第三種目 限界突破8GB走(書き込み部門) 第一種目の8GB走(シーケンシャル書き込み部門)では、NVMe SSDとUSBメモリ型SSDの間であまり差がつかず、360MB/sあたりに限界があるように見受けられました(図2、図3)。 図2 USBメモリ型SSDは、従来型USBメモリ(茶色の線)に比べて8GBの書き込みに必要な時間(横軸)が格段に短かかった 図3 しかし、NVMe SSDとUSBメモリ型SSDの間では最高速度(縦軸)の面であまり差はつかず、360MB/s付近に天井があるように見受けられた そこで第三種目では限界の突破を試みます。速度の壁はSSD自体の性能に起因するものではなく、テストに使用していたUSBポートが5Gbpsまでにしか対応していないことが原因と考えられます。 特にノートPCにおいては、USB Type-CポートとType-Aポートの両方が搭載されている場合に、T
関連キーワード LTO | ストレージ 2010年前後に、ITベンダーや専門家は「テープは死んだ」と語っていた。10年以上がたち、もはやその言説を受け入れることはできない。テープはルネサンス(再生や復活を意味する)の時を迎えた。 テープの歩みと復活劇 併せて読みたいお薦め記事 テープの長所と短所 「テープ」も「クラウド」も使えない 怒りの大学が下した決断とは? 「テープ」と「クラウドストレージ」の一長一短 動画に使えるストレージは? テープの歩みの長さは、コンピュータの歴史に匹敵する。数十年にわたって、データ用のストレージとしてテープが進歩をやめることはなかった。 業界団体「LTO Program Technology Provider Companies」(TPCs)が、新たなテープ規格として「LTO」(リニアテープオープン)を公開したのは2000年のことだった。この規格がテープを復活へ
関連キーワード Amazon Web Services | Amazon S3 | ストレージ | クラウドサービス | 導入・運用のコスト感 Amazon Web Services(AWS)はストレージサービス「Amazon S3」の内容に変更を加えた。2021年12月、Amazon S3の「S3 Standard-Infrequent Access」「S3 One Zone-Infrequent Access」「Amazon S3 Glacier Flexible Retrieval」という3つのストレージクラス(メニュー)で、ストレージ料金を最大31%値下げ。データアーカイブサービスの「Amazon S3 Glacier」と、産業機器向けのデータサービス「AWS IoT SiteWise」には新しいストレージクラスを用意した。 ミリ秒単位でデータを取得 「Amazon S3 Glac
例年「HDD/SSD故障率レポート」を公開していることでも知られるBackblazeが、同社が運用するHDDの総容量から、「そもそも故障率とは何なのか?」「バスタブ曲線とは何なのか?」「HDDは何年間使えるものなのか?」について解説しています。 How Long Do Disk Drives Last? https://www.backblaze.com/blog/how-long-do-disk-drives-last/ Backblazeは堅牢(けんろう)でスケーラブルながらも低コストというクラウドバックアップおよびストレージサービスを提供する企業で、その公式ページを見ると、50億個のファイルを900ペタバイト(90万テラバイト)も保存しているとアピールされています。 最高の無制限オンラインバックアップおよびクラウドストレージサービス https://www.backblaze.com
関連キーワード LTO | ストレージ テープ規格「LTO」(リニアテープオープン)の新世代「LTO-9」は、前世代「LTO-8」の特徴を引き継いでいる。ハードウェアベースのデータ暗号化やWORM(Write Once Read Many:1度だけの書き込み、多数回の読み取り)機能に加えて、HDDでも広く採用されているファイルシステム「LTFS」(リニアテープファイルシステム)を利用可能といった特徴を備える。LTO-8のカートリッジとのデータ読み書きは完全互換となっている。 データの転送速度は「LTO-8の非圧縮時の毎秒360MBより10%の向上を見込んでいる」と、LTOを策定する1社であるIBMのテープオファリングマネジャー、カルロス・サンドバル・カストロ氏は説明する。調査会社Enterprise Strategy Group(ESG)のビニー・チョインスキー氏は「テープのストリーミング
富士通研究所は2020年3月3日、磁気テープストレージのランダム読み出し性能を従来比4.1倍にする高速化技術を開発した、と発表した。低コスト、大容量なデータアーカイブ基盤としての利用を促進するもので、2022年度中の製品化を予定している。 富士通研究所は2020年3月3日、磁気テープストレージのランダム読み出し性能を従来比4.1倍にする高速化技術を開発した、と発表した。低コスト、大容量なデータアーカイブ基盤としての利用を促進するもので、2022年度中の製品化を予定している。 再注目される「磁気テープ」の用途拡大へ 近年、転送速度の高速化および、磁気テープのデータをファイル単位で取り扱うことができるファイルシステム「LTFS」(Linear Tape File System)の普及によって、アーカイブ用途での磁気テープの活用が期待されている。ただ、その性質上、テープ上の不連続な位置にランダム
