2021年1月28日未明、沖縄署で10代の若者らが抗議行動を起こした。現場の映像はすぐにネットで拡散され、それをめぐる言説も忽ち広がった。すぐさま沖縄2紙をはじめとする各新聞社も取材を開始、全国メディアでも取り上げられた。細かい事件経緯については、各メディアの記事を参照頂きたい。今回の事件で視えなくなっているのは「若者の証言」の事実関係だ。つまるところ「若者が本当に警棒で殴られた」のか「若者の自作自演ないし責任転嫁」の2つの言説が流れている。どちらもSNSを通して県内外へと言説が広まっている。 さて、これについて記事のコメント欄やリプライを開いてみる。そこに広がるのは、案の定と言うべきか、やはり事件と全く関係の無い沖縄ヘイトで溢れていた。行為への批判ならばわかるが、クソみたいな、有象無象のヘイトを一々気にしてもしょうがない。どうでも良い。とはいえ、例え「若者が本当に殴られた」としても、あの