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太宰治に関するmshkhのブックマーク (26)

  • ブログ開設18周年と、たゆまず歩いていくということ

    年末なので、恒例のブログ開設記念エントリを書いてみたいと思います。やはり一年に一度はこのエントリを書かないと、どうも落ち着かないので。まあこの手のエントリを書くのは Blogger では初めてなので、ご容赦ください。と言っても、来年以降も書くつもりですが(苦笑) それで題ですが、このブログは、(今はない)ウェブリブログに 2005 年 7 月に開設し、そのウェブリブログの廃止にともなって、2022 年 8 月に Blogger に移転しました。ほとんど更新できていませんが、まだ今でも続いていると強弁することにすれば、かれこれ 18 年続いていることになります。 18 年。18 年か―。 民法改正があったので、18 歳は成年年齢になります。このブログが始まった年に生まれた人は、もう立派な大人なのです(法務省:民法(成年年齢関係)改正 Q&A)。18 年という時間は、十分に長いということが言

  • ブログ開設13周年と「懶惰の歌留多」

    もう半年も前の話になるが、今年の6月に、以下のような毎年恒例のメールが来た。 日付: 2018/06/18 8:04 件名: 祝ブログ開設13周年! ○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ブログを開設してから、もうすぐ13周年!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○ ウェブリブログに登録してから、あと2日で13周年になります。 ウェブリブログ事務局のまーさです。 ご利用いただき、ありがとうございます! A Day in the Life http://dayinthelife.at.webry.info/ この13年間にあなたのブログで生み出された訪問回数は・・・ 530733 件 になります。 時機を失した感はあるが、ブログの一年の区切りに、なぜ私はブログを書くのかといったエントリをまとめるのが恒例であった。しかし、大したブログでもないのに、そんなエントリを書くのも滑稽で

  • 長く生きるということ、そもそも生きるということ

    以下のような記事を見た: ジャーナリスト佐々木俊尚氏流、「人生100年時代」をより軽やかに生きるためのコツ。 | リクルート - Recruit https://www.recruit.co.jp/meet_recruit/2018/04/sc10.html これをきっかけに、最近思っていることなどブログに書いてみたい。なお、以下に書く内容はいわば備忘録のようなものであるから、上記記事とはあまり関係がない。 諸般の理由もあり、最近、ある老人たちを見かける。この老人たちを見るたびに、正直言うと、複雑な気持ちになる。それは、長く生きるということに対する複雑な思いである。 長く生きるということは、人類の夢である。私でも、長く生きて、科学の進展をみてみたいという思いは強くある。毎日新しい技術が生み出される。たとえば、世界は10年前と比べ、どれだけ変わったか、便利になったか。それにささやかながらも関

  • 水仙 (太宰治)

    このエントリは,先日のエントリ(ブログ開設9周年と「水仙」(太宰治))の続きである. 太宰治の「水仙」は,あまり有名な小説ではないかもしれないが,太宰の作品の中でも佳品の一つだと思う.そして,作品中でも述べられているように,「水仙」は,菊池寛の「忠直卿行状記」を基にしている.忠直卿行状記は大変有名な作品でもあり,多くの方がご存知だろうが,ここでは「水仙」にある簡単な紹介を引用しておきたい: 「忠直卿行状記」という小説を読んだのは,僕(注:太宰のこと)が十三か四のときのことで,それっきり再読の機会を得なかったが,あの一篇の筋書だけは,二十年後のいまもなお,忘れずに記憶している.奇妙にかなしい物語であった. 剣術の上手な若い殿様が,家来たちと試合をして片っ端から打ち破って,大いに得意で庭園を散歩していたら,いやな囁(ささや)きが庭の暗闇の奥から聞えた. 「殿様もこのごろは,なかなかの御上達だ.

  • ブログ開設9周年と「水仙」(太宰治)

    先月,ウェブリブログから恒例のメールが送られてきた. 日付: 2014/06/18 08:03 件名: 祝ブログ開設9周年! ○━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━● ブログを開設してから、もうすぐ9周年!! ●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○ ウェブリブログに登録してから、あと2日で9周年になります。 ウェブリブログ事務局のまーさです。 ご利用いただき、ありがとうございます! A Day in the Life http://dayinthelife.at.webry.info/ この9年間にあなたのブログで生み出された訪問回数は・・・ 349162 件 になります。 (以下略) 個人的にはこのネタもそろそろマンネリのような気がしてきたのだが,考えてみれば,1年に1回このネタを書くだけだし,何年か続けてきたネタではあるので

  • 正義と微笑 (太宰治)

