東京ディズニーランドのバルーン 11月に東京ディズニーリゾートのバルーン販売休止で話題になったヘリウムガス不足。英国の化学者が世界的なヘリウムガス不足を受けて、今年のクリスマスシーズンはヘリウム風船を禁止するべきと主張している。 ヘリウムガスは医療やハイテク産業で欠かせないものとなっている。例えば酸素と混ぜて人工呼吸器やダイビング用のガスボンベに使われていたり、MRIにも使われている。しかし人工的に作ることのできない希少なガスであり、世界で不足が起きていると英国王立化学会のメンバーでケンブリッジ大学の化学者Peter Wothers氏は警鐘を鳴らす。 希少なガスが医療分野やハイテク産業向けに確保されるのではなく、今も風船に使われていることを同氏は問題視している。「ヘリウム不足は深刻な問題だ。50年後、私たちの子どもは、『こんな貴重なものを風船に使っていたなんて信じられない』と言うだろう」
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