口蹄疫対策で、エース級種牛を分散して飼育するため新設された牛舎(左)=5月26日、宮崎県西都市で共同通信社ヘリから 口蹄(こうてい)疫問題で、宮崎県が避難させたエース級種牛5頭は、遺伝子検査で、いずれも感染していないことが5日、確認された。 同県の種牛をめぐっては、一緒に避難した最も優秀な「忠富士」が感染疑いで殺処分となった。次世代のエースを含む49頭も既に処分されており、残る5頭の検査結果は宮崎牛ブランドの存続を左右する節目とされていた。 県は2週間の経過観察最終日に当たる4日、5頭から採取した検体を東京の動物衛生研究所関連施設に送付。遺伝子検査のほか、万全を期すため抗体検査も実施している。