by Rawpixel ストレージに記録されたデータを管理するファイルシステムは、WindowsのNTFSやLinuxのext4が有名ですが、他にもLinuxで使えるファイルシステムとしてZFSやBtrfsがあります。そのBtrfsを自身のサーバーで5年間使用したMark McBrideさんが、Btrfsを選んだ理由とその使い勝手を評価した記録を公開しています。 Five Years of Btrfs | MarkMcB https://markmcb.com/2020/01/07/five-years-of-btrfs/ Btrfsはファイルの自己修復機能やスナップショット機能を備えた障害に強いファイルシステムであり、企業のサーバーなどで採用実績があります。Markさんは自身のサーバーのデータ容量が増え、ストレージシステムを見直そうとしたとき、BtrfsとZFSのどちらを採用すべきか迷っ
ひょんなことから磁気テープについて調べ始めたところ,大きな変化が起きていることがみえてきましたので紹介します. はじめに 一般的には磁気テープってなじみが薄いと思いますが,最近のものはいろいろ進化していて,優れた特徴を持っています. ストレージに関しては素人ですが,調べてみて目を引いた特長をあげると次のようになります. 継続する容量増加 HDD を上回る書き込み速度 高い信頼性 長期データ保持 使い勝手 これらを踏まえると,写真や動画データを多く扱う個人の方には,大容量 NAS を継ぎ足していくよりも優れたソリューションかも知れません. (ドライブは新品だと手が出る価格ではないのでヤフオクで調達のこと) 以降では,それぞれの特長について順に紹介します. [20年1月17追記] テープの性能向上を支える材料(BaFe磁性体)についてこちらに追記しましたので,合わせてご覧いただけると幸いです.
富士フイルムは9月2日、最大30TB(非圧縮時は最大12TB)のデータを記録できる磁気テープストレージ「FUJIFILM LTO Ultrium8データカートリッジ」を発売した。同社が2011年から磁気テープに採用している、磁気特性と長期保存性に優れる材質「BaFe磁性体」の粒子をさらに細かく加工した上で、テープ表面にムラなく配置し、記録容量を強化した。 業界団体が定める新規格「LTO Ultrium8」に対応しており、最大750MB/秒(非圧縮時は360MB/秒)の高速データ転送も可能としている。テープの長さは960メートル、厚みは5.6マイクロメートル、幅は12.65ミリ。価格はオープン。 テープストレージは、データをネットワークから隔離した状態で50年以上保管でき、サイバー攻撃による破損のリスクを低減できるため、データセンターや研究機関から根強いニーズがあるという。 富士フイルムは今
[速報] AWS DataSync発表。オンプレミスとクラウド間で高速なデータ同期を実現。AWS re:Invent 2018 Amazon Web Services(AWS)の年次イベント「AWS re:Invent 2018」が11月26日(現地時間)、ラスベガスで開幕しました。 開幕に先立って現地時間25日夜に前夜祭として行われたイベント「Midnight Madness」では、AWS DataSyncが発表されました。 Introducing AWS DataSync for fast, simple, online data transfer into S3 & EFS. #reInvent https://t.co/hK8OrLNzVG pic.twitter.com/6iSfeNGYUh — AWS re:Invent (@AWSreInvent) 2018年11月26日 A
Zenlogic障害報告書がリリースされる 本日、2018年7月17日(月)に、かなりの世間の関心ごととなった、Zenlogic高付加障害についての報告が出稿されています。 報告書(全文) Web https://zenlogic.jp/news/status/syogai/cause/ PDF https://zenlogic.jp/pdf/report/20180717.pdf 障害の原因(転記) ストレージシステムを含む、クラウド基盤を提供・管理するヤフー株式会社から、高負荷状態に陥った原因として、以下の報告を受けております。 [概要] 事象A:ストレージシステムのキャパシティプランでの想定を上回る負荷上昇による一時的な高負荷状態 事象B:事象Aへの対応に伴い、二次的に生じた長期間にわたる高負荷状態 [原因] 事象Aに対する原因 (1)2018年6月からストレージシステムに対する負荷
