富山県の県立高で教員が頭髪に関する校則に従うよう指導する際、生徒の髪を切っていた問題で、県教育委員会は28日、関わった4校の教員ら19人のほか、監督者として校長4人を書面による訓告の処分とした。 頭髪指導を巡っては、水橋高(富山市)で教員が生徒の髪を切っていたことが今年2月に分かり、県教委が調査を開始。2015年4月以降、水橋高のほか富山北部高(同)、富山工業高(同)と上市高(上市町)で、髪を切られた生徒は男女計140人に上った。 県教委によると、いずれも頭髪の校則違反で繰り返し注意したものの、改善されなかったため、同意を得た上で切ったとしている。