Windows PCの調子が悪くなってきたとき、最終手段としてオペレーティングシステムを再インストールすると問題が解決することがあります。 Windows 11では「このPCをリセット」機能や、メディア作成ツールで作成したUSBインストールメディアなどを利用して、環境を初期化することができます。 Windows 11 Moment 5 Updateではさらに、Windows Update経由でWindowsを再インストールし、問題を解決するすることができる新たな機能が追加されています。 以下この機能の使用方法を説明します。 Windows Update経由でWindows 11を再インストールする 以下の手順を実行します。 スタートメニューや検索機能を利用して設定画面を開く(Win + Iキーでも可能)。 「システム > 回復」を選択。 「Windows Updateで問題を解決する」の横
Microsoftは、Windows11、Windows10、Windows Serverシリーズにおいて、VPNに繋がらない・接続できない不具合が発生していることを発表しました。 不具合概要2024年4月のセキュリティ更新プログラム、またはプレビューリリースをインストールすると、VPN接続時にエラーが発生して接続に失敗する場合があります。 この不具合が発生するOSおよび不具合を内包する更新プログラムは以下。 Windows11 23H2 / 22H2 KB5036980 (2024年4月24日公開 プレビューリリース) KB5036893 (2024年4月10日公開 セキュリティ更新プログラム)Windows11 21H2 KB5036894 (2024年4月10日公開 セキュリティ更新プログラム)Windows10 22H2 / 21H2 KB5036979 (2024年4月24日公開
PowerShellに関しては、2021年に1回まとめたのだが、あれから3年も経過したので最新情報も含めて、簡単に解説したい。なお、それぞれのこれまでの経緯などは、過去記事に記載しているので参考にしてほしい。 ●あらためて「PowerShell」の現状と登場後の経緯を整理する https://ascii.jp/elem/000/004/052/4052789/ 結論から言えば、PowerShellには、Windowsに同梱されている「Windows PowerShell」と、ユーザーがインストールする必要がある「PowerShell」がある。コマンドラインを使う頻度が高いようならば、最新のPowerShellをインストール、そうでなければWindows PowerShellで十分である。 PowerShellのインストーラーなどに表示される奇妙な人物イラストを見たことがある人もいるだろう。
Windows用のファイル転送ツールであるRobocopyコマンドには、バックアップモード(/Bオプション)が存在します。NTFSでは、管理者(administrator)ユーザーであっても、フォルダーやファイルに対するアクセス許可がなければ、ファイルを読み取ることはできません。Robocopyも通常はこの制約を受けるのですが、バックアップモードであればRobocopyの実行ユーザーにファイルのアクセス許可がなくても、コピー可能です。 Robocopyを実行するWindows上のユーザーアカウントは、AdministratorsグループかBackup Operatorsグループのいずれかに所属する必要があります。検証段階ではAdministratorsグループでもよいのですが、本番用途としては権限を絞りたいところです。そこで、バックアップモードに必要な最小権限を探ることにしました。 なお、
Microsoftは1月9日(現地時間)に月例アップデートとして更新プログラム「KB5034441」をリリースしたが、11日時点で、複数のユーザーからこの更新プログラムのインストールがエラーにより失敗するという現象が報告されている。この問題が発生した場合、Windows Updateの画面にエラーコード「0x80070643」が表示され、アップデートを継続することができない。 更新プログラム「KB5034441」の概要 KB5034441は、WinRE(Windows 回復環境)を使用してBitLockerのセキュリティ機能をバイパスできる脆弱性「CVE-2024-20666」に対処するためのセキュリティ更新プログラム。2024年1月の月例アップデートに含まれているため、自動アップデートが有効な環境ではWindows Updateによって自動的にインストールされる。 Microsoftでは
はじめにこんにちは。ペンギンになりたい見習いエンジニア、島ノ江です。 現在はFutureVulsという脆弱性管理クラウドサービスで、開発とサポートなどを担当しています。 未だよちよち歩きの新米ですが、今回は弊チームがOSSとして公開しメンテナンスしている「Vuls」の新機能についてご紹介させていただきたいと思います。 脆弱性とその検知皆さんは、自社が保有するサーバやソフトウェアに脆弱性がないかどうか、どのようにチェックしていますか?脆弱性を放置したまま運用すると、サイバー攻撃により企業に大きな損害をもたらす恐れがあるため、対策を講じることが不可欠です。 しかし、人間が情報収集から影響調査までを手動で行う脆弱性対応には、膨大な作業量と苦痛と絶望感が伴います。 そこで我々が提供するVulsが登場します。 Vulsは、各種OVALやSecurityTrackerなどの情報、NVDやJVNなどの公
Windowsユーザーは、「WSL2」を利用することで手軽にLinuxを体験できる。Linuxはコマンド操作が基本であり、Windowsユーザーが「ChatGPT」を利用してコマンドを学ぶ方法も紹介する。 ここからはWSL2の使い方を詳しく解説します。WSL2はWindows上で動作するLinuxなので、双方の環境にあるファイルやアプリケーションをシームレスに連携させることができます。そうした連携の方法を中心に紹介します。 使い方1 Windowsで作成したファイルをLinuxから開く 前回説明したように、WSL2は仮想マシンで動いています。Linux環境から見えるLinuxのメインのドライブは、Windows上の仮想ディスクとして作られています。そして、WindowsのドライブはLinuxからは外部ドライブとして見えており、WindowsのCドライブは「/mnt/c」としてマウントされて