関連キーワード LTO | BCP(事業継続計画) | 災害対策 | ディザスタリカバリ | ディスクストレージ 2017年夏、世界各地は数々の気象災害に見舞われた。この事態を受けて、ビジネスを継続するためには堅実な戦略が必要であるという注意喚起が促された。可用性の高いアーキテクチャが古き良き災害復旧計画の代替になるという無意味な考えに甘んじていた企業は、窮地に追い込まれている。自社から数キロしか離れておらず、同じ災害に見舞われる運命にあるホスティング企業で管理されるクラウドベースの災害復旧サービスを使用している企業も同様だ。 ただし朗報もある。手ごろな方法で信頼できるデータのコピーを作成して、遠く離れたオフサイトのストレージにデータを保管するテクノロジーは存在する。それがテープ規格の「LTO」だ。LTOはメーカーに関係なく、ほぼ全てのライブラリと互換性がある。そして、速度、テープ送り、耐
関連キーワード LTO | バックアップ | クラウドストレージ | データ分析 | ディザスタリカバリ 秘匿性に優れた大容量テープ、LTO リリースを間近に控えたLTO-8(Linear Tape-Open。磁気テープのオープン規格)はテープストレージ(以下、テープ)の容量が前作のおよそ2倍になる予定だ。データの長期保存やオフラインデータ保護の選択肢として注目が集まっている。 LTO-8は、1カートリッジ当たりの圧縮時容量32T(テラ)B、圧縮時データ転送速度最大1180MBps、非圧縮時容量12.8TB、非圧縮時データ転送速度472MBpsを提供する予定だ。LTO-8ドライブの一般販売は2017年中に開始するとみられている。 テープの長所と進歩 テープを推進している人にとってのテープの利点は、容量が大きいことと明確なロードマップがあることだという。テープ規格LTOはほぼ2、3年ごとに新
今年からメルカリでもMercari Advent Calendar 2017と称してAdvent Calendarを始めることとなりました。 初日は id:stanaka / @stanaka がロンドンよりお届けします。 分散ファイルシステムという言葉を聞くと、トラウマを刺激され、うっと頭を抱える人も多いかと思います。私もその一人で、以前にPBクラスまではいかずとも数TBのHDDを数百台並べたシステムのお守りをしたことがあり、日々壊れ続けるHDDに負荷に悲鳴を上げるメタデータDBなどネタには困らない状況でした。そういう時にAWS S3を触ると、「ああ、これは天国だ..」ともはや過去には戻れない思いをしたものです。 最近では分散ファイルシステムを運用しているところもめっきり減っていて*1もう過去の分野かな、と思っていたのですが、ここ数年で「ブロックチェーン x 分散ファイルシステム」という
Amazon.co.jpのオンラインストレージサービス「Amazon Drive」に容量無制限でファイルを保存できる「Unlimitedストレージプラン」の提供が、11月20日に終了した。2017年6月には米Amazon.comでも同様のプランを終了しており、それに追従した形だ。 Amazon.co.jpのUnlimitedストレージは、16年7月に提供を始め、年額1万3800円(税込、以下同)で写真や動画、楽曲、ドキュメントなどを容量無制限でアップロードできるプランだった。 サービス終了後の切り替え先のプランは、100GB~30TBのプランが用意されている。Unlimitedストレージプランと同じ年額1万3800円で利用できるのは1TBプラン。最大の30TBプランは年額41万4000円。 Unlimitedストレージを契約していて自動更新設定をしているユーザーは、有効期間終了後に自動的に
「ストレージ?」「なにそれ?」を変えたい 日本発ベンチャーが“風林火山”で上げた狼煙 「風林火山ストレージ」と名付けた理由は? クラウディアン本橋信也氏インタビュー #1/2 なぜストレージが「風林火山」? 日本のNTTグループをはじめ、海外のクラウド事業者も多く利用している日本発ストレージ製品「CLOUDIAN HYPERSTORE」が、リリース7年をむかえ、大きくアップグレードされました。そのキャンペーン名が「風林火山ストレージ」。販売元であるクラウディアンはなぜ、風林火山×ストレージという異色の組み合わせを選んだのでしょうか。仕掛け人でもある同社COO本橋信也氏に話を聞いてみたところ、そこには「日本国内のストレージへの認知度の低さ」「増え続けるデータ量管理問題」などがありました。(キャンペーン特設ページはこちら)。 「ストレージって、非常に地味なイメージなんです」 ――今日は御社のス
2017年01月05日01:43 (注:商品価格は執筆当時のものです。販売ページリンクにはアフィリエイトを含みます) 高速M.2 SSD初導入にもおすすめな「Samsung 960 EVO 500GB」をレビュー wisteriear コメント(11) タグ :#ストレージ_レビュー#M.2_SSD#NVMe_SSD#レビュー#スポンサード_レビュー#NVMe_SSD_レビュー#SSD_レビュー#M.2_SSD_レビュー スポンサードリンク 国内でも12月に発売されたSamsungの新型NVMe M.2 SSDの廉価モデル「Samsung 960 EVO 500GB」を日本サムスン社からお借りできたのでレビューします。個人的に米尼から個人輸入して先日レビューしたSamsung 960 PRO(レビュー記事)と比較しながらSamsung 960 EVOの性能をチェックしていきます。 Sams
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