2月26日、日産自動車は、発電専用ガソリンエンジンで最高熱効率50%を実現できる技術を発表した。都内で2020年11月撮影(2021年 ロイター/Issei Kato) [東京 26日 ロイター] - 日産自動車は26日、発電専用ガソリンエンジンで最高熱効率50%を実現できる技術を発表した。自動車用ガソリンエンジンの平均的な最高熱効率は30%台で、40%台前半が限界とされる中、新技術による最高熱効率は世界最高水準で、ハイブリッド車(HV)の燃費性能が大幅に改善できる。 新技術は、エンジンで発電機を動かして発生させた電力でモーターを駆動する独自のHV技術「e-POWER(eパワー)」に生かす。熱効率50%のエンジンによるeパワーの燃費は、これから発売するeパワーに搭載する熱効率40%のエンジンに比べ、約25%改善ができるという。日産は2030年代早期に主要市場に投入する新型車すべてを電動化す
大手自動車メーカーのホンダは、「レベル3」と呼ばれる高度な自動運転の機能を搭載した乗用車を、今年度中に販売することになりました。高速道路など一定の条件のもとですべての操作をシステムに任せるレベル3の実用化は、世界で初めてです。 自動運転は機能によってレベル1からレベル5まで5段階に分かれ、最近多くの車に搭載されている自動ブレーキや車線をはみ出さずに走る機能はレベル1や2とされています。 さらに1段階高度なレベル3は、一定の条件のもとであればハンドルやブレーキなどすべての運転操作をシステムに任せることが可能になる機能ですが、車の販売は実現していません。 こうした中、ホンダはレベル3のシステムを搭載した乗用車の「レジェンド」が安全基準を満たしているとして、国土交通省から「型式認証」を取得しました。 高速道路が渋滞しているか渋滞に近い状態で、速度50キロ以下で走行している場合などが条件となってい
文科系の学部に在籍しながらシビックテックに興味を持ち、関治之氏の「右腕インターン」として1年ほど関わる。その後いくつかのシビックテック活動やインターンシップを経て、株式会社almaの創業に参画。プロダクト開発をリードするかたわら、共同設立したCode for Youthなどでも活動する。学習院大学4年。 なぜNuxtJSだったのか? あるいはjQueryでなかったか? 偶然に決まったNetlifyは開発にとても役立った 後でコンポーネントを変更改善できるよう小さく作る ベストエフォートでの開発体制 リリース直後から届いたエンジニアの反響 シビックテック活動のベストプラクティス なぜNuxtJSだったのか? あるいはjQueryでなかったか? ── まず最初に、今回の技術的なバックグラウンドから聞かせてください。一見すると行政が関係した仕事とは思えない現代的な技術選定のWebサービスですが、
オープンセミナー2020@広島の登壇資料です。 ■オープンセミナー2020@広島 https://osh.connpass.com/event/146828/ ■参考資料 - https://soudai.hatenablog.com/entry/2017/10/16/024308 - https://soudai.hatenablog.com/entry/2017/07/24/100114 - https://speakerdeck.com/twada/worse-is-better-understanding-the-spiral-of-technologies-2019-edition - https://soudai.hatenablog.com/entry/2018/02/09/131638 - https://soudai.hatenablog.com/entry/2017/0
仮想空間へのダイブおよび、そこでの疑似体験を可能とするVR技術。その活用分野はゲームや動画コンテンツにはじまり、今では医療や教育現場、ビジネスなど、あらゆる方面に伸びつつある(関連記事)。そして今回、VR技術は故人との再会でさえも実現させることになった。 韓国の放送局MBCは2月7日、ドキュメンタリー番組「あなたに会えて」を放送した。その内容は、亡くなった娘とその母親を仮想空間の中で再会させるといったもの。YouTube上で公開されている番組の映像にて、VR機器を被っている人物が母親のJang Ji-sung氏。そして仮想空間の中で話す少女が、今は亡きJang氏の娘Nayeonさんである。 Nayeonさんは2016年、わずか7歳という若さでこの世を去った。原因は難病だったという。大切な我が子を失ったJang氏の悲しみは計り知れない。実際に氏は、娘を亡くしてから月に一度は必ず納骨堂を訪れて
