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【飯塚事件】最後の目撃者とされる女性が証言を翻す「見たのは別の日で捜査員に見ていないと伝えても『いや見たんだ』と押し切られた」 福岡 今から32年前に女の子2人が殺害された「飯塚事件」で新たな展開です。裁判のやり直しをめぐる三者協議が開かれ、弁護団は、女の子を最後に目撃したとされる女性が当時の証言を翻していることを明らかにしました。 この事件は32年前、福岡県飯塚市の小学生の女の子2人が殺害されたものです。 犯人として死刑が執行された久間三千年(くま・みちとし)元死刑囚の妻が、2021年に2度目の裁判のやり直しを申し立て、現在、裁判所、検察、弁護団による協議が続いています。 弁護団によりますと、証言を翻したのは女の子2人を最後に目撃したとされる女性です。 女性は1992年2月20日の事件当日の朝、小学校に登校していた女の子2人を車で通勤途中に目撃したとされますが、弁護団に対し「女の子を見た
31年前、飯塚市で小学生の女の子2人が殺害された、いわゆる「飯塚事件」で死刑が執行された元死刑囚の家族が、裁判のやり直しを求める2度目の申し立てをめぐり、弁護団は、裁判所が検察に対し、証拠品のリストを開示するよう勧告したことを明らかにしました。 平成4年、飯塚市で小学1年生の女の子2人が登校途中に連れ去られ、遺体で見つかったいわゆる「飯塚事件」では、殺人などの罪に問われ、一貫して無罪を主張していた久間三千年元死刑囚(70)の死刑が確定し、平成20年に執行されました。 元死刑囚の家族は、再審=裁判のやり直しを求める2度目の申し立てをおととし7月に行っています。 弁護団によりますと、24日、福岡地方裁判所で協議が開かれ、裁判所が検察に対して、事件に関わる証拠品のリストを開示するよう勧告したということです。 また、裁判のやり直しを求めた今回の2度目の申し立ての際、証拠とした新たな証言について、目
古川禎久法相は26日、東京・秋葉原で2008年6月、7人が死亡、10人が重軽傷を負った無差別殺傷事件で殺人などの罪に問われ、死刑が確定した元派遣社員加藤智大死刑囚(39)=東京拘置所=の刑を執行したと発表した。執行は21年12月以来で、古川氏が命令した。岸田政権で2回目。 古川氏は記者会見し、「7人の尊い命を奪い、社会にも大きな衝撃を与えた。慎重な上にも慎重な検討を加え、執行を命令した」と述べた。執行命令書に署名したのは今月22日。刑事施設に収容されている確定死刑囚は106人になった。
米南部オクラホマ州で、強盗殺人罪で死刑が確定したものの無実を訴えている黒人のジュリアス・ジョーンズ死刑囚(41)について、スティット知事(共和党)は執行当日の18日、仮釈放なしの終身刑に減刑すると発表した。州の恩赦・仮釈放委員会が、冤罪(えんざい)の可能性がゼロではないなどとして恩赦を勧告。著名人らも死刑回避を訴えていた。執行まで約4時間に迫っていた。 【写真特集】マルコムX暗殺 2人の有罪取り消しへ ジョーンズ元死刑囚は1999年7月、会社役員のポール・ハウエルさん(当時45歳)を射殺し、車を奪ったとして逮捕された。事件当時は「自宅で家族といた」と説明。米メディアによると、赤いバンダナから髪の毛がはみ出ていたとする犯人の目撃情報はジョーンズ元死刑囚の特徴とは違っていた。バンダナと銃は自宅で見つかったが、共謀したとされる男性が事件翌日に泊まりに来ており、弁護側はこの男性が置いていったと主張
拘置所に収容されている死刑囚2人が、死刑執行の本人への告知が当日、直前に行われる現在の運用は違法だと主張して、国に対して事前に告知することなどを求める訴えを、大阪地方裁判所に起こしました。 大阪地方裁判所に訴えを起こしたのは、半年以上前に死刑が確定し拘置所に収容されている死刑囚2人です。 国や訴えによりますと、国は現在、死刑囚に対して刑の執行の本人への告知は「心情の安定を確保するため」などとして、執行当日の1、2時間前に行っています。 原告の死刑囚2人は、告知当日に執行するという運用は法律で定められていないうえ、弁護士への接見や不服を申し立てる時間がなく、適正な手続きを保障した憲法31条に違反し、違法だと主張しています。 そのうえで、みずからの死と向き合うことができない残酷な方法で、違法な手続きによる刑の執行を受け入れる義務はないなどとして、事前の告知や損害賠償を求めています。 国などによ
福岡拘置所に収容されている33歳の死刑囚が、拘置所で色鉛筆を使うことを禁止され絵を描く表現の自由を侵害されたとして、国に規定の取り消しや色鉛筆の使用を求める訴えを起こしました。 訴えを起こしたのは、宮崎市で家族3人を殺害した罪などで7年前に死刑が確定し、福岡拘置所に収容されている奥本章寛死刑囚(33)です。 法務省が拘置所などでの物品の使用に関する訓令を改正し、ことし2月から色鉛筆が使えなくなったため、絵が描けず表現の自由が侵害されているとして、国の規定の取り消しと色鉛筆の使用を認めるよう求めています。 7日から東京地方裁判所で裁判が始まり、奥本死刑囚側は「鉛筆と5色のシャープペンシルの使用は認められているものの、色を混ぜることなどが難しく、これまでのような表現ができなくなった」と主張しました。 一方、国側は争う姿勢を示しました。 原告側の黒原智宏弁護士によりますと、奥本死刑囚は、1審で死
