄り、触ると既に身体が冷たかった。 あまりに突然ことで唖然とする暇もなく、平日の朝はいつも通りの喧噪さがあった。 私は市とパート先に連絡し、みんなで朝ごはんを食べ、支度をして、各々の場所へと出かけていく。 娘は小1だ。彼が死んだことに嘆き、悲しみ、それでも迎えは来て、友人の顔を見て多少心が安らいだのだろう。 気を持ち直すと出かけて行った。夫はいつも通りに家を出て、私は二人が出かけるのを見届けると庭に出た。 愛猫は庭先に伸びており、触れると冷たく、剝製のようで、そこにはもう生命の残滓はないように思われた。 市役所に電話し淡々としたやり取りをした後、私が彼を市の方
猫といえば「かわいい」だろ、と思う。 自宅で飼っている猫でも、他人が飼っている猫でも、私の場合、分け隔てなくとにかく「かわいい」と感じる。 だが、猫や犬、ペットの「かわいい」を無闇に、無理やり他人に押し付ける行為はなんとなく苦手だ。SNSでも、そんな目で見られないようになるべく心がけている。 しかし特定の誰かに読ませる目的のないスペースで、宛てもなく猫の話をするのはセーフだろう、と個人的に思っている。 特に私は猫好きなので、ネットに転がっている猫についての文章は大抵ありがたく享受している。 そういう人は多いはずだ。 自分一人が考えていることは、世間で百人以上が同じことを考えていると思う。 ので、増田では好きなだけ猫の話をしたいと思う。 で、飼い猫は昔ちょっとブスでした。 あんまり飼い猫についてこういう話をする人を見かけないので、どこかに同じ体験をした人はいないだろうか、という考えもあってこ
うちにはねこがいます 4年前にしんでしまったねこですが たぶんまだいます ねこはふとした瞬間あらわれます 例えばツナ缶を空にしたとき 例えば焼き鮭の皮が残ったとき 例えば縁側に日差しがやって来ているとき 例えば他のねこをめにするとき 私たち夫婦は口にしてしまうのです 「○○ちゃんの名前」を そうすると頭のどこかに○○ちゃんがやって来ます。一番元気だったあの頃のままで 最初こそ、悲しかったわたしたちですが 最近はにっこりと笑って 「また○○ちゃんが来てしまったね」と 思うことにしています 縁側に座ると○○ちゃんがねています わたしたちはそこに喉が乾いた時のために 缶詰に入った水をそっと置いておきます 庭を歩いていると○○ちゃんが 教えてくれます 「ここは春になると雛鳥が落ちているよ」とか 「ここの草むらは寝転がると気持ちいいよ」とか 最近、○○ちゃんが気に入っていた毛布を処分しました。 その
大抵、SNSで公開しづらいトピックを増田で書いている。個人的にそういうことにしている。 鍵アカウントだろうとなんだろうと、他人の目がいつまでも気になって仕方がない。自意識過剰なのだ。 知人から「あいつ、いい歳してこんなこと言ってら」と鼻で笑われたくない。 「まあ!平日にこんなこと言って……どうしようもない人!」「食事時に妙なもん見せて……許さないよ」 そう思わせたくもないのだ。 だから、私は増田で猫のうんちについて書く。しかも「うんち」について、「嬉しい」と思う感情について書く。 タイトルも「猫」「うんち」「嬉しい」の三語をきちんと入れて、非常にシンプルだ。 おそらく猫のうんちの話を読みたくない人はここまで読んでいないだろうから、猫のうんちについて書き続ける。 我が家では猫を三匹飼っている。 一匹は四歳、もう一匹は三歳、もう一匹は十五歳だ。 普段三匹ともふわふわ転がってニャーニャー言ってる
今日実家の猫が死んだ 正月帰ったとき檻に入ってればいいのにわざわざ出てきて撫でさせてくれてたのはお別れのつもりだったんだろうか そうだったらいいな 正月くらいしか実家に帰らない人間だけど思いの外涙が止まらなくてびっくりしている 世話なんて全然してない、ただ撫でてやったり遊んであげたりしただけなのに 喪失感も後悔もあるけれど、言いたいことは正月まで生きてくれてありがとうという言葉かもしれない 今まで生きてくれてありがとう
