概要 原著者の許諾を得て翻訳・公開いたします。 英語記事: Chain of Responsibility Pattern - Ruby 原文公開日: 2017/11/20 著者: Sergii Makagon -- Ruby/Rails開発者であり、RuboCopのcontributorでもあります。 本記事ではChain of Responsibilityパターンについて説明します。このパターンのRubyでの実装方法と、どのような場合にRubyアプリに適用可能かを判別する方法について学びます。 Chain of Responsibilityパターンの目的は、1つのリクエストを複数のオブジェクトで扱えるようにすることで、リクエストの送信側を受信側から切り離す(結合を断つ)ことである。 この定義では堅苦しすぎると思った方も心配は無用です。わかりやすいいくつかの例を使って考察します。 例#1