1月12日、アメリカである死刑囚の執行が予定されている。退任間際のドナルド・トランプ大統領が死刑執行を急がせた囚人の一人であり、連邦レベルでは約70年ぶりの女性の死刑執行となる。だが彼女、リサ・モンゴメリーの暴力と虐待にむしばまれた壮絶な幼少期を知れば、恩情の余地があるはずだと弁護団は訴える。 (編集部注:1月11日、死刑執行の前日、インディアナ州連邦地裁が執行の延期を認める判断を下したが、連邦最高裁が延期の撤回を命じ、13日に執行された) 娘が犯されている現場を見た母は… リサ・モンゴメリーが初めて性的虐待を間接的にでも経験したのは3歳のときだった。夜、ベッドで異母姉のダイアンとほとんど触れるくらいに並んで寝ていたとき、ベビーシッターの男が来て当時8歳だったダイアンをレイプしたのだ。 11歳になると、今度は自分自身が性的暴行の被害者になった。「性根の腐った酒飲み」だったという継父のジャッ
死刑制度への賛否を巡り、弁護士たちの中で意見の違いが表に出てきた。日本弁護士連合会(日弁連)は「二〇二〇年までの死刑廃止」を掲げ、各地の弁護士会では廃止を求める決議の採択が増えている。一方で、これまで声高に主張することがなかった死刑支持派も声を上げ始めている。 (豊田直也) 愛知県弁護士会は十五日に臨時総会を開き、死刑の執行停止と死刑制度の廃止を国に求める決議を初めて採択した。所属する弁護士二千三十五人のうち、投票したのは三割強の六百二十三人。内訳は賛成五百八十一人、反対三十八人、棄権四人だった。
家族を奪った加害者に対しても「死刑反対」と言えるのか磯谷: 司法の世界には一般人の私には理解できないことが多々あります。日本弁護士連合会(以下、日弁連)の「2020年までに死刑制度を廃止しよう」との宣言もそうです。しかし全国3万7000人の弁護士に対し死刑制度廃止に賛成は546人。全弁護士のわずか1.4%です。 私は娘の事件で初めて裁判を傍聴しました。そのときから弁護士に対する見方が変わりました。裁判で見た弁護人は被告人の刑を軽くするためなら、どんな方法もいとわない共犯者のように映りました。しかし全国犯罪被害者の会で、被害者に寄り添う弁護士と出会い、こんな弁護士もいるのかと感動し元気をもらいました。 磯谷: 死刑反対を唱える方々は自分や自分の大切な人は絶対に犯罪に巻き込まれないという前提の元で物事を考えていらっしゃるのではないでしょうか。綺麗事では社会秩序は守れません。 死刑制度の廃止を目
九段新報 犯罪学オタク、新橋九段によるブログです。 日常の出来事から世間を騒がすニュースまで犯罪学のフィルターを通してみていきます。 多分死刑に関わる記事を書いたときに既に似たようなことを書いたような記憶があるのですが(実際、『死刑執行に抗議する社民党の談話とそれへのコメントへの反論 後編』では書いている。大昔の話)、最近の死刑報道(特に産経)やそれへの反応を見る限りやはりもう1度きちんと言っておくべきだろうと考えました。 死刑廃止派が直面する、実に月並みでありがちな反論の1つに「死刑廃止派は家族が殺されても反対できるのか」というものがあります。実は後述するように、死刑廃止派がこの質問にどう答えようが死刑廃止論に重大な矛盾は起こりえないのでなんら反論の意味をなしていないのですが、死刑肯定派はまるで一撃必殺の何かだと勘違いしているのか毎度毎度死刑問題の記事が出るたびに言われることです。 犯罪
松本智津夫らオウム真理教事件の確定死刑囚の死刑が執行された。 私は死刑制度自体に反対の立場ですが、なぜそう思っているのかについて簡単に書いておきたい。およそ日本の今の状況で、松本らの死刑執行のタイミングほど、死刑制度についての関心が高まることはないと考えるからです。 有罪であるという確証が持てない時に、多くの裁判官はどういう行動を取るのだろうか 司法制度では疑わしきは罰せず、という原則があるのは、ほとんどの人が知っていることだと思います。しかし現実に裁判官がそのように行動しているかというと、そういうわけでもないようです。先日twitterである弁護士が、下級審(簡裁だったかな)の判決書きで、若干の疑いがあるからちょっと罪を軽くしとくね、というような文面を書いてしまったため、控訴審でそれが棄却された、というものが流れてきました。これは判決書きに書いてしまったおバカな事例ですが、上級審であって
疑惑まみれ裁判で死刑になった少年ウィリー・フランシス 歴史上、死刑執行に失敗してやり直した事例はいくつもあります。 アメリカ・ルイジアナ州で1944年に起きた殺人事件の容疑者ウィリー・フランシスも、死刑執行をやり直した人物の一人です。 ただし、この死刑執行とその前後の顛末はあまりにもむごたらしく、アメリカ現代史の黒歴史の一つといってもいいと思います。 ちょっと胸糞悪い話なので、苦手な方はご注意ください。 1. 薬剤師アンドリュー・トーマス殺害事件 1944年11月9日、アメリカ・ルイジアナ州セント・マートンヴィルの薬剤師アンドリュー・トーマスが、自宅にて至近距離から5発の銃弾を受けて死亡しているのが発見されました。トーマスの自宅からは財布や懐中時計といった貴重品が盗まれており、警察は金銭目当ての殺人事件として捜査を開始しました。 ところが、捜査開始後9カ月近くも何も糸口がつかめず、警察は焦
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