2018年は松の明けない内から「Spectre」「Meltdown」と呼ばれる脆弱(ぜいじゃく)性が大きな話題となった。2018年1月3日(米国時間)にIntelやAMD、Armといったプロセッサベンダーに加えてMicrosoft、Red Hat、それにGoogleといったベンダーが一斉にSpectreとMeltdownについての発表を行い、現在もファームウェアやパッチの提供を続けている。 特に大きな話題となり、影響も一番大きいIntelは連日の様にプレスリリースを出すと共に、影響をまとめたレポートや対策ファームウェアの公開などを行っている。それはともかくとして、注目すべきはx86だけでなくARMアーキテクチャも含まれている事だろう。つまりx86アーキテクチャに特有の問題ではなく、最新のCPUアーキテクチャに共通の脆弱性ということになる。 加えて興味深いことにMeltdownについて言えば