「こんな人事いるの?」と思わずいいたくなってしまう"トンデモ人事"について、現役人事の筆者が語ります。 入社5年目のCさんは、同期の出世頭。営業成績は上司の課長を抜く勢いで、自分に対して非常に厳しく後輩に優しい、いわゆる「頼れる先輩」でした。当然同期で一番早く主任に昇格し、新卒採用の面接官を任される事になりました。D社では人事が面接を実施するのではなく、将来が期待される若手社員に面接を任すことにしており、いわいる出世の登竜門が面接担当になることだったのです。 当然選ばれたCさんは意気揚々と人生初の面接に挑みました。営業で鍛えた話術で、学生にも好印象をもたれるCさん。しかしあるグループ面接で、Cさんの熱血ぶりが裏目に出たのです。ある学生の気力のない回答に、Cさんが面接であると言うことをすっかり忘れ、キレてしまったのです。 「そんな考えじゃ社会に通用しない!なんだその志望動機は、やる気あるのか