全国の4年制私立大学の46.5%が今年度、定員割れしていることが、日本私立学校振興・共済事業団の集計でわかった。過去最高だった昨年度の47.1%とほぼ同水準。私立短大は過去最高の69.1%が定員割れで、少子化が進むなかでの私大経営の厳しさが改めて浮き彫りになった。 事業団が、5月1日現在で580校ある4年制私大のうち、通信教育のみの大学、株式会社立大学、募集停止の大学を除く570校について今年度の入学状況を集計した。私立短大は380校のうち356校を集計した。 4年制私大で定員割れしたのは570校のうち265校で46.5%。短大は356校中246校で定員割れした。過去最高の67.2%(360校中242校)だった昨年度より1.9ポイント増えた。 20年前の89年度に定員割れしていた4年制私大は3.9%、短大が6.7%。だが、92年度に205万人いた18歳人口は翌年度から減少に転じ、08