    はてなブックマーク経由で,学問はなんの役に立つのか,ということについて議論が盛り上がっていたのを知った.こういう話題は多くの人の興味をかき立てるようで,多数のブックマークがつけられている.こういった,学問は何の役に立つか,なぜ勉強しなければならないか,ということについては,太宰治の「正義と微笑」という小説を思い出す.やや散漫な内容になってしまうが,今回思ったことを書いてみたい. 正義と微笑は,16歳の少年が日記を付けているというような体裁をとった小説である.この小説の中で,何のために学問・勉強しなければならないかという問いについて,以下のような一節がある.主人公の「僕」たちのクラスに英語を教えている黒田先生が,退職に当たって,生徒らに以下のように話すのである. もう君たちとは逢えねえかも知れないけど,お互いに,これからうんと勉強しよう.勉強というものは,いいものだ.代数や幾何の勉強が,学校

  • ブログ17周年と「「晩年」に就いて」、そしてブログの終わり

    これが、ウェブリブログで最後のエントリです。最後なので、恒例のブログ開設記念エントリも兼ねてみたいと思います。 以前からアナウンスがあったように、ウェブリブログは2023年1月31日をもって終了します。 ウェブリブログサービス終了(2023/1)のお知らせ: ウェブリブログ事務局 https://info.at.webry.info/202201/article_2.html そこで先日のエントリに書いたように、Blogger に移転します: Day in the Life (webry) https://dayinthelife-web.blogspot.com/ ただ、システムの違いから、Blogger に過去のコメントを移行することはできませんでした。せっかくブログにコメントしてくださった皆様には当に申し訳ございません。どうかご了解いただけますと幸いです。 今後、あと一週間くらい

  • 駈込み訴え (太宰治)

    先日,ダ・ヴィンチ・コードに関するエントリを書いた.ダ・ヴィンチ・コードでは,イエス・キリストとマグダラのマリアに対するある説をベースに,物語が展開していく.それで,太宰治の小説「駈込み訴え」を思い出したので,今回はそれについて書いてみたい(ちなみに,「駆込み訴え」ではなく「駈込み訴え」が正しい作品名のようだ(「駈」は常用外漢字).恥ずかしいことに,今までずっと勘違いしていた). この小説は,ある男の堰を切ったような独白から始まる. 申し上げます.申し上げます.旦那さま.あの人は,酷い.酷い.はい.厭な奴です.悪い人です.ああ.我慢ならない.生かして置けねえ. はい,はい.落ちついて申し上げます.あの人を,生かして置いてはなりません.世の中の仇です.はい,何もかも,すっかり,全部,申し上げます.私は,あの人の居所を知っています.すぐに御案内申します.ずたずたに切りさいなんで,殺して下さい.

  • 2020年10月19日 / ピュア|mshkh_note

    リンクは貼らないけど、ピュアという言葉を連呼する記事を見て、複雑な気分になった。 はっきり言うと、ピュアって言葉が好きじゃないんだよね。純粋って言葉が好きじゃない。不純で結構というか。 だから、純文学という言葉も好きじゃない。 まあ嫌いな理由を説明するなんて不毛な行為なので、これ以上説明はしない。 純粋という言葉で好きなのは、量子力学の純粋状態(pure (quantum) states)くらいかな。これは大好き(苦笑)。 ピュアという言葉を聞くと、微妙な気分になるとともに、太宰治の「純真」という、掌編を思い出す。これは太宰治作品としてはまったく評価されないだろうけど、心に残る作品だと思う。 人間は、子供の時から、どうしたって悲しい思いをしなければならぬものだ。 「純真」(太宰治)

    2020年10月19日 / ピュア|mshkh_note
  • 太宰の墓にサクランボ押し込む「謎の風習」 誰が何のために?そのルーツを追った(全文表示)|Jタウンネット

    博多駅「マイング」の顔出しパネルを自宅に迎えた猛者現る 人々の顔ハメ続けて約8年、新たな居場所には仲間も

    太宰の墓にサクランボ押し込む「謎の風習」 誰が何のために?そのルーツを追った(全文表示)|Jタウンネット
    mshkh
    mshkh 2019/06/25
    禅林寺のコメントは「良い悪いもない」とのことで、なんというか超然としてますな
  • Day in the Life (webry)

    ブックマークを整理しているときに、良い教師について、ふと考えた。そのきっかけは、以下の記事(2023年5月20日)である。 教授時代の学生の評価は「最低」 日銀総裁が語った「伝える難しさ」:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASR5M7642R5MULFA02V.html     日銀行の植田和男総裁が19日、東京都内で講演し、総裁就任前に教授を務めていた共立女子大(東京都)で、学生からの評価が「最低」だったと明かした。そのうえで、複雑さを増している日銀の金融政策や経済環境を念頭に、「それぐらい分かりやすく伝えることは難しい」と語った。 (中略)  19日の講演で植田氏は、共立女子大での自分の講義に対する学生の評価を紹介した。「ダラダラ話しているばかりで何も分からない」という声のほか、「授業料を返してほしい」といった厳しいものもあったという。