米Microsoft(マイクロソフト)は2023年10月11日、Windowsで「NTLM(NT LAN Manager)認証」を廃止する方針を明らかにした。理由は、NTLM認証がセキュリティー面の問題を抱えているためだ。パスワード長が短い場合、短時間で破られてしまうという。Windowsでは現在、NTLM認証よりもセキュアな「Kerberos認証」が主に使われており、マイクロソフトはユーザーに対してNTLM認証からKerberos認証への移行を推奨している。 もっともKerberos認証にはドメインへの参加が必要なため、Active Directory(AD)環境でしか使えない。企業がワークグループを利用している場合、いまだにNTLM認証が使われている。 現実には、中小企業を中心にワークグループを利用しているケースはまだ多い。Windowsシステムの構築を数多く手掛ける大塚商会の渡邉輝樹
ここではOSの標準アプリと、パソコンメーカーが独自に搭載するアプリのアンインストール方法を見ていこう。操作は意外と複雑なので、図1に作業の流れをチャートでまとめた。操作方法には大きく3つのパターンがある。アプリが「ピン留め済み」に分類されている場合、「すべてのアプリ」から開く場合、どちらにもなく検索欄に名前を入れて探す場合だ。 図1 OSの標準アプリとメーカー独自のアプリのアンインストールの流れを図にまとめた。まずはスタートメニューにある不要なアプリを右クリックして「アンインストール」を選ぶ((1)、選べない場合は(3))。続いてスタートメニュー上のポップアップ画面か「プログラムと機能」「オプション機能」のいずれかの画面でアンインストールを実行する(2)。ダメだった場合はフリーソフトのCCleanerの機能でアンインストールする(3)(4)。後日、アプリが必要になったときは再インストールす
Microsoft が Windows 11 で NTLM (NT LAN Manager) 認証を廃止する計画を示している (Windows IT Pro Blog の記事、 Bleeping Computer の記事)。 Windows では 2000 年から Kerberos がデフォルトの認証プロトコルとなっているが、NTLM へのフォールバックが必要になる場面もある。このような場面に対応するため、Windows 11 では Kerberos に重要な機能が追加されているという。追加された重要な機能はクライアントがより多様なネットワークトポロジーで Kerberos 認証を利用できるようにする IAKerb (Initial and pass through Authentication using Kerberos)と、ローカルアカウントで Kerberos をサポートする Lo
マイクロソフトは、デスクトップ仮想化の技術を用いてWindows環境を配信する新サービス「Windows 365 Cloud PC」(クラウドPC)を2021年に開始しています。 クラウドPCはクラウド上の仮想マシンでWindows 11が稼働しているため、いわゆるシンクライアントと同様に手元のマシン環境に依存せず、すべてのデータがクラウド上に存在し、ローカルPCにはデータが残らないセキュアなWindows環境を実現できます。 このクラウドPCを、ローカルのPCでWindowsにログインすると自動的に接続して利用できるようにする機能「Windows 365 Boot」が、今月(2023年9月)提供予定のWindows 11の大型アップデート「Windows 11 23H2」で提供されることが明らかになりました。 上記が、Windows 365 BootでクラウドPCに接続する画面です。 こ
Microsoftが今後4年間にわたるプリンターのドライバーに関する実質的かつ段階的な展開の一環として、Windows Updateでのサードパーティー製プリンタードライバーの配信を廃止すると発表しました。 End of servicing plan for third-party printer drivers on Windows - Windows drivers | Microsoft Learn https://learn.microsoft.com/en-us/windows-hardware/drivers/print/end-of-servicing-plan-for-third-party-printer-drivers-on-windows Microsoft will block 3rd-party printer drivers in Windows Update
Wi-Fi接続ネットワークのWindows 11で仮想プライベートネットワーク(VPN: Virtual Private Network)を使っており、ネットワークのパフォーマンスに問題を感じているのであれば、2023年8月の累積更新プログラムで問題が解消する可能性がある。 Microsoftは7月26日(米国時間)、「July 26, 2023—KB5028254 (OS Build 22621.2070) Preview - Microsoft Support」において、2023年7月26日版の累積更新プログラム「KB5028254」で仮想プライベートネットワークに関する問題を修正したと伝えた。 July 26, 2023—KB5028254 (OS Build 22621.2070) Preview - Microsoft Support 説明によると、現在の実装ではアグレッシブスロ
Microsoftが5月9日にリリースしたWindows 11用の5月の月例更新プログラムKB5026372(22H2)とKB5026368(21H2)に、ファイルエクスプローラーの特定の部分が壊れ、CPU使用率が通常より高くなる不具合が存在することがわかりました。 Windows 11の既知の不具合をまとめたページには以下のような項目が追加されています。 不具合は、「有効なアクセス」に関連したものです。 共有ファイルやフォルダのプロパティから「セキュリティの詳細設定」ダイアログを開き、「有効アクセスを表示」を押した際、処理中というメッセージが表示されたままになるとのこと。結果的にexplorer.exeのCPU使用率が高くなる可能性があるそうです。 問題が発生した場合、デバイスを再起動するか、影響を受けるユーザーのサインアウトを行うことで、CPU使用率の問題を軽減できます(Windows
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