ソフトウェアの品質、複雑性、生産性などを具体的な数値で測るのが「ソフトウェア・メトリクス」ですが、何をどう計測し、計測値をどう使えばよいかという根本的な問題はいまだに解決されていません。 連載第21回から前回までの内容で、ソフトウェア・メトリクスの歴史を「混乱期」「胎動期」「活動期」「反抗期」「成熟・定着期」に分割し(図1)、ソフトウェア・メトリクスの歴史をひもときながら、ソフトウェア・メトリクスの本質に迫りました。 今回は、その“番外編”として、「タチの良い計測値」「タチの悪い計測値」について述べます。 計測値のタチの良しあし いろいろな組織で、ソフトウェア開発における成果物や生産プロセスを独自のメトリクスで計測しています。しかし、この計測値には、タチの良しあしがあるので、十分注意が必要です。 下手をすると、せっかく時間と労力を費やして測った値がまったく役に立たなかったり、最悪の場合、逆
「リアルタイムOSから出発して組込みソフトウェアエンジニアを極める」ですが、印刷製本コストが値上がりで、今までの形式(普通の印刷)や価格では重版はできなくなり、オンデマンド出版で判型がB5になります。価格もちょっとだけ上がって税込み2200円になります。 大きさは一回り大きくなって、やや薄くなり開きやすくなったと思います。 日経BPでの初版が2006年で、その後、エスアイビー・アクセスでの初版が2011年、改訂版が2016年、オンデマンド版が2023年となります。 2006年の初版から 17年経ちもう少しで一万部ですが、まだまだ使える内容です。実際、組込みソフトウェアもネットワークにつながることが普通になって、規模も増大する一方です。とはいうもののソフトウェアプロダクトラインをちゃんと実践している企業ってまだ少ないですもんね。 この本の原稿書いていたときは、セキュリティのことなんか一ミリも
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