普段は読まない雑誌に目を通すと、興味深い観点の記事が見つかることがある。 たとえば2009年7月22日の『婦人公論』では、「菅家さんを支える会・栃木」代表の西巻糸子氏が冤罪支援活動について振り返る記事があった。 まず、控訴審判決が棄却された1996年5月9日ごろの話がやるせない*1。 その頃から少しずつ菅家さんを支える運動は広がっていったのですが、当初は、嫌がらせも多かったですね。自宅に無言電話がかかったり、真っ白なファクスが送られてきたり。男の声で「馬鹿野郎、あいつが犯人だ」と怒鳴られたりもしました。「私はあの男が、女児を誘拐するのを見た」とか「女の子を変な目で見ていた」とか言う人も。そんな時も、私の夫はのんきというか、おおらかな性格で「どうせ、そんなこと言う連中はみんな匿名でしかものを言えない人だよ。気にしないほうがいい」と言ってくれました。 たまさか西巻氏は家族が支えてくれたわけだが