日本が南極海で行っている調査捕鯨について、オーストラリア政府が実態は国際条約に違反する商業捕鯨だとして中止を求めている裁判で、今月26日から両国の代表が主張を述べ合う口頭弁論が始まることになりました。 日本は国際条約で認められた調査捕鯨を南極海で行っていて、捕獲した鯨の肉は国内で販売しています。 これについてオーストラリア政府は「研究のための調査捕鯨とは言えず実態は商業捕鯨だ」としてオランダのハーグにある国際司法裁判所に中止を求める訴えを起こしています。 今月26日からは両国の代表が主張を述べる口頭弁論が行われ、この中で日本側は「科学的な研究であり、成果を挙げている」と、調査捕鯨としての正当性を主張することにしています。 また、肉の販売についても「条約に定められた有効活用であり、商業捕鯨との指摘は当たらない」としています。 判決は、早ければ年内にも出される見通しで、オーストラリア政府の主張