スウェーデンでは7月1日から、禁煙対象となる公共の場が拡大し、バス・タクシー乗り場や駅のプラットフォーム、屋外カフェ、児童公園、スポーツ競技場なども禁煙となった(表参照)。レーナ・ハレングレン社会相は「政府が禁煙を拡大しようとしている背景には多くの理由がある。多くの人々にとっての健康の改善や、より健康な労働環境に加え、喫煙に関する規範を変更することが重要だ。なぜなら喫煙はスウェーデンにおける、がんの最大の要因の1つであるからだ。政府は、スウェーデンが2025年までに禁煙国になることを目標としている」と述べた。前述のスポーツ競技場に関しては、コンサートや展示会など、スポーツ以外のイベントに使われることも多いが、そのような場合も禁煙となる。 単に禁煙対象の場所で喫煙しただけでは即、逮捕や罰金の対象とはならず、喫煙による退去の指示に従わなかった場合に、適用を受ける。該当する場所の禁煙を維持する責