  • 2018年8月10日 / 涙の谷|mshkh_note

    メモ。 芥川龍之介や太宰治の小説には、詩篇の「涙の谷」という言葉が使われている。文語訳の詩篇第84篇6節は以下の通り: かれらは涙の谷をすぐれども其処をおほくの泉あるところとなす また前の雨はもろもろの恵をもて之をおほへり口語訳だと、以下のようになる: 彼らはバカの谷を通っても、そこを泉のある所とします。また前の雨は池をもってそこをおおいます。この、「バカの谷」という言葉は、一瞬誤植ではないか、と戸惑ってしまう。「涙の谷」という、いわば雅な言葉もない(なお、「涙の谷」は、「嘆きの谷」とする版もある)。 このあたりの事情については、以下のエントリなどが詳しいようだ:

    2018年8月10日 / 涙の谷|mshkh_note
  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

    「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧

  • 2016年7月24日|mshkh_note

    23日は欠番.休日はなんだかんだでばたばたしていて,note を書くのが難しい.って何度目だこの言い訳. Chrome で,Google Scholar 拡張機能がめちゃくちゃ便利.早く教えてよもう.といっても,こんな拡張を使う人は限られてるだろうけどさ. Microsoft Jigsaw がほんとくそみたいなソフトで,頭にくる.じゃあそれで遊ばなければいいじゃんてなもんだが.Microsoft でこんなに出来が悪いソフトって,近年では珍しいのでは. 原稿が当にすすまない.↓みたいな文章をふと思い出す. 「お客さん.甲府へ行ったら,わるくなったわね.」 朝,私が机に頬杖つき,目をつぶって,さまざまのことを考えていたら,私の背後で,床の間ふきながら,十五の娘さんは,しんからいまいましそうに,多少,とげとげしい口調で,そう言った.私は,振りむきもせず, 「そうかね.わるくなったかね.」 娘さ

    2016年7月24日|mshkh_note
  • ■ - jun-jun1965の日記

    http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1262079657 太宰治の「緒方氏を殺した者」の「緒方氏」が誰だか分からなくて訊いたら答えるほうも分からなかったという「知恵遅れ」の領発揮である。 「僕は、はじめ尾形亀之助を考えました。しかし、そうなると、太宰の『もの思う葦』とは時間差が出てきます。」の『もの思う葦』との時間差って何のことだ。『もの思う葦』などという単行は太宰の生前には出ていない。もしかして1935年に『日浪曼派』に連載された時のことを言っているのか? この文章は、1938年8月『日浪曼派』に載った緒方隆士の追悼文の一つである。 https://kotobank.jp/word/%E7%B7%92%E6%96%B9+%E9%9A%86%E5%A3%AB-1641058 全集を見れば書いてあることだが

    ■ - jun-jun1965の日記
  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

    「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧

  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

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  • 太宰治 ノートの余白に「芥川」連ねる NHKニュース

    「走れメロス」や「人間失格」などの作品で根強いファンを持つ作家の太宰治が、中学校と高校で使っていたノートなどが東京の文学館に寄贈されました。 ノートには似顔絵やメモ書きがあり、専門家は太宰が文学を志すまでの少年時代を知る貴重な資料だとしています。 寄贈されたのは、太宰治が中学校と高校で使っていたノートや日記など22点です。 太宰の兄で、衆議院議員だった津島文治さんからこれらを受け取った知人の遺族が、東京・目黒区の日近代文学館に寄贈しました。このうち、高校1年生のときに使っていたとみられるノートには、地学と思われる授業の内容のほかに、みずからが主宰した同人雑誌の表紙のデザイン画や似顔絵、それに目次の案が書かれています。また、太宰は、芥川龍之介に傾倒していたと言われていますが、ノートの余白に芥川の名前を書き連ねた落書きも見られます。 これらのノートは、これまで部分的には公開されていましたが、

  • 甥っ子の「走れメロス」の感想文

    もう十年以上も昔、中学生だった甥っ子が読書感想文の宿題に頭を抱えていた。題材は「走れメロス」。まあ、ありきたりと言えばありきたりではある。 しかし原稿用紙は殆ど進んでいない、一ページ目の半分も。 その理由は彼はこう答えた。 何というか、作者に凄くバカにされている気がしてしまって、作品を真面目に考える事が出来なくなってしまうんだよね。 ストーリー自体はハッピーエンドなんだけど、どことなく非現実的なせいか「お前ら、どうせこんなありきたりなストーリーに感動するんだろ?そら、ちょちょいと書いてやったぞ。感動してみろよ。」と作者が読者を嗤っているような気がしてしまって、何を書けばいいのか分からなくなってしまう。 その後、俺の「その悩みをそのまま感想文に書いたら?」という身も蓋もないアドバイスなどは採用される事なく感想文は仕上げられたようで、彼は今も特に道を外すことなく元気にやっている。

    甥っ子の「走れメロス」の感想文
    mshkh
    mshkh 2010/05/30
    これはこれでまっとうな感想だと思うし,そう感じた上で教師に受けそうな感想文を書くのもまたそれはそれで大人になるってことかなとも思います.その上で,太宰の他の作品も読んでほしいとは思う