【9月5日 CNS】8月24日に行われた「2019世界ロボット大会(World Robot Conference)」の「脳波タイピング競争」で、天津大学(Tianjin University)の大学院生、魏斯文(Wei Siwen)さんが1分あたり691.55バイトの情報伝達速度で新記録を達成、チャンピオンとなった。普通の人がスマートフォン画面で指で文字入力する速度は1分あたり600バイトで、これを上回った。 参加者は頭にセンサーを満載した「特殊設備」をかぶり、全身を集中させコンピューター画面の前に座った。体を全く動かすことなく、心の中で文字を念ずるだけで、画面上に文字を映し出す――これがうわさの「念力タイピング」だ。 魏さんは現在、天津大学精密機器学部神経工学リハビリテーション実験室で勉強中の大学院生だ。マカオ大学(University of Macau)と香港大学(University
小型のジェットエンジンを使って立った状態で宙に浮くことができる装置を発明したフランス人の男性が、フランスとイギリスとの間のドーバー海峡の横断飛行に成功し話題になっています。 海沿いに設定された台では、多くの観客が見守るなか、黒いヘルメットとスーツに身を包み装置を着けたザパタさんがゆっくりと浮き上がり、その後、前傾姿勢になってイギリスに向かって飛んでいきました。 地元メディアなどによりますと、動力は5つの小型ジェットエンジンで、ザパタさんは燃料を背負って飛び、一度、海の上でボートにおりて燃料を補給したうえで、およそ35キロのドーバー海峡を22分で横断したということです。 観客の1人は「本当にうれしい。彼を誇りに思います」と話していました。 横断後、記者会見を開いたザパタさんは「夢がかないました。非常に感激です」と述べたうえで、支えてくれた家族に感謝したということです。
数年以内に職場への導入が始まる6つの技術――Gartnerが解説:チャットbotや仮想アシスタント、拡張アナリティクスなど Gartnerは、2~5年以内に広く導入されるようになると予想した6つの「デジタルワークプレース技術」について解説を公開した。いずれも職場での働き方を大きく変える可能性を秘めている。 Gartnerは2018年8月30日(米国時間)、7月に発表したハイプサイクルレポート「Hype Cycle for the Digital Workplace, 2018」(デジタルワークプレースのハイプサイクル:2018年)で「2~5年以内に広く導入されるようになる」と予測した技術について、解説を公開した。 同レポートは、合計40の技術を取り上げており、今後10年間にデジタルワークプレースのビジネスパフォーマンスにどのように影響するかを説明している。 今回、そのうち6つの技術について
遺伝子を自在に操作できるゲノム編集技術の一つ「クリスパー・キャス9」を使うと、DNAの一部が意図せずに消えてしまう恐れがあることを英国の研究チームが発見した。医療への応用が期待される新技術の信頼性がゆらぐ結果で、チームは、編集された遺伝子を徹底して調べるべきだと警鐘を鳴らしている。 科学誌「ネイチャー・バイオテクノロジー」に17日、発表した。チームは今回、マウスのES細胞(胚(はい)性幹細胞)やヒトの網膜細胞を使ってキャス9でゲノム編集を実施。すると、編集を狙ったDNAの塩基配列の周辺で、狙いとは別に数千塩基分の配列が消えたり、ほかの塩基配列が組み込まれたりしていた。 キャス9が医療現場で利用され、多くの細胞にゲノム編集をすれば、こうした変化が数多く起き、重大な病気になりかねないと指摘している。例えば、誤ってがんの発症を抑える遺伝子の機能が失われれば、がんになりやすくなる恐れが強まるとみら
【ワシントン清水憲司】旧日本道路公団の西日本高速道路(NEXCO<ネクスコ>西日本)が、米国で道路の点検業務を続々と受注している。優れた技術を持つが米国進出時は全く無名の存在。公共事業特有の「実績主義」にも苦労したが、米国法人の地道な営業や独自の工夫で食い込んだ。トランプ政権のインフラ投資拡大でさらなる商機を見込む。 米国に狙いを定めたのは2005年の分割民営化の直後。道路延長が世界一で老朽化が進み、「点検ビジネスにチャンスあり」とみたためだ。米国では道路上で鎖を引いて歩き異常音がしないか聞いたり、ひび割れの大きさを一つ一つ手で測ったりする点検が一般的。作業中は道路を封鎖する必要があった。これに対し、NEXCO西日本は赤外線や高解像度画像を使って分析する手法で、カメラを積んだ車を走らせながらでも点検できる。 11年に首都ワシントン近郊に事務所を開設し、現在社長を務める松本正人さん(45)ら
