ドイツの写真家トーマス・ルフの回顧展が東近美で開催されていまして、2013年のアンドレアス・グルスキー展に続くベッヒャー派の展覧会とのことで、注目を集めているらしいのですが、私が興味を持ったのは、美術展のレビュー記事を読んだのがきっかけでした。 熱いレビューです。あまり情報を入れずに観たかったので、記事半ばでとりあえずブックマークして、帰ってきてから読み直しました。 キレイな写真を見たいと思うとちょっと戸惑うかもしれませんが、頭の中をかき回される感じが好きな人は楽しめるかな。あと、作品が大きいので、なんか見てきた感はすごいあります。 トーマス・ルフ《Häuser》《Porträts》(トーマス・ルフ展/東京国立近代美術館) 展示は具象的な作品から始まります。知人を撮ったポートレイト、どこにでもありそうな建物を建築写真という没個性的な方法で撮ったもの、など。こういう冷たく切り取った建物の写真
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