猫は甥っ子より一歳年上で、赤ん坊の頃から甥っ子を見守り、よく一緒にいた。 甥っ子が四歳になると姉夫婦は転居し、それからは盆や正月になると遊びに帰って来るようなった。 甥っ子が六歳になると私たちはお年玉をあげるようになり、甥っ子はえらく喜んだ。猫はそれを傍で不思議そうに眺めていた。 そして今年も当然、お年玉をあげた。 甥っ子はとても喜んでいて、でも傍に猫の姿はなかった。 あれ?さっきまではいたのに…と周りを探してみたものの結局見当たらなかった。 翌日。軒先に雀の死骸があった。 猫はいつの間にか帰ってきていて、満足げな表情でスヤスヤ眠っていた。 これはもしかして甥っ子へのお年玉なのかもね、と母が言い、なんだかとてもほっこりした。 雀は甥っ子と猫に気づかれないように処分したけど、ちゃんと甥っ子のことを想っていてくれたんだなと思うと嬉しかった。
母は猫を飼いだした。俺の一人暮らしをきっかけに。 そいつは人懐っこい性格なのか、たまの帰省でやってくる見知らぬ俺にも触らせてくれるいいやつだった。 猫を挟んだ母との会話も自然、その子の話が中心となり、母は楽しそうで。俺の代わりというよりはもはやかつての俺以上に猫中心で暮らしているんじゃないかと羨ましかったり、母を頼んだぞといった気持ちでいた。 そんな愛の独占者からはじめてプレゼントをもらったのは数年前のお盆だった。 まだ暑い季節。築50年は超えてると思うボロい実家。猫類から人類への贈り物はGだった。Gの死体だった。 フィクションだけの話だと思っていたが、まさか本当にGを咥える猫がいるとは! 俺はGが大嫌いで、ボロ屋で毎年Gが出ても一目散に逃げて母に退治を依頼する軟弱ボーイだった。視界から外れることの方が恐いがそれでも目視も耐え難いので丸投げ一択。依頼して外出だ。一人暮らしをするときも何が一
俺たち夫婦の家庭は子なしだった。 妻との出会いは大学で、卒業してから結婚をした。 それまでに同棲をしていなかったこともあり、実際に暮らし始めてからの齟齬は少なくなかった。 結婚してからはすぐに猫を飼った。 里親として一匹を引き取ったんだ。 一匹の雄猫。 子猫だったこともあり最初はとてもやんちゃで人懐っこく、たくさん暴れた。 子はかすがい。 そんな言葉が示すように、俺と妻の結婚生活が三年続いたのはこいつのおかげだろう。 だが、三年で終わりが訪れた。三年で、俺たちの結婚生活は終わりを告げた。 誰のせいでもない。それは仕方がないことだった。 手続きも済ませ、身辺の整理も終わった後。 最後に残ったのが「猫をどうするか」という話だった。 既に借家は二人とも離れることに決めていた。 だからどちらにしろ、猫もこの地を去らなければならない。 だったらせめて二人のどちらについて行くか。それぐらいは当人に決め
夕方、布団を取り込もうとした時 なんかでっかい虫が…なんらかの昆虫が部屋の中に入ってしまった ハエにしては縦長だけどゴキにしてはスリムだった しばらくは壁や照明にくっついていたけど見失ってしまった 2cmはあった でも妻に言えない ただ猫がその虫を見ていて夕方からずっと興奮してる 狩りの季節!といわんばかりに 普段のぼらないキャットタワーで訓練するように上下に走りや柱の周りで鋭い回り込みをしてる 妻は「あら普段いないところにいるねえ^^楽しそうねえ^^」とごきげんだ このまま見えないところで死んでもらうのが一番だけど忘れた頃に死骸でてきてもやだな… 妻がいるときに出てきてくれたらきっと初見のふりして一緒に驚くことになるんだろう… ごめんなさい…ごめんなさい…
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