日本時間の2月7日午前5時45分、世界最大の打ち上げ能力を持つロケット「ファルコン・ヘビー」が、アメリカ・フロリダ州から打ち上げられ、搭載していた赤い電気自動車を、火星に向かう軌道に投入することに成功しました。大勢の人が打ち上げを一目見ようと現地を訪れ、打ち上げの映像はインターネットでも中継。宇宙服を着たマネキン「スターマン」が乗る赤い電気自動車が、青い地球をバックに宇宙空間を“疾走”する姿は、多くの人を驚かせました。このロケットを打ち上げたのは、イーロン・マスク氏が立ち上げたアメリカのベンチャー企業「スペースX」です。2024年の有人宇宙船による火星到達、さらには、将来の火星移住計画を発表しているスペースXにとって、火星まで大量の物資を運ぶ能力を持つ今回のロケットの打ち上げは、今後、計画が実現するのかどうかの大きな試金石となるものでした。また今回のロケットは、1段目の3本のロケットエンジ
我々の身体の表面から内側まで約1000兆個も存在すると考えられる多種多様な在住細菌叢、つまりヒトのマイクロバイオーム(microbiome)が話題だが、細菌を生かす技術は医薬の世界だけではない。土木建築の分野でも、細菌を使った研究が行われている。 致命的なコンクリートのヒビ割れ 例えば、建設大手の鹿島の研究所にもバイオ部門があったりするし、大成建設も好気性細菌の研究をしたりサッポロビールとバイオ燃料の共同研究をしたりしている。ただ、これらはバイオマス利用や環境負荷の低い建材の開発などで、細菌を実際の土木建築技術に応用するといったものではない。 一方、19世紀からの「コンクリートの時代」もすでに100年以上が経つようになり、いわゆるインフラの老朽化が問題になっている。橋やトンネル、道路といったインフラ構造物が耐久年数を超え始め、さらに温暖化などの気候変動がこれら構造物に予測不可能な事態も起こ
絶対に発火しない電池実現へ――消火機能を備えた高性能有機電解液を、東京大学大学院などの研究グループが開発した。 絶対に発火しない電池実現へ――消火機能を備えた高性能有機電解液を、東京大学大学院などの研究グループが開発した。「電池の中に大量にあった燃料がすべて消火液に置き換るようなもの」であり、「従来、解決不可能なジレンマとされてきた2次電池の高エネルギー密度化・大型化と高度な安全性の確保の両立が可能になる」としている。 リチウムイオン電池には可燃性の有機電解液が含まれており、発火・爆発事故が多く報告されている。より高エネルギー密度・大型な2次電池も求められているが、発火リスクをさらに高めることになるため、発火を防ぐ新たな安全対策が求められてきた。 今回開発した電解液は、難燃性の有機溶媒と電解質塩のみでできており、引火点を持たない。さらに、温度が200度以上に上昇すると、蒸気が発生・拡散。こ
2017年10月10日、準天頂衛星「みちびき」4号機を載せたH-IIAロケット36号機が種子島宇宙センターから打ち上げられ、無事に衛星の軌道投入に成功しました。2010年9月の「みちびき」初号機打ち上げ以来、長らく単体での試験運用が続いていた日本の衛星測位システムは、2017年度の2、3、4号機の打ち上げ成功を受け、2018年度からはいよいよ4機体制での24時間運用がスタートします。高精度な位置情報が安定して利用可能になることで、従来から位置情報を活用していた交通や流通だけでなく、製造業、農林水産業、建設、防災、介護、医療など、あらゆるところで位置情報を活用した新たな仕組みが生まれる可能性が広がります。 「誤差数センチメートル」程度の高精度な位置情報を提供 「準天頂衛星システム」(Quasi-Zenith Satellite System、QZSS)は、主に日本地域を対象とし、衛星からの電
北朝鮮が6回目の核実験に踏み切った。地震の規模から推定すると、爆発規模は過去最大とみられる。朝鮮中央テレビは、大陸間弾道ミサイル搭載用の水爆実験に「完全に成功した」と発表した。核弾頭とミサイルの開発はどこまで進んでいるのか。 長さ1メートルほどの、ひょうたんのような銀色の物体――。北朝鮮は3日、金正恩・朝鮮労働党委員長が核兵器研究所を視察した様子を配信した。物体は、ミサイルの先端部に収める水爆の容器に似た形。映像は、弾頭の小型化に成功し、ミサイルに積める段階に近づいていることをアピールしたものとみられる。 北朝鮮は昨年9月、水爆の前段階といえる「ブースト型」の原子爆弾の実験に成功したと考えられている。ブースト型爆弾は、ウランやプルトニウムなどの核分裂反応を効率良く起こすことで、長崎に投下された「爆縮型」の原爆を大幅に小型化したものだ。 水爆は、さらに威力を高めるために、2段階で爆